ラーメン食べて詠います

仕事の合間に悩んで食って詠います・・・

【今週のラーメン2774】 ラーメン二郎 三田本店 (東京・三田) ラーメン・カタメ・ヤサイニンニク

<夕方は狙い目の総本山>


 午後四時過ぎに、放り出された浜松町。中途半端な時間帯。もう仕事する気もないので、近くの秋田屋で呑んだくれようかと思うけど、ダメダメメンズに陥りそうでやめときましょう。で、残った選択肢は、当然「ラーメン」でして、この時間なら、個人的には新橋大勝軒か、二郎総本山夜の部しかありますまい。じゃ!久しぶりにお参りしようかと、行列覚悟で行っとこうと思うラーメン二郎三田本店です。それが、開店10分前に着くと誰もいない。余裕ぶっこいて久しぶりに総本山シャッターとなりました。5時を回っても満席にならない。最近の慶応生は、大人しくなったのかもしれませんね・・・・。







 券売機のある側の一番奥の席に座ると、相変わらずカウンターが手前に少し傾いているね(笑)。肘を突くのも躊躇います。プラ券を置いて、カタメで・・・と短く伝えて待つ。夜の部主人のジュニア氏と助手さんたちの、仲の良い会話に包まれた、とてもフレンドリーな空間がいいね。会話を続けながら、中ではジュニア氏が豚を次々と包丁で切断し準備を続ける。そういえば、以前は総帥がステンレスのシンク直置きで、豚をぶった切ってたっけ??。ただ、まな板の上で切られる豚をボーっと眺めて過ごすだけで・・・この日も一日中、走り回ってしんどかったー。












汁:「非乳化醤二郎の王道感!豚骨の滑らかさにカネシの塩気がマイルド!何故か緑色したニンニクが刺激少なめで好印象?」


 思い起こすと初めて、二郎総本山を攻めた時は、多少の緊張を覚えたものです。増量を意味する呪文を唱えた挙句、食い残すと罵倒の嵐を受けるか、ラーメンレビュアーとして抹殺されるのではないかとか。ところが「マシマシ」とは言わないが、普通サイズならこれでも難なく食えるようになったのだから、二郎もハマれば奥深いです。あの頃はただ「食い切る」ことが指名だったような気がしますが、今では「味わえいながら食う」のですから、私も随分と沼にはまり込んだわー。







 総本山の醤二郎は旨いねー・・・に尽きるかも。非乳化でカネシ強めなスープには、じっとりとワイルドに豚骨のエキスが溶け込んでいるものの、どうしてこんなにスムースに食えるのか。ベースの豚骨煮出しと、背脂溶け込み上層部を、二段階に分けて丼に注ぐスープの溶け具合が、これまた素晴らしい。脂の旨味と塩気の妙が一体化するのに、そういう場合は普通繊細に捉えるところを、ガツンガツン!と味蕾の全てに打ち込んでくるような感覚に酔いしれます。







 ところが食い進めるとともに、ヤサイの汁の加わりが増し、また麺からくるオーションのエキスがスープを濁らせ糖分を含ませてゆく。つまりは「さっぱりしつつも、甘味で濁る」ような感覚になってくる。こうなったらも味のカオス。旨味の複雑さは私の脳(延髄)までも撹乱させるような、痺れさせるような感覚に襲われます。







 さらに、今回のポイントは「ニンニク」。私の勉強不足かと思いますが「緑色したニンニク」でございました。単に染まってるだけなのか、そうではないのか。厨房をチラ見すると、確かにいつもの黄色い刻みニンニクがあるのだが、その上に緑色したニンニク刻みがあって、混ぜているのか、そうでないのか・・・・・。気のせいなのか、今回のニンニクはビリビリ刺激が少なかったような気がしますが、目から入る情報で、味の感じ方は相当変わるので、なんとも言えません。












