徐々にルーティーン化しそう・・・土日の昼SAL
三鷹らーめん酒場SAL (東京・JR三鷹) まぜそば + お漬物 + ネギメンマチャーシュー ハーフ盛 + 鶴齢 純米しぼりたて + プレミアムヱビス黒 小瓶 〜ラーメン食べて詠います
- <酒①> 鶴齢 純米しぼりたて!鮮烈な口当たりにキリリと切れ込む辛口味わい!純米搾りたて原酒らしい濃厚な旨味が押し寄せる旨さ!
- <つまみ①> つけもの!大根の浅漬けと胡瓜漬け!醤油の風合いが浸透し甘辛な旨さが酒を進めせる逸品!
- <酒②> プレミアムヱビス黒小瓶!ロースト麦芽の香ばしさに甘味と渋みを感じさせる!昼なのに夜のようなまったり気分!
- <つまみ②> ネギメンマチャーシュー ハーフ盛!釜焼バラ肉と低温調理肩ロース!メンマの甘さも質実で完成度高い一皿!
- <全体> 拍子抜けするほど素朴!しかし細かく見ると抜け目なしの質感の高さ!〆の一杯のようでメインディッシュの存在感!
- <タレ> 円やかで濃厚な醤油ダレは甘辛!豚の透明なエキス感覚に一味の刺激と魚介の旨味が溶け込む!
- <麺> 少しグラマスな中細ストレート角麺!引き締まりある歯応えに風味の高さ!噛み締める毎に素地の甘味を伝える逸品!
- <ぶつ切りチャーシュー> 名店「麺屋さくら井」の名物を大胆にコロチャー!タレに絡むと噛み締める毎に肉味の深さと脂の甘味を思い知る
- <メンマ> 素地の優しい風合いと甘さがタレに絡んで広がる旨さ!酒がまた欲しくなる!
- 総じまして「タレの円やかさと麺の甘味の迫力!素朴の中に潜む崇高さ!この上ない〆まぜそば!」
狙うは「麺屋さくら井」の夜専門の2号店「三鷹らーめん酒場SAL」。緊急事態宣言下とあって、今だけ不規則営業中。土日は昼営業を展開しております。このタイミングだと大体、ラーメンファンは1号店の「麺屋さくら井」に向かうので、結構穴場かも。少し1号店とは趣向が違うが、ゆったりといい酒いい肴、そしていい麺が食えるので、オススメでございます。今回も地元の利を生かして、ゆったりと訪問させてもらいました。嗚呼、この調子だと徐々にルーティーン化しそう・・・土日の昼SAL。
はっきり申しまして、魚も料理も旨い!こんなに懐が深い店だと今更ながら思い知ります。そして酒もいいのを揃えている。ワンコイン+消費税で、辛口純米のいいのが味わえるので、私のように酒繋がりでラーメンくらう輩には最適のお店でございます。ラーメン通の中では、まことしやかに「東の金町製麺、西のSAL」と揶揄されてるようです(笑)。
<酒①> 鶴齢 純米しぼりたて!鮮烈な口当たりにキリリと切れ込む辛口味わい!純米搾りたて原酒らしい濃厚な旨味が押し寄せる旨さ!
まずは「限定日本酒」メニューから順に攻めてゆきましょう。今回は「鶴齢 純米しぼりたて」をチョイス。お米の産地、新潟県魚沼地方の酒蔵の純米酒。醪(もろみ)を絞って流れ出てきたそのものを瓶詰めした、まさに「純米しぼりたて」。まさに原酒って感じで興奮を覚えます。
純米酒らしい膨よかなボディーを十分に感じさせますが、妙にフレッシュというか生き生きとした風合いが見事。その鮮烈な口当たりが実にキリリとしており、まさに辛口と言った輪郭で楽しませてくれます。これは美味い・・・肴なくても十分に楽しめるかも?。ついつい酒が進んで、肴が配膳される前にかなり飲み進んでしまうではないか。やばい酒だね。
<つまみ①> つけもの!大根の浅漬けと胡瓜漬け!醤油の風合いが浸透し甘辛な旨さが酒を進めせる逸品!
