ラーメン食べて詠います

仕事の合間に悩んで食って詠います・・・

【今週のラーメン2612】 麺屋 彩香 (東京・保谷) 味玉醤油

<マイナーなロケーション、メジャーな人気>


 めちゃめちゃ寒い休日は、布団から出るのも億劫になり、午前中は無駄に潰してしまいましたー。疲れてたのもあってね。つまむ程度軽く食べて、図書館で調べ物する前に保谷へ遠回りして、久しぶりに「麺屋 彩香」を訪ねてみました。こちらは、非常に怪しいビルテナントの一番奥のスペースにある。最初、ここで開店しようと思ったこと自体が不思議というか勇気を感じます。かなり昼飯としてはピークアウトした時間帯なんだけど、入店すると一人分しか席が空いていないという盛況ぶりです。着実に人気店となっております。食べログでもかなりの評価をゲットですねー。今回は、「味玉醤油」とさせていただきました。








 混んでて私は暇してたので、色々観察してしまいましたが・・・こだわりがすごいのね。醤油と塩で、「味玉」「薬味ネギ」は、別々のストックから取り出して配置しておられましたよ。すげぇ。味玉のつけダレが違うのでしょうね。塩に醤油が混じる、またその逆を避けているのは何となくわかりますが、薬味ネギまでのこだわりには、背筋が伸びる思い。楽しみが高まります。












汁:「醤油の熟成度合いがジンジンと伝わるボディーに、鶏油の半端ない艶やかな味わいが濃ゆい味わい」


 何と言ってもお一人で全てをオペレーションされてますから大変です。洗い物もしながらですから、多少の待ちは必要です。でもBGMのミスチル聴けば何となく気が楽になってくるし、次回のカラオケでは久しぶりにミスチルもいいな・・・・なんて考えていると配膳が完了してしまいます。丼の形とサイズ、スープの琥珀色、鶏油の甘めの香りに、細麺の流れ・・・などを見ると、一瞬で「神奈川淡麗系」のニュアンスを感じてしまいます。







 体調と気分の問題なのでしょうが、今回は特に醤油の香りが分厚くて非常に痛快に楽しめました!。決して各地に散在する「ブラックラーメン」とは別物で、醤油が研ぎ澄まされたというか、熟成甘味にキレがあるというか、とにかく「醤油がうまい!」と思える明確さ。これが好きです。絶対に酸味があるはずなのに、甘味によって忘れさせる。そば感覚の醤油だれに鶏油が入ることで、ベースと鶏ガラエキスと共鳴し、動物感を高める。と思っていたら、この落ち着くような旨味と香りは何だ・・・とか考えていると、ふわっと昆布系の旨味を思い出したように感じたりして、きっと節系の旨味も溶け込んでいるはず。進化とはいわないけど、少しづつ醤油アピール度合いが以前より増しているのかも。うまいのは知ってたけど、今回のは上振れを感じるほどにうまいっす。














麺:「しなやかさと風味が両立するストレート細麺、汁の吸い込みが良いタイプ」


 麺の湯ぎりを見ていると、今はなき町田の名店店主のオールバックを思いだすねー・・。こちらのご店主はそれとは真逆なストイックさを感じるので、両手を広げてブーーーンなんてポーズは決して取らないと思うのですが。そんなことはさておき、麺のうまさに浸ります。鶏油でコーティングされたような気分さえ思えるツルツル感覚が秀逸すぎます。口元に当てただけでライトな滑りをイメージできてしまうし、またこれが「香る」のよマジで、鶏油を。そしてゆっくり啜ると、スープの持ち上げの良さが際立つし、すでに半分汁を吸い込んでいるような「しなやかさ」が感じられる。すすっていて楽しい。







 前歯を当てて力を入れるまでもなく、プツプツっと小気味よく切れ込み、奥歯へと運んでプレスをして見ると、クチリと潰れる。そして、麺のグルテン感覚と出汁の旨味感覚との一体感を感じます。白飯を主食としている日本人は、炭水化物の甘みと別のエキスの一体感を口の中で感じるセンスってのがあると思うのだけど、思い込みと表現がオーバーなのかな・・・。ともあれ、芳醇鶏エキスを含んだ炭水化物は、テッパンのうまさには違いないはず。












具:「宝石のように輝く卵黄の深いオレンジ色の卵黄が濃厚!スープの染み込んだバラ肉の甘さで酒も欲するが・・・」


 こちらは、酒類が一切なし。それでいいと思う、この店ならば。でも、チャーシューがうまいとつい酒を欲してしまうのは、アルコール中毒なのでしょうか私は。少しエキスが抜けても芳醇な旨味のあるバラ肉スライス。ここに醤油スープが混じって吸い込むと、これがうまい。私は、しゃぶしゃぶでも、ステーキでも、カツ類でも、肉には「醤油」をかけてしまう人なので、こういうチャーシューのシチュエーションは、大好きなのです。この店はチャーシュー等トッピング追加ボタンもないので、誠にストイックです。







 また味玉が良い・・・。既述の通り、スープに合わせて分けて管理している徹底ぶりとこだわりぶりですもんね。卵黄のトロミからスカッとしているぶぶまでのグラデーションが素晴らしく、味わいの深さにも魅了。おまけに白身までふわっとしていて、甘みを感じるほどの出来具合。泣けます。味玉がうまい・・・。












 総じまして、「東京西エリアでは真似のできない神奈川淡麗系醤油セット」という感じでしょうか?。久しぶりに食ったけど、やはり質感の高さと完成度には、あた唸らされました。ここまで人気が落ち着けば、バイト君なんか入れても良さそうなのになーなんて気もしますが、そこがご店主の真面目というか、一人仕事のこだわりなんでしょうかね。丁寧な仕事をこれからも続けてください。応援だけでなく、ちゃんとまた食べに来ますから。と言うことで、さらっと詠います!


   重い雲
   雪が舞い降り
   息白く



   路地裏奥で
   嬉しき温麺



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


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