ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3209】 中華そば 勝本 (東京・水道橋) 塩そば ~和魂感じる貝出汁感覚!柔らか煮干しが明るく包むハイコストパフォーマー!

<板前的凛々しさ漂う雰囲気〜いいね〜〜>

 昼過ぎまで仕事してましたが、妙に清々しいー。週末近いし、天気も晴天で乾燥しているため気持ち良い。それに・・・思いのほか、仕事が上手く進んだので、いわゆる心地よい疲れというやつです。こういう時の昼飯は、いいもん食いたい。神保町界隈に出没してみたけど、未訪問店開拓という、前向きな気持ちも発動し、今回は水道橋近くまで歩いてしまった・・・。そんな「中華そば 勝本」さんです。
 

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 おいおい・・・それにしても、この店はこんなに行列店だっけ?。午後2時を回ろうかという時間でも、外に10名ほど並んでます。人気の定着ぶりがすごい。ほぼビジネスマンだけです。店内も広いので相当な数。スタフの数もそこそこ多いんだが、回転はそこそこのようです。しかし、待っている客に対する態度や声とか、店内でのキリリとした接客がナイス。割烹へ行ったみたいに、丁寧におしぼりまで出してくれますよ。居心地がいいのは確かのようです。そんな中で、今回は、「塩そば」というシンプルな一杯をいただきました。
 

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 750円也。都心でこのロケーションではなかなか頑張ってますね。これでツボにはまれば高評価なんですがー。期待すると下げモードになることも多いため、極力気分をそらしながら待つことにしましょう。
 

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<淡麗のようで柔らかい煮干感覚に、ジワリとアサリの滋味が広がる清涼感>

 広めで奥行きもあるカウンターは、とても磨かれてる。割りばしもなんか高級そうだし、テーブルセットもちゃんと揃っている。こういうところからして、やはりキチンと仕事をする店なのだねー。結局期待モードに入ってしまうところで、配膳が完了。それはこんな麺顔でした。
 

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 おおお!見るからに穏やかな表情。麺がスープに完全に沈んでいるため、スープカラーの色合いから入りますが、霞んだ鶏清湯と言う感じで、いかにも魚介系のしっとりさを表現しています。チャーシューのレアっぷりも非常に見慣れた質感の高さ。糸唐辛子などの飾りつけもありますが、何と言っても中央にある黒いペースト状なのが気になる。
 

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 まずはレンゲでスープを味わいますが、「柔らかい淡麗感」ですね。少し因数分解すると、鶏ガラ系のベーススープは芳醇すぎないでスッキリとした味わい。そこが少し淡麗なイメージ。また煮干しが苦味で尖らない煮出し方で、甘味をゆったりとつたえるような淡い感覚。そこままた淡麗なイメージ。そして塩そばというから、塩だれのパンチがあるかと思ったけど、実はカエシが表に出ず、塩気を探したら旨みにぶつかったという引き際の良さです。そんな塩気も引き際がよいことから、柔らかいイメージも出されているのでしょう。
 

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 そして問題の黒いペーストに箸を延ばす。先っちょに少しつけて味わう。少なすぎてわからん。もう少しつけてみるか・・・・それでもよくわからん。なので邪魔くさくなってスープに全部溶かしてしまいました。するとここからは、貝系の滋味が力強さを増します。冒頭で淡麗と思っていたのは、実は貝の影響力が強かったのだ!。そして、このペーストは不思議なことに、スープに溶かした方が力を増します。溶かす前の貝エキスが、高速増殖炉原型炉で一気に貝エネルギーを爆発させるようです(妄想・・・話半分以下に)。
 

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 旨い・・・味がカオスだ・・・。固形物を一通り胃袋に収めた後、ゆっくりと丼にクチをつけて、拝み上げるようにグビグビと飲み干してゆく。鶏の豊かさと煮干しの甘さ、アサリのエキスが滋味となって広がってゆくなかで、麺から吐き出したような炭水化物の風味で余計に円やかに感じます。海苔の残り香もあったりして、実に芳醇。白飯もらってスープ茶漬けにしても良かったかもね。
 

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<浅草開花楼:気持ちの良いほど明るく華やかな多加水モチモチストレート中太麺!>

 やや淡麗で地味な麺顔ですが、そこから麺をサルベージすると、明るいモチモチ地肌が一気に浮かび上がる。今まで静かに沈黙し沈んでいたパワーが一気に放たれるように、中太ストレート麺がやけに明るく感じます。浅草開花楼の多加水麺。角麺がふくれっ面したような見栄えで、太い麺線が魅力的です。切り口が正方形でなく少しだけ長方形にも感じるのですが・・・。 
 

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 密度感はそれほどでもなく、前歯を当てるととても柔らかく千切れてゆきます。奥歯へ送ってプレスしても楽にクチリと潰しこめて、汁と旨みを吐き出します。サイズの割にはスープの持ち上げもよく、ライトな口当たりなので、ズボボボボボボっと安易にすすり上げます。とても素直な粉の風味に好感が持てます。つけ麺にして、締めると、このモチモチさがどのように感じるのかと、すでにそっちに気分がはやる・・・。
 

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 海苔を巻いて食べました。なかなか風味がよくダレにくい肉厚タイプでして、バリっとする外側と、モチっとする内側の歯応えギャップを楽しんだあとに、海苔の風味が広がって旨し!。またその後は磯の味わいに麺の甘味が楽しめて、これは海苔増しして麺を食らうのもありだなと感じる流れでした。



<シルキーな肩ロース肉!スープ染みこみレア状態が微妙に変化・・・それが旨い!>

 ひょっとして手違いか正解なのか?。肉が5枚もあったよ!!!中に沈んでた。デフォルト750円ではありがたい思いをしました。しかも質感も悪くない。筋肉質が多い肉だが、柔らかさと味わいの甘味がしっかりしていて、これは肩ロース肉なんでしょうね。今は主流になりつつある低温調理の技法。自然な薄味が肉本来の味わいを引き立てる感じですね。しかし、少しだけスープの中に放置するのも手です。少しスープが浸透して、色変化しだしますが、適当に引き上げて食いましょう。スープの旨みと、半レアから茹で上がる手前に絶妙加減が、実にうまい! 嗚呼日本酒が欲しくなる!。
 

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 総じまして、「和魂感じる貝出汁感覚!柔らか煮干しが明るく包むハイコストパフォーマー!」と言う、感じたそのまま何の捻りのないまとめで、ごめんちゃい。なるべく期待しないようにして、期待してしまったが、それを上回りましたよ!。仕事も上手くいって、ラーメンも旨くいったので、今日は何という日だ!。それは13日の金曜日仏教徒だから関係ないのだった。ともあれ、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。


   プレゼンも
   区切りがついた
   昼下がり


   仕事山越え
   塩そば旨し



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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藝人春秋2 上 ハカセより愛をこめて

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