塩人気な店?いやいや醤油も絶品!さすがミシュランビブグルマン!
緊急事態宣言解除されて初めての日曜日。金土と二日続けて酒と麺の日々。こうなれば3連チャン!と考えて、日本酒と麦酒両方置いてるラーメン店を物色です。意外と日曜日休みとか、臨時休業の店が多かったりして・・・頭捻って選んだのが、こてつ@下北沢さん。ところが・・・まだ解除されて間もないということもあってか、お酒は「ビール」か「日本酒」のどちらか一つしか選べずスミマセンとのことだった:号泣。暴れようかと思ったが(ウソです)、隣客の女性客が美人過ぎてやめときましたー。最近のラーメン女子は、モデルか?と妄想してしまうこともあるのだが・・・今の若い人本当に羨ましい。
<酒> キリン一番搾り生!レギュラーメジャークラスで一番酵母が華やな麦芽麦酒!料理も華やぐ!
もう一回暴れようかと(またウソ)思ったのは、ビールが瓶から350ml缶に変更になってることだった。どちらか一つなら・・・せめて前みたいに中瓶を置いてよ〜と、声を出さずに唸った次第だが・・・隣の女性客にドン引かれても仕方ないので、本来なら30秒とかからず飲み干すところだが、チビチビと味わいましょう。
ま、やっぱり一番搾りもうまいので気分が高まります。最近の自宅冷蔵庫の中はスーパードライから一番搾りに切り替わっているのだが、近くのスーパーが少しだけ安くしてるからなのよね。それで今になって毎日飲み続けているのだが・・・妙にまた旨く思えてきたわ。たくさん量を飲み干せるタイプじゃないのだが、レギュラービールの中ではボディがしっかりしてるし、麦芽100%らしい飲み口だけでなく、酵母感覚が華やか!。料理に合うビールとして私の頭の中にはインプットされております。なんだかんだで、暴れたいという気分はビールのように泡と消えたー。
<ワンタン皿> 真紅の酸辣なタレに絡む優しい肉餡と皮の味わい!食えば食うほど更に欲しくなる旨さ!
おつまみセットもあるんだが、同価格なら当然こちら「ワンタン皿」ですよ。こちらは、タレに特徴があって、辣油ダレが垂らしてあるので酒のつまみとしては絶品。更に少し酢が混じっているため、どことなく酸辣な感覚で味わえるのも一興です。
ふわふわトロトロなワンタンも6つ程度入っており、優しい味わいにハードなタレが絡んだ味わいが、旨さのコントラストを形成して旨さが際立つ!。まさに、食えば食うほどまた欲しくなってしまうのであった!。激しオススメ!。
<全体> 深い透明感の醤油ブラウン!艶めく出汁と質実な具材の数々!ヴィヴィドな麺線美し!これで880円はお得!
このお店はビブグルマン掲載だけでなく、メディアにも時々出るのですが、なんとなく塩推しな伝わり方。私もその印象で最近は塩ばかり食ってるので、たまにはと選んだのが特製醤油です。ま、そんな味のリマインドがチョイスした割には、配膳の瞬間は・・・スゲー質感整ってると思える雰囲気。東京中心地でこれで880円と言うのは驚きであります。
こんなに透明感ある醤油ブラウンだったっけ?艶めきに香味油が細かく浮遊し煌めいてます。そして琥珀色が深い。濃口醤油を思いわせるほど深いが、これもスッキリとした印象で、崇高感すら覚える質感ですよ。また透けて麺線が見えるだけで、ググッと印象も高まります。具材も一つ一つ作り込みがしっかりしてそうだし、これは長らく食ってなかったことすら、機会損失と思えてしまう。
<スープ> 醤油センス豊かで円やかさ残すカエシ!サラリととした動物感と甘い乾物のエキス感!
