ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン561】 金久右衛門 梅田店 (大阪・梅新東) 試作品 ゴールドのつけ麺?? 名称未定

【半分・・・告知もかねまして、新メニューのご紹介です】

 先日、金久右衛門の支店が新たに、靭公園近くにオープンしたとのことですね。なんとなく、春にはあれほど梅田店ができてフィーバーしたのに、すぐ新たな支店にいくのも不義理な思いがします。なので、浮気せずにまた、梅田店に訪問させていただくのです。レビ以外にも相当訪問していますので、かれこれ20回弱は訪問しているはずですな・・・。ということで、今回もレビ目的なく、ただ本能の赴くままに、「大阪ブラック・太麺」を堪能し、さくっと帰るつもりでおりました。

 そうしますと、食べ終えたころに・・・・「もう少し食べれますよね?新メニューの味見なさってくれませんか?」と、少し麺の量を抑えたような「つけ麺」セットの提供をうけました。来週あたりからと思っているので、忌憚なくご意見などとのこと・・・。初めての展開。最近、別の店に浮気してたんだけど、アタクシのこと、覚えてくれてたのね・・・。別の支店に浮気しないでよかった。




【「ゴールド」の「つけ麺」とのこと】

 まず・・・麺より、その「つけダレ」に圧倒的に目がいってしまいます。白濁というか、クリーミーな見栄えと味わいなのです。まず、食して・・・・・「洋風!?」とみまごう味わいです。醤油専門店なのに、醤油の色しとらんがな!しかも塩味と言いたいけど、そう単純ではなさそうだ・・・。コクが独特なのです。鶏とも豚骨とも絶対に違う・・・チーズ感すら後味に感じる何かなのです・・・・。

 ここでよくある・・・有名ブロガーさんならではの対応。「これ・・・○○○使ってますよね」「あ!分かりましたか?実はそうなんです」という駆け引き・・・・・。これをやってみたい!けど、駄舌なアタクシは・・・だめでした(笑)。質問が思いつかない・・・。それで、これは困ったと思い、最この一品のネーミングを伺ったんです。すると、まだ迷いがありそうで、はっきりとは聞けず・・・。ただ、「これはゴールドのつけ麺のつもりなんですけど・・・・、単純じゃつまらんので、思いっきり方向かえてやろうと生クリーム足しました」と言われました。なるほど!これで納得です。それにしてもどうして「生クリーム」なんだろ・・・。

 確かこんなことを、おっしゃってた・・・・。ゴールドは思いのほか塩分が強いので他に何かがいるのだけど・・・豚骨で白くするのはありふれてるし、ここは思いっきり変えてやろうと思い生クリームにしましたと・・・・・。そしてさらに、味に後半味にあきてくるはずですので、薬味に苦労したとか・・・・。そんな思いで、オレンジ色の辛み油があるのですね。以前、試作でいただいたハバネロ入りよりは、柔らかいですが、胡椒??か何か少し足されていますね。これをつけダレに入れると、担々麺のスープのごとく白濁の海に濃いオレンジのペイズリー模様がはじけるように広がります!



【麺は、変えてきた・・・・丸麺だ・・・】

 麺は、ラーメンの細麺より少し太めかな・・・・。最初は、太麺を期待したのだけど・・・・・。しかし、食してみて表面のざらつきが、ラーメンとは違って斬新だし反面・・・らしくないとも言えますかな。それにしても麺のスープとの絡みは問題なくむしろGOODです。芯のない中加水など真ん中でして、くっしり感ありよろしいのではないでしょうか?

 改めて考えると、幅広な定番太麺では、芯がどうしても締めるときに残るのだろう・・・その点でマイナスかも。またラーメン用の細麺は、つけ麺ではどことなく頼りなく思えるかもですね。今回のつけ麺は、丸の断面で、外側から内側にかけての反発も一定ながら、食べ応えも歯ごたえもしっかりあり、あっているスペックと思えるのが正直な印象です。



【具は、普通に鎮座しているが・・・・そうとう考え抜かれたと思うのね・・・・】

 例えば、チャーシュー。今回は、燻しっぽい調理法でこれはこの店では初めてかも。この処理は、このつけダレにはあうと思うのです。通常の名品のチャーシューなら、脂ぎっていてつけダレが重く感じるかもだし、以前のあぶりだと、生クリームと喧嘩しそうだし・・・。また、この店ではめずらしい「梅干し」。これは、後半のつけダレの味にあきるとこの対処か??? また、大葉も備えられているがそのためかも・・・。

 さらにオレンジ色し薬味油だが、前回のハバネロらー油よりもマイルドながら、塩味が若干するのが変化かな。考えてみれば・・・・・・先々月、金醤油らーめんを食していたときに偶然味見として供された「ハバネロ油」のときから・・・・・・、ちゃくちゃくとご店主は、なにかオリジナルを創造してやろうと試行錯誤していたのね・・・。




 総じまして、通りすがりでこれを食ったら「おもしろい!」と諸手で評価するものの、金久右衛門を看板に背負うとなかなか難しいと・・・正直思う。できばえは、理解できるし、欠点もおそらくアタクシなどに言われなくても分かっているのだろうとも思うところをよく感じます。

 「後半味に飽きます」とおっしゃってたが、その対策は実はしている節を感じます。梅干しだって、その為に補助されたものだろうし、大葉だって最初からこれを抜いて先に食べる人はそういないので、後半食する題材として考えて配置されたものでしょうね・・・。チャーシューだって上述の配慮の上、この調理法だえろうし。さらに考えだして、辛味油のトッピング別だしだもんね・・・。

 しかし、大阪ブラックの完成度と比較せんといかんからつらいね・・・。この塩ダレをさらに洋風に食べやすく処理してしまうと、大阪・中津の行列店とダブルかもしれないし、大葉の微塵など工夫しようものならダイレクトに連想してしまう。ひょっとしてもっと空想すれば、京都の城陽市のスーパーなつけ麺すら連想してしまう・・・。さらにまた生クリームを単純に豚骨に変えてしまうと普通の塩豚骨になってしまい「醤油専門」という看板ではなくなるし・・・。白いつけダレに重きを置き、生クリームを豆乳に変えようものなら、三ノ宮の店に似たようなのあるしね・・・・。つまり、「金久右衛門」という看板ゆえに、唯一無二でないといかんため、とても難しいと本当にかんじますよ・・・。本当に、難しい仕事です。

 それを帰り道ずーーーと考えてたんです・・・。だから思うと、「まだまだ伸びしろあるけれど、いろいろ制約あるなかでよくやっている」というのがアタクシの正直な感想。なんか・・・・偉そうですね・・・・すみません。とにかく、「何か違ったことをしないといけないと思いましてね・・・思いっきりにね」というお言葉にすごく惹かれたので、いつまでも、梅田キングのファンでありたいと思いますよ!!

 ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。 きっちりした定番があり、それでこそ新たな取り組みに応援!!(お金払おうとしたけど、結構ですと丁重に断られた・・・・)

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金久右衛門 梅田店

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