麺:「カタメコールでちょうど良いデロデロした麺表情!オーションの風味も少しばかり感じるか??」


 いちびって、麺をカタメでお願いした。「いちびる」とは、関東で言う「イキがる」に近いのかな。それに「お茶目なバカっぷり」なニュアンスを足せば、「いちびる」に近い意味いなるかもしれない。こんなコールも、数年前には恐れ多くてできなかったりしてた。なので結構ワクワクして「総本山のカタメの麺ってどうなのか!」と期待して食ったのだけど、これが意外に普通っぽいカタサで、正直申して軽い肩透かしを受けたかもしれません。カタメのストライクゾーンに、ギリギリ入ったストライク。







 あとはいつもの二郎のオーション麺の風合い。でろっとした風貌もそのままで(当たり前か・・・総本山なのだから)、すすり食うというより、箸で運んでワシワシと食う感覚。その最初のひと口に、カタメのニュアンスを感じとることができます。汁をすう前のグルテンの風合いを楽しめます。あとは、豚骨脂とカネシにまみれた「粉もん」を食うイメージかな。この「粉もん」感覚には、私のような関西オリジンの麺食いは、はまってしまうのかもしれません。












豚:「タレが良く絡んでいて旨し!ブロック3個で満足感!」


 二郎に美しさを求めない。いや、むしろその美観を求めないスタイルがクールと言えるのか。トッピングにもそんな魂の欠けらが感じ取れます。まず豚ですが、チャーシューと呼ばず「豚」と呼び捨てにするようでいて、敬愛を込めている。最近、腕肉に当たる部分にありついた記憶が薄いが、ロース肉が乱暴だけどしっとりとしているのです。筋とコラーゲン部分のやや硬い部分もあれば、筋肉質のフカフカっぽい部分もランダムにある。それが「塊ブロック」としてゴロゴロっとあるから、男としては、眺めて萌える!食うことに燃える!。いやー、デフォルトでこのサイズで、3つもあれば十分でしょう!。神豚とまではもうしませんが、さすがは総本山。かなり上位の豚を提供してくれます!。












ヤサイ:「クタリとした加減とキャベツ配合やや多く、甘くて普通に美味しく食える」


 ここもファンの方々が萌えるポイントですね。私は、個人的にキャベツが大好きなので、キャベツ比率が高いと評価も連動してしまいます。そして、もやしについては「シャキシャキ」度合いと比例して評価アップな人間です。そんなマイ・パラメーターで評価すると、キャベツはそこそこ多めで、モヤシはクタり気味となる。BCGのポートフォリオで言うと「問題児」という範疇かな。さてこれを、モヤシシャキシャキにすれば「スター」になるのだが、『そんな計算で完成された二郎はつまらん』ともいきなり思えてくるわけです。日々の変化や偶然には、季節感や天候の変化もあり、そこに作る側、食べる側の都合や体調もあったりして、日々微妙な範疇で味わいが変わる。だからラーメンが面白くて、こうやって食べ続けているのかもです。


 最近、完成度を極めるラーメンが多すぎて、似たような淡麗系が多くなってきたような気もしますが、二郎がなぜ長年愛されているのかは、そういうところにあるのかもしれませんね。(いかん、今酔って書いてるから、オレ語っちゃってるよー:汗)







 総じまして、「揺るぎなき大食い開放感!週に一度のアミューズ麺!」と言う何だか訳わからんまとめでごめんちゃい。日によって混み具合は違うと思うけど、夕方はやっぱり狙い目でしょうね。外で待ってても10分程度で座れる様子だったし、これならまた近いうちに来ようかと思えます。このあと、帰り道にブレスケアを購入し、何かそれを飲むものをと・・・探すつもりが、ハイボールバーに入ってしまったけど-_-b。ま、短時間だけど、羽目外して気が晴れました。明日もまた頑張ろうという気になれますねー。と言うことで元気をもらったところで最後に詠います!。



   空腹に
   耳を傾け
   歩む三田


   ガッツリ満足
   比類なき哉



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



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