ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3208】 麺屋 ねむ留 (東京・本郷三丁目) 赤鶏と蛤の淡麗中華そば 〜隅々まで明るい旨味のコンテンポラリー醤油そば

<日曜日の都内お散歩〜・・・はや薫風を感じて寄り道ラーメン>
 
 何も予定がない日曜日の朝。ブラインドの隙間から見える青空が余りにも澄んでるので、都心を散歩してみました。過去のレビューで幾度か語っておりますが、私は中央・総武線御茶ノ水駅から四谷駅までの区間が大好きで、こういうところで青春を過ごしたかったのであります。いまでもふらっと何の気なしに散歩しては、カフェによったり、古本屋をのぞいたり・・・・喫煙コーナーで休んだり、そんな非生産的活動が一番リラックスできるのです。
 

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 そして、ゆったりとし過ぎて何か腹に入れたくなった。本郷界隈に移動しても飲み屋はパッとしないので、ラーメン活動にしましょうかねー。でもなんかピンと来なくて・・・。唯一営業してるというだけで、こちら「麺屋 ねむ留」さんへ。こちらも有名店ですが、私ここ数年で食えなくなったラーメンがありまして・・・それが「烏賊煮干」というジャンル。体調の変化なんでしょうが、極煮干はガンガン食えても、烏賊煮干だけがダメなんです。しかも、以前は新橋で結構食ってたのにです。その「烏賊煮干」が一番人気の「麺屋 ねむ留」さんだったので、ずっとスルーしてたんですよね・・・。
 

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 ところが、この日、ネットで見てみるとこの店の「赤鶏と蛤の淡麗中華そば」の露出度が増えているのに気がつきまして、だったら寄ってみようか・・・という流れですよ。しかも、味付き和え玉風の「そのまま食べらえる替え玉」なんてのもありまして、放置していたら結構メニューが進化していて、これなら行くしかないでしょ。
 

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<貝の出汁感に円やか醤油がさす感覚!鶏油の甘さも加わり、かなり明るい醤油清湯!>
 
 訪問しますと、近くに神社があって、軽く黙礼してから店前の行列に直結します。歳取るとこういう信心深さが湧き身についていく。若い頃の自分に何千回説明しても、全く理解できないことを、今自然とやってしまう自分がいる。朝起きて空が澄んでいるのに感動するのも同じことなのでしょうか。目は歳を重ねるたびに霞んでいくのですが、霞みに向かう目から見える景色は、より鮮やかに感じる。そういうもんです。・・・・しみじみそんなことを考えて、店前で待っていた。しかし、誰も呼んでくれないので、そろそろかなと勝手に店に入って、券売機で食券を購入し、適当に座りました。なんでか配膳が前後しましたが、ようやくお目にかかった麺顔はこんな感じです。
 

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 おおお!やけに眩しく感じる醤油清湯!。まさに澄み切った青空に匹敵するほどの、琥珀色のスープ。トパーズの煌めきのようです。さすが東京都心の人気店。今風のセンスで磨きをかけたような、ワックス感が素晴らしいです。こんなの、ふらっと寄り道くらいで食えるのだから、東京の懐の深さを知る。
 

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 さてそのスープですが、これは確かに万人にウケる演出です。ベースは明らかに鶏ガラ感ですが、スッキリしたキレを感じるほどに淡麗な味わい。乾物のエキスもシンプルな割り切りを感じます。煮干主体の甘みではないね。それよりも、きめ細かくまろやかな味わいが、意識を占めます。鶏ガラベースとくれば、鶏油の香味。しかしそれも、女性のメイクで言えば昼間仕事向けのナチュラルメイクで、決して夜の女子会かパーティー向けのちょい派手メイクな鶏油でもない。
 
 それよりも、じわじわと意識を拡大させてくるのは、貝系の滋味。これがなかなか沁みるのであります。夜寝る前の補修メイクみたいな、すっぴん地肌のような感覚が美しい。そうなんです!もし味わいという生物がいたならば(妄想の世界)、その生き物の細胞自体を生き生きとさせるサプリメントのような、心の温まるを感じる旨味の広がりです・・・・(回りくどいー)。
 

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<菅野製麺:密度感低く汁を吸い込みがちに見えて、実はグルテンの風味残すクシクシ感覚!>
 
 店前で待っている間、菅野製麺のオレンジ色の麺箱が目に焼き付いてしまった・・・。オレンジ色と言えば、東京ドームが近いけど。
 
 この麺は、個人的にはいいね〜。個人的には、ギャップが面白かった。まず箸でリフトしてみると、清らかできめ細かい漆喰のような様相。汁を吸い込んでいるのがありありと感じて、食う前からグルテンが、咀嚼時に唾液の分泌で、糖分に変化するくらいのことを予定してしまいます。そんな頭の中で一口食らうと・・・・これが意外に、粉感のような風合いが広がるから驚く。
 

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 パツパツ麺でこういう展開は、すんなり受け止めるけど、こういう感じはあまりないなー。ここ来る前に寄ったサイゼリア、そこでで飲んだビールの酔いが回ったのか・・・・ちょっと妄想モードに入りがちだけど、美味いのは美味い。これで、油そばを最近開発したというから、そっちの方がすでに気になり出してる私です。
 

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<玉ねぎ微塵も三つ葉も想像以上に仕事をする薬味>
 
 全体的には、スープも麺も、全体的に明るい味わいがナイス。照明の加減でそう見えているのではなく、本当に蛍光灯のような明るさがあるよ、この味には。そこで、カイワレや三つ葉の薬味は、ステンドグラスのような味の煌めきでしっくり来ます。スープにフレッシュさを移しつつ、麺とは絡んで歯ごたえにアクセントを与える感じ。玉ねぎが特に、印象に残ったので、あえて記させてもらいました。
 

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<今風王道の肩ロースレアチャーシュー旨し>
 
 当分、このタイプのレアチャーシューは、都会のラーメン界では隆盛するでしょうね。だって、肉料理の本質ってな感じもしますから。備えてあるペッパーミルを使いましょう。スープに軽く潜らせるくらいにして、あとは丼の端に寄せておく。そこをミルでパパッと挽く。そこを手早く食らうと、チャーシューであることを忘れるくらいの、肉料理感ですよ。ぜひこれは、単独で工夫して食った方が良いです。個人的には・・・。 
 

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 総じまして、「隅々まで明るい旨味のコンテンポラリー醤油そばと言うイメージかしら〜。とにかく、この一杯は、烏賊煮干とは真逆の明るさがいい感じ。むしろ、烏賊煮干をくりなしながらも、こういった真逆な一杯も仕上がるという、懐の深さを知ります。ここはまた来たい!。今度は、肉を精一杯に丼の周囲に飾って、和え玉もろとも食いたいと思っております。とても都会のラーメンという感じがしましたが、これも絶対にアリアリ!。烏賊煮干と並ぶ二枚看板で、今後も頑張って欲しいと思います。そんな応援を込めて、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   ゆったりと
   提灯揺らす
   薫風が
 
 
   空腹誘う
   むね留の拉麺
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 
YouTubeにまとめてみました!
 
 

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