昨日からの、内永さん語録の続きです。氏は、英会話スクールの経営者ですが英語力がまづ第一だとは、言っていないのです。英語は単なる道具だと、切り捨ててさえいる・・・。日本語であっても、世界に通用するような仕事してますか?と言われれば、僕は絶句してしまう・・。グローバル=>海外経験=>英語力という単純発想は、100%間違いではないだろうが、ビジネス力も同時に鍛え上げられないといけないと言っているのかと・・・自分の中で整理してます。まず、交渉力とか、チームを取りまとめるリーダーシップとか、プレゼンスキルとか、基本的なことも磨き上げることが、グローバル化の第一歩ですね。
一方、異文化とか、違った考え方をした集団を纏め上げるスキルも、日本人には欠けていると氏は指摘しています。日本で今の仕事をしていても、いろいろ立場や考え方が違いぶつかっているよと言いたいところですが、国際社会で仕事をするというのは、もっと険しいと仰っています。国・宗教・風土・人種が違えば、産まれる摩擦のレベルが違う。この時期に引き合いに出すのは軽率かもしれませんが、日中関係が悪化している中で、中国の方と、感情抜きで相手の立場を理解し合って、創造的に物事を進めることが、いかに大変か・・・想像するのに難しくないでしょう。
少し話がそれますが、言い方を変えれば、ドメスティックにしか考えられない者同士では、何も解決策が産まれないでしょう。外交問題は、所詮、国内問題の延長線上のことだから、国内が不安な時期でまずこれに対応しないといけない時期には、・・・・まとまりにくいわけですね。
グローバルな人材とは、英語以外にも何か世界に通用するを身に付けること。そして、国内にとどまらず、国際的な広い視野を獲得すること。そうしみじみと考えさせられた夜でした。