腹が減ってる時は敏感になるものだとしても、やけに旨いじゃないか。まず醤油のセンスがいいね。色合いよりずっと円やかに感じる醤油で、どことなく生っぽい。塩気の刺激はなく、醤油ならではの醸造感が広がるようです。ベーススープはスッキリ系清湯で、全く重くなく動物系が優しく溶け込む感覚。
鶏油の分厚さがかなり低く、お子様でも納得です。豚も滲むのか?溶ける乾物が複雑で、一瞬貝類かと思ったが、個人的には煮干の軽い甘味が非常に良いと思ったりして・・・。中盤以降は、麺の風味も溶け出すので、甘味が余計にナチュラルに仕上がります。
<麺> キッパリとしたややカタメな仕上がり!最後まで持続するクシクシ歯応え!素地の風味と甘味もしっかり!
パツパツとした感覚より、もう少しだけ緩やかなクシクシとした歯応え。これがずっと終盤まで維持されて、カタ麺主義者の心をすこし揺さぶります。素地の風味が口の中で最後まで伝わるようだし、また終盤になって少し出汁を感じて一体化する味わいには、甘味すら覚えるか??。個人的には、特製ならここに一枚でも海苔があれば、その麺の風味と甘味を絡めてみたいと妄想してしまいます。
<チャーシュー> ハードめな半レア感の豚肩ロース!赤身の肉本来の味に染み入る出汁と脂の共演!噛み締めて旨し!
特製ならもう一枚あってもいい?と思えど、この価格設定ならそれは我儘と言うもの。赤身主体で脂少なめな豚方ロース。ロースト感低めな半レアタイプだが、熱入りはややハードと感じます。噛み締めると旨いタイプで、赤身ならではの肉本来味と、脂が薄らと混じりいる甘味、そして円やか醤油出汁を吸い込んだ味わい・・・それらが噛み締めると一体化して口の中で溢れます。このタイミングでビールが欲しいが、ほとんど飲み干してしまってた。この肉の旨さと酒への渇望から、このあと帰り道にワインバーで肉を当てて飲もうと決めた次第(本当に実行したから阿呆だ)。
<ワンタン> スープをたっぷり吸い込む皮と肉餡!滑らかな食感と優しい旨さ!
ワンタン皿とダブるので、特製よりチャーシューメンにすれば良かった?。いやいや、汁麺に浮かぶワンタンは、また別物の旨さです。こちらは、肉餡も皮も出汁を吸い込んだ旨さがあり、肉餡からは挽肉の崩れるような柔らかさが楽しめ、また皮は出汁と完全に一体化した旨味と、滑らかさ極まるスベリが楽しめる。ここではワンタン麺が人気あるのも十分頷けますな。
<メンマ> コリコリサクサク歯切れの良さ!薄味ゆえに素材感の旨味あり!もっとくれ!
薄出汁仕立てで素材感が味わえるタイプ。繊維質が引き締まっているように見えるが、サクサクコリコリ!コリコリサクサク!とどの方向から前歯を立てても小気味よく千切れるのが痛快です。メンマ増しもおすすめかもしれない。特製の価格設定低めだから、具材増して厚化粧して味わうのも楽しからず哉。
<味玉> 色合いよりずっとマイルドな味わい!少し固茹でな卵黄が崩れるように出汁を吸い込み旨さナチュラル!
熟成濃密トロトロ味玉が多い中・・・こちらの味玉は実にハートフルです。外観は出汁が相当深く浸透した色合いで、濃密マチュアな甘味を想定しますが、むしろ逆。イエロー卵黄で、少し固茹でな感覚。味わいも卵本来のナチュラルな旨味をキープしており、かえって出汁の円やかさとマッチするようです。優しい味玉ですので、これもオススメ!。
総じまして「さすがミシュランガイド掲載店!定番醤油が実に旨し!何食っても旨い店!」
・・・と言う感動の嵐!。今回は飲酒プランは多少崩れてしまったものの結果オーライ。いつも塩系ばかり食らっておりましたが、円やかな醤油出汁の旨さを改めて認識です。根拠ないけど醤油はブラッシュアップされたのか?。基本的に何を食っても旨い店だが、特に塩系しか食してないラーメンファンには、醤油での再訪を激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!