これは・・・ちょっとでも分かりやすく案内したい!
- <全体&スープ> 淡麗といいつつ・・・そこは「煮干乱舞」な極ニボ感あり!しかしサラリ感ありペトペトしない後味感!
- <薬味> 玉ねぎ微塵が山盛り状態で気持ちいい!
- <麺> もはや極ニボの定理とも言える「低加水ストレート細麺」!完成度された形式美なる味わい!
- <トッピング> 別皿の3種盛タイプ・・・・肉+薬味+鶉玉子&海苔
- 総じまして「ゲリラ的進出に隠れ家的露出!探してでも食うべし本格的煮干!」
3月は本当に忙しいね・・・仕事もラーメンも(爆)。つぎつぎと有名店のオープンが目白押しで、宿題がたまる一方です。都内への外出にも昼飯計画に大いに悩む。仕事以上に・・・。とある日、気になる2店舗が同時オープン。ひとつは東京進出の松戸の名店。東京駅近くの商業ビルとあって、アクセスが非常に楽で分かりやすいんだが、絶対に並ぶよね。東京駅ラーストの六厘舎の風景を越えると直感しました。そしてもう一つは、春日部の僕ニボの名店。こちらも東京初進出とのこと。目黒界隈で解放された身としては・・・後者を選んだ次第。
もし行列ひどかったらスルーして駅で立ち食い蕎麦でもと覚悟しながら降り立った「外苑前」。大昔就職活動で落ちた会社の東京拠点がございました(爆)。そして地図アプリを頼りに探すのだが・・・これが大問題。結構な時間をロスしたが計ってみたら10分程度。まりにも分かりにくいので、私のようなラーメン遭難者を無くすために、目印動画をアップさせていただきました。ご参考まで。
さて「煮干乱舞」。思えば埼玉の片田舎の道の駅で、限定的に朝提供してたんだっけ。そのロケーションのサデスティックさに驚いたもんだが、そこで屋台的に提供されてたのが、本格煮干でこれまた驚き。それから、あれよあれよと評判が評判を呼び、1年もしないうちに店を構える。そして支店などで始めたと思ったら、今回突然の東京進出ですよ。非常に勢いというのを感じるブランドなのです。
<全体&スープ> 淡麗といいつつ・・・そこは「煮干乱舞」な極ニボ感あり!しかしサラリ感ありペトペトしない後味感!
埼玉片田舎からスモールスタートだった店は、東京でもスモールスタートでした。開店祝いの花もなく、路地の突き当りに飲食店がある雰囲気が一切しないし案内もない。むしろ露出を控えたような感じもうかがえます。店内に入るとこれまた隠れ家バー的雰囲気。実際、夜はそのような使われ方のように思え、昼だけ間借り営業のようなスタイルです。
メインメニューは二種類しかなく、「淡麗煮干ソバ」の醤油と塩。そしてサイドメニュー1品。とりあえず「醤油」と伝えると前金制とのことで清算を済ませる。
すると先にお通し的なものが通されて来るが、お通しというより別皿のラーメントッピング。先に摘まんでしまうより、後でラーメンに乗せた方が良さげです。そんな感じでドギマギしながら辿