ラーメン食べて詠います

仕事の合間に悩んで食って詠います・・・

【今週のラーメン2764】 まるえ食堂 (東京・東小金井) 貝そば 〜仕事ぶり間違いなし!デフォルトでしっかり800円は取れる逸品!

<くじら食堂のセカンドブランド! GWだからのほほんーっと寄ってみた>


 この店の情報を知ったのは、すでに関東を離れてからでした。何と、くじら食堂のセカンドブランドが、定期的に営業開始とは私個人的にはこの大型連休の中ではビックニュースだった次第。早速に東京に帰った翌朝に並んでしまいました。それにしても大行列です。開店前には30名ほどおられたでしょうか。一時間ほど待ってから、ようやく実食が叶いました。行列で待っている間も、鶏とか貝の煮出しを感じる香りが、風に漂ってくるし、暑くもなく寒くもなく・・・本当に心地よい気分でしたから、そう並んでいても苦痛でもありません。盆と正月よりもはるかに自由に過ごせる時節に・・・こんな崇高な一杯をいただくことに、じっくり時間をかけることができる幸せを感じたー。







 個人的思いとしては、「くじら」食堂だったら、セカンドブランドには、「まるは」として欲しかった(笑:大洋ホエールズ川崎球場時代)。ご店主の出身地か何かの語呂合わせらしいのですが、待つ間はくだらんことを考えるのも楽しい。シピンや、松原、田代、平松が活躍していた時代を、青空眺めながら思い出していたがー・・・。












汁:「貝エキスのじわじわ感がたまらぬ!その一方で鶏油のような艶めかしい旨味も芳醇!」


 行列前後に、ご店主の顔なじみや常連さんがおられたらしく、その会話を聞いていると・・・「とても緊張しました」という言葉が印象的でした。このスープを仕上げて提供するのに、相当に意気込みを感じます。食う方は無責任でお気楽なものだから、そんなのを微笑ましく聞きながら、完成されたそれを受け取ります。麺顔としたは、まあ気合い入れて探せばどこかにあるようなオーラ感で、それほど唯一無二という感じはしません。しかし、スープを啜ってからは、その味風景に、強いオリジナリティーを感じざるを得ません。







 まずその名の通り、貝の出汁が深い。これを滋味と言わずして何という。連休の解放気分によって、大量飲酒が引き起こされ痛めつけられた私の肝臓が、喜びを感じているように、体が嬉しくなるエキス感。それだけでなく、なんとも濃ゆいタウリンを吸収したかのように分厚い旨味に襲われます。麺をすするよりも、スープをそそる方が進んでしまうので、中盤あたりから汁が足りなくなるほどに。貝エキスと塩だれの結びつきが旨さとしてはたまらない!。もっと醤油感覚あるものと思い込んでいたのですが、まるで白醤油のように、酸味抑えめなさっぱりカエシ感覚が、ナイスな醤ダレであります。







 また、メニュー名からスルーされてますが、鶏エキスがそこそこ芳醇。鶏ガラもブランド地鶏を使わなくとも、こんなにすっきりとしつつも芳醇な動物系味わいが深いものです。また、これは香味には鶏油が投入されとるのでは?。動物系のコクの中には、色気すら思える鶏旨味が、貝だしとせめぎあっているような感覚なのですが・・・。












麺:「密度をやや下げたような上品なストレート細麺!汁を吸わせて食おう!」


 三河屋製麺の麺箱を見てしまうと、パツパツ歯ごたえをイメージしてしまうんですが、こちらの麺は、スキニーな細麺ストレート。密度感は低くとも風合いはじわっと感じる前半の味風景がとてもナイス。これがあっという間に、スープの旨味に絡んで浸透する。そこからが旨さの始まり、一丁目一番地。貝エキスは麺に浸透し、鶏がらエキスは麺に張り付き、後半になれば一体化するような・・・・ストーリー性がある感じ。大盛り不可というのが、また夜の部とは区別した感じです。腹減りすぎたら替え玉制で対応しましょう。







 後半になる程、麺同士がまとまりあうので、スープの持ち上げがよろしい。二八そばでも啜っているかのようにズボボボボーーとライト感覚で啜りあげられます。口当たりよりも、喉奥の駆け抜ける感じが印象的。でも美味いので噛み締め味わいながら、ゆっくり食いたいものの、啜り上げる快感にはどうしても抵抗できず、飲むようにして嚥下したのは勿体無いなーー。












具:「淡くスパイシーな肩ロース肉!赤身部分の感触がネ申なのだー!」


 小松菜と細メンマも質が良く、このフレッシュさと淡白さに、箸休めとしてはとても重宝させてもらいました。そして肉はというと、肩ロースと思われる、脂と赤身が混じり合ったような感覚です。ちょっぴり洋を感じるようなスパイシーな風合い。ここが貝だしのフィーリングとバッティング思想に見えて、実はそれらは馴れ合わないため、すっきりと箸休め的にも食える肉です。







 これがまた・・・赤身部分を食うとフレッシュさと熟成さと相反するような味わいの深さが良いねー。日本酒か、白ワインが合う。そんな崇高かつ柔らかい味わいと歯ごたえがとても印象的でした。












 総じまして、「仕事ぶり間違いなし!デフォルトでしっかり800円は取れる逸品!」と言う感覚でしょうか。800円と700円のラーメンの溝はとても深いと思ってます。いわゆるコストパフォーマンスというやつですが、味わいが一定なら「価格」と「満足」は反比例。ところが味わいが変数ならば、これが高いほど「満足」が比例するわけで、「価格」もレベルによって閾値が定まるようなイメージ。この味わいなら、800円は超えたところにその閾値があると思えてなりません。一方で「また来るか?」と自らに問うことでも、レベルを確められる。これなら是非!ということに。できるだけ早めにとなれば、その上だわ。ともあれ、プレゼンスは高い一杯ですので、この大型連休で余裕時間のある麺好きなら、激しくオススメの一杯でございます。これ食ったあと・・・気分が良いので、髪切りに行きまして一層爽快。春の貝だしは、人を幸せにするね・・・・ってな気分を思い出しながら詠います!。(結局、QBハウスが混んでて、待ちくたびれて、今暇つぶしにレビュー仕上げてる)



   五月晴れ
   行列しつつ
   うたた寝



   薫風混じる
   貝出汁香りて



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



関連ランキング:ラーメン | 東小金井駅新小金井駅