<名物ピロピロ麺を敢えて選ばず、限定ストレート細麺!>
週末に、ちょっと図書館で調べ物をしようと出かける前に、少しだけ腹ごしらえをするつもりで、中央線沿線のラーメン検索をしていたところ、「くじら食堂」さんの限定があるのを知ってしまった!。これは、辛いものを見てしまった・・・と思ったら、その数分後には、東小金井駅方向に向かってチャリのペダルをこいておりました(笑)。それが開店時間を間違えて(11:30のところを11:00と)早く着きすぎてしまいましたが、すでに行列が発生しております(汗)。私と同じようなラヲタっぽい空気も感じましたが、どちらかと言うと、家族連れとか地元民という感じの方が多く、地元に溶け込んでいるのがわかります。
こちらのお店は北側を向いておるので、待つ時日陰で寒いのよねー。外用電気ストーブも置かれているんだけど、部分的なので追いつかない・・・。風が強いのをずーっと待ち続けるが、他客の子供さんも実に辛抱強い。これくらいで大人が寒さでブツブツ言っていたらいけないわな。今回の限定は、「生姜醤油」と「海老塩」の二種。生姜醤油は以前にも見たことがあるのですが、海老塩は珍しいと思いこちらをチョイス。そしてもう一つの理由として、海老塩での「細麺」を味わって見たかったということ。実はこの店の細麺は初めての体験です。
汁:「さっぱり塩気の優しいベーススープにも穏やかな海の香り、海老だれのザラつきも嫌味なく、そして香ばしく!」
ツイッターで麺顔はすでに知っていたのだけど、実物を見るとやはり色気があります。じっとりとした海老タレがかかっておりますが、甲羅をすりつぶしたようなザラつきが見て取れる。そしてその色合いも鮮やかで、いわゆる「海老茶色」という日本的色彩が実に美しい。そんな海老茶色の赤と補色関係にあるのが、水菜の「緑色」。その上に糸唐辛子の赤もかかっていて、色彩的には申し分ないサンドイッチ的なバランス感覚です。
海老だれが混ざる前に、ベースの塩スープを味わうと、おお!と唸りがこぼれそうになる程、穏やかな塩気。こちらの塩ラーメンは以前にも度々食しておりますが、とっても優しいので人によってはすっきりし過ぎると思うかも。しかし微妙に海老の風味がすでに映っているのか、はたまた別にタレを加えているのか、ほのかに海を感じるようなエッセンスがすでに滲んでいます。それでも鶏ガラのしっとりした旨味も滲んでいるので、非常に食べやすい仕上がり方です。
海老だれが混ざると一気に味風景が変わります。海老のざらつきが舌を支配し始めます。そして、海老独特の香ばしさが広がる。海老はとてもクセが強いので、度が過ぎると遠慮したくなる傾向があるけど、濃厚な味わいのままクドく感じさせない引き際を感じさせる仕上がりが見事です。海老味よりも「海老の香ばしさ」が際立つという感覚でしょうか。また、トッピングの「水菜」との組み合わせも良くて、さっぱりした青みの味わいが程よく中和しているのも、好印象なポイント。水菜がなかったら辣油でも掛けようかととも空想してしまいました。でも糸唐辛子が後から味わいとして滲んで来るので、そういう心配も無用でした。色々計算された構成かもしれません。
麺:「きめ細かさとしっとりさを感じる漆喰のような地肌感覚と優しい歯ごたえ!汁を吸い海老だれと絡む!」
ビロピロ平打ち麺でも合いそうな気がしますが、細麺にこだわったのはなぜか?。思うに「汁を吸わせた方がうまい」と感じたからからでしょうか。それと「海老ダレをより絡ませたかった」からでしょうか。そんなことを空想しながら食い続けました。
麺は確かにうまい。冒頭から汁吸ってる?と思うほどスープとタレに親和性があり馴染みます。ずるっとすすると、スープの持ち上げも良い上に、海老だれのザラつきを口元で感じます。前歯でプツプツと切れる感覚は軽やかで、奥歯へ運んでプレスするとグルテンと海老味がしっかりと感じられます。時々水菜の茎と絡んでザクッとした複雑な歯ごたえも混じり、楽しい食感。なるほど、海老と水菜の合わさった食感的には、太麺よりも細麺だね。
きめ細かい麺の地肌と密度感もいい感じ。並150g、大200g、特大250gと料金同一というのも交換が持てます。そう思うと800円は安い設定に思えてきます。
具:「高品質レアチャーシューはどこまでも柔らかく!どこまでも穏やかな肉味!歯ごたえゴリゴリメンマもナイス!」
このレアチャーシューは完璧の部類でしょうね。デフォルトで3枚というところもナイス。海老だれがかかっても邪魔しないうまさ。淡い塩気と肉味の自然な風合いが見事です。柔らかさは言わずもがな。2枚はフレッシュなうちに食べますが、残り1枚は少しだけスープと熱を吸わせてから、半レア状態でいただくことにします。どっちもうまいわなー。サッポロの赤星も頼めばよかったと後悔をしますが、この後図書館へいく手筈なので酒臭くなるわけにはいかないのだ・・・・。
総じまして、「ワイルド&ムーディな仕上がり感じる海老塩!」という感覚でして、得意のピロピロ平打ち麺を封じても、素朴さと高い質感がハイバランスで整った一杯です。こちらのお店、限定でがっかりさせられることがないので、とても安心感があるよね。満足気で少し大きく、ごちそうさま!と声かけて店を出ました。さて店を出るとまだまだ行列が増えようとしている感じで、さすが人気店。地元に支持されてるのがわかるなー・・・。次回もまた行列覚悟で食いに来るか。と言うことで、冷たい風を感じながら家路に着きましたとさ。と言うことで最後に詠います!
空青く
山峰遠く
雪化粧
凛と沁み入る
風と海老塩
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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