ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2550】 麺屋 海神 中野店 (東京・中野) あら炊き塩らあめん

<中野の激戦区に「塩」の殴り込み!そして事件です>


 関西転勤中にラヲタ魂が芽生え、そして大阪で塩と言えば当時「塩元帥」「龍旗信」「揚子江」にハマってたあの頃。思い出すと懐かしいねー。その後、東京勤務に切り替わり、最初に東京で「塩がうめえ」と感じたのは、この「海神」さんかもしれません。会社と家を結ぶ中央線沿線しか行動範囲の余裕なかったっけ・・・・。この店は特に「へしこ」のおにぎりとうのがツボでして、福井県に少しばかり地縁がある私としては、当時ドはまりした次第です。大阪でもそう食えるところないのに、東京は何でもありなんだなーって感動もした。田舎者のように。そんな新宿店は何時行っても、今でも大変混雑。なのでもっぱら吉祥寺店がホームなのですが、このたび中野店がオープンと言うビッグニュースがありましたので、居てもたってもいられず、会社帰りに突撃してみましたー。








 しかし、場所が挑戦的ですねー。中野の中でも「激戦区」のエリアです。駅からサンロード脇の細い路地を突き進むと、まず「えん寺」があって、そこから少しばかり歩くと「バラそば屋」「青葉中野本店」「ようすけ」などの有名店に後ろ髪引かれる。それを振り切ってもまだ、付近に「Kaeru」や「五丁目煮干し」などまだまだナイスな店がある。更にそこも振り切って、ようやくたどり着くという非常に誘惑の多いロケーションです。こう考えると、中野のラーメンってすごいや・・・。「味噌一」がそばにあるのですが、ここも結構に客が入っているね。







 さて、多少のオペ課題はあったけど、まあオープン間もないから仕方なしといたしましょう。配膳時に手が滑り、ガタっと大きな音を立ててカウンターに着地!!!案の定、スープは大きく波うち、お盆をはみ出しカウンターまで溢れてしまったー。その状態で「お待たせしましたー」っと言われるから・・・・、思わず「オイ!!」とガラ悪く声を発してしまった(汗)。慌ててお兄さんが出てきてそれを引き上げるけど・・・、その間台布巾がないので、私がテッシュを使ってカウンターを掃除ですよ。そして拭き終わった後にぴったりと再配膳が完了。作り直したわけじゃないのね・・・。なんか、気分悪いよねー・・・って思ったけど、ここまでにしておこう。これから良くなれば良いのだから。


   











汁:「あら炊きの潮の風味深く!そして軽やかな塩加減! 今日は穴子・鯛・鰤・鮭・平目」


 気持ち落ち着け食う前に、・・・色々あったのだけど、気をとりなおしてまずは麺顔拝顔。事件の跡が、全体的に偏った麺と、一本の糸唐辛子に感じられますが(汗)、その全体的な美しさには、はっきり言って魅了です。久しぶりの海神なのもあってか、とても新鮮な感覚。透明度と優しさと上品さが、とてもバランス良く、しかも明るいところがいい!。実にうまそう。塩ラーメン好きとしてはたまらんです。








 そしてその味わいが素晴らしい。先ほどまでのイライラが嘘みたいに消えてゆくようです。「あら炊き」の名称のごとく、あらの潮汁的な海のエキス感が高いわりには、とても後味がスッキリと優しい。今日のアラの種類は、「穴子・鯛・鰤・鮭・平目」らしいです。壁にお習字のように貼ってありました。塩気はとても穏やかで、塩自体が補助的な役割かと思えるほど。トッピングの薬味の清涼なる風味が加わるから憎い演出です。ミョウガと大葉の組み合わせは、一気に香りと味わいに華が咲くようです。そこにじわじわと、糸唐辛子が滲み、単なる柔らかい塩気で無くなるように、キリリと辛さを響かせる。







 お好みで柚子胡椒をもらいましょう。これで完璧な仕上がり。小さい匙でひと匙入れるだけで、これまた清涼感と淡麗さが一気に爆速で広がります。後半は、麺から若干吐き出されるグルテンの風味もあって、やや甘みがかってくるところが、一気にこれで淡麗感を高めます。嫌いでなければ、おすすめです。後でスープの中にへしこオニギリを投入するなら、この柚子胡椒は、賛否両論あるかもですが。












麺:「クッチリした切れ味に染み込む出汁でしなやかにー!上品な極細系ストレート麺が美し!」


 麺はオリジナリティーが高いです。特注品らしいのですが、柔らかいようでしっかりとしている極細ストレート麺。とてもグルテンの風合いがしっかりとしていて、最初は柔らかいようで、実はしっかりとしたクツクツっとした感覚が残るようです。表面のツルツルさがまた良くて、口あたりから軽やかで、細麺同士がひっ付き合い、スープの持ち上げも大変よろしい。奥歯へ運び込んで束になったそれを、端から潰していくのも快感です。








 後半は汁を吸い込むキャラが少しあって、それもまた別の楽しみに思えます。ちゅりんとしたすべり出しが楽しい。白髪ねぎと混じって時々ザクザクっとした歯ごたえと出会うのも、楽しいねー。












具:「このブランドでしか食えない二種しんじょう!鶏と海老の紅白演出」


 「海神」とくればこのトッピング。紅白のしんじょうです。紅は、海老しんじょう。プリッとした身が入っていて歯ごたえが楽しい。風味も海老の香りが高く、白身魚のプリッとした弾力がこれまたいいね。白は鶏肉。そこに軟骨を練り入れており、誠にコリコリとした歯ごたえがたまらん!。お椀に、このスープとこの紅白しんじょうを出されると、高級感丸出しだろうねー。表面に軽くカタクリをまぶしてあるのか、うっすらと・・・ちゅるん!とした滑りも楽しい。この一杯は、あちこちが楽しい。













 総じまして、「アラと潮の風味感じて染入る塩出汁・・・」と言う感じで、久々の海神は胃袋と心に沁みましたー。美味かったので、冒頭のアクシデントは、すっかりと忘れてしまいました。思えば、吉祥寺店に通ってたあのころも仕事しんどかったけど、これから中野店に通うようになるとどうなるんでしょうかねー。好きだけどトラウマのブランドか?(笑)。いえいえ、ラーメンに罪なしですので、これからはチョクチョクと、吉祥寺も含めて通わせていただきますよー。今後ともよろしく。ということで・・・なので詠います!



   胃袋が
   酒と仕事で
   悲鳴あげ



   それでも食える
   優しい塩出汁



 お粗末!と言うことえ家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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