酒が進みすぎると少しは懸念して、早く出てきそうな漬物を注文しておいて良かったです。さてその漬物・・・質感に迫力すら覚える逸品ではないか!。スタフのぼぶ氏曰く、大根の浅漬けに醤油が浸透したものと、胡瓜漬けとのことです。ボリュームもあって食べ応えもあるのがいいね。
この大根が絶品でありました。銀杏切りにされた大根は、フレッシュさを十分に残しつつ、漬け込みの風合いが華やかで、ポリポリとした歯応えもまた見事。プレーン状態でも相当美味いが、今回は醤油が少し絡んで浸透しており、その塩気が響くばかりでなく香りが生き生きと華やぐようで、絶品でございますよ!。嗚呼、冷酒と合わせて食らう幸せ・・・しみじみと私の五臓六腑にも旨さが染み渡る・・・。
そして胡瓜漬けもまたナイス。小さい丸太のような切り方で、全体的には柔らかいポリポリ感だが噛み締めると、甘みのある汁が弾けて円やかな野菜の風合いを伝える逸品。ううう・・・これら漬物は周期的に入れ替わるようですが、おそらくこの店来る度に漬物は注文することになりましょう。最初の漬物ですっかりハマってしまいましたー。
<酒②> プレミアムヱビス黒小瓶!ロースト麦芽の香ばしさに甘味と渋みを感じさせる!昼なのに夜のようなまったり気分!
前回は、続いての肴はアジのなめろうだったが、今回は肉系。そこでビールに切り替えます。プレミアムヱビスの黒小瓶。敢えて重い口当たりと風味の酒にしてみました。これは説明不要な味わいかと思いますが、やはりロースト麦芽の香ばしさとスモーク気味の苦味が痛快。
大人の麦酒って感覚ですな。黒ビールならではの甘味が滲んだ渋みを楽しみます。黒ビール苦手って方が割と多いけど、中でもこれは軽やかな部類だから、まぁ飲まず嫌いな方には激しくオススメかと!。
<つまみ②> ネギメンマチャーシュー ハーフ盛!釜焼バラ肉と低温調理肩ロース!メンマの甘さも質実で完成度高い一皿!
「麺屋さくら井」は肉自慢なので、2号店のこちらでも食わない手はないです。構成は、看板の低温調理系豚肩ロースと、最近登場して人気が高い豚バラ肉の釜焼。そしてメンマに胡麻がふりかかり、柚子胡椒が添えられてます。
低温肩ロースは、赤身のレアっぽさがしっかり残っている上に、反して脂身は熱で蕩けたような仕上がり。噛み締めると肉繊維が見事に優しく千切れて潰れるような食感です。舌の熱で脂は溶けて赤身に混じって肉本来の旨さと一体化!。何度食っても飽きないというか、見事としか言いようがない旨さです。色々と柚子胡椒をねじりつけたりして味変化させて味わうのも一興!。
そして豚バラ肉も美味い!。1号店で食った時より脂身が多め。全体的に柔らかく表面を軽くハンディーバーナーで炙った仕上げです。甘みと焦げた香ばしさが加わり食欲を刺激!。これも舌の上で蕩けて無くなってしまうのではと思うほどソフティーな所感!それでいて肉食ったという満足感もありなむといった感覚で、これは酒もいいがご飯にも相性が良さそうです。
メンマもいいね。いつも拉麺トッピングとして食ってるのと同じだが、少し印象も変わるよう。素材の味わい旨さが素直に感じ取れるようで、柔らかい甘みの下味と素材の旨さ、そして歯切れの良さがいい感じ。また白胡麻が少しあるだけで、その香りとコクがメンマにも混じり合う。何気にこれも白飯とも相性が良さそうな気が致します。
<全体> 拍子抜けするほど素朴!しかし細かく見ると抜け目なしの質感の高さ!〆の一杯のようでメインディッシュの存在感!
肉を半分程度食ったところで、麺のオーダーを飛ばします。提供時間が少し読めないためですが、ちょうどいい感じで肴を食い尽くしたタイミングで配膳が完了!。それはこんな麺顔です。
おおお!これはこれは意外に素朴な風貌ではないか!。少々小ぶりではあるが、どこかしらオールドスタイルと言った雰囲気。もちっとした歯応えを想像させるグラマスなストレート麺の上に、卵黄がトッピング。周囲には多めにネギが添えられ、絶品の豚肩ロース肉がぶつ切りで添えられてます。メンマもおつまみで実食済みですが、多めに入っててこれも好印象。全体的に拍子抜けするほど素朴ですが、細かく見ると抜け目なしの質感の高さ!〆の一杯のようでメインディッシュの存在感です!。
<タレ> 円やかで濃厚な醤油ダレは甘辛!豚の透明なエキス感覚に一味の刺激と魚介の旨味が溶け込む!
ガッツリ食らう前にまずはタレを確認。濃口醤油がじっとり滲んだタレが底に溜まってます。少し舐めてみると、これが実に円やか!醤油の塩気もありますが角がとても丸いイメージ。しかし、微かにピリッとするところもあり、どこかしら一味系のスパイスが滲んでいるようにも思えます。
円やかな旨味には、魚介の風合いが受けとれて、これがどこか甘みにも通じているようで優しい味わい。しかし、コクが分厚い部分も感じられて、豚のエキスも溶けているようにも思えるのだが、ラードがじっとりと言う感じでもないのが秀逸です。更に混ぜ返してゆくうちに、トッピングにあった卵黄が絡み出すので、更にコクが分厚くなる・・・。シンプルなようで少しカオスな旨さだね。
<麺> 少しグラマスな中細ストレート角麺!引き締まりある歯応えに風味の高さ!噛み締める毎に素地の甘味を伝える逸品!
ううう!麺がめちゃ美味い!旨く感じる!。少しグラマスな中細ストレート角麺!。タレに浸透して薄く褐色に染まるのを食らうと、タレの浸透した味わいと共に、麺の素地から滲むような甘みを感じる次第。タレの甘辛い味わいに、麺の優しい甘み・・・この一体感が素晴らしい!。
また全体的に引き締まり感が少し残っており、プツプツと噛みちぎる際の香りがまたいいね!。歯応えの中に風味が染みると言った味風景がまた素晴らしいではないか。何故大盛り設定がないのかと、心の中で地団駄を踏んでしまう。
意外と薬味のネギ以外とは絡み難いので、意識的に肉やメンマを巻き込みながら食らいましょう。炭水化物と具材の混じった旨さもまた楽しい!。
<ぶつ切りチャーシュー> 名店「麺屋さくら井」の名物を大胆にコロチャー!タレに絡むと噛み締める毎に肉味の深さと脂の甘味を思い知る
すでに上述の「つまみ②」でも記載済ですが補足まで。甘辛いタレに絡むとまた旨さが広がるようです。肉本来の味わいと、脂身の甘さ。ベースの下味が映えるとコクが更に深まる旨さですが、更に醤油ダレの甘辛い味わいが滲むと、ベクトルが変化したような旨さ!。ぶつ切りを奥歯で噛み締めるように潰して味わうと、渾然一体となった味わいを楽しめます。思わず、もう一杯冷酒を注文しようかと惑うほどに旨し!。
<メンマ> 素地の優しい風合いと甘さがタレに絡んで広がる旨さ!酒がまた欲しくなる!
ぶつ切りチャーシューと同様、メンマもまたタレに混じると旨さが昇華するよです。素材の優しい味わいに、ややキリリとした味が混じるので、実はこれぞ酒のつまみに最適ではないかと思えるほど。オススメは、メンマにタレを絡めたあとで、薬味のネギも添えて一緒に食らうことです。次回は、冷酒2杯コースで望まねばと思う次第。
総じまして「タレの円やかさと麺の甘味の迫力!素朴の中に潜む崇高さ!この上ない〆まぜそば!」
・・・と言う感動の嵐!。決してガッツリ食らう昼飯ではないが、ほどほど飲んだ後にほっこりしみじみと味わい深いような旨さ!。大人のまぜそばって感覚かな?。コロナ禍明けたら、また確実に賑わうこと間違いなし。こっそりゆったり味わうなら今のうちかもよ・・・激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
陽気よし
時の流れも
緩やかに
酒を舐めつつ
春を味わう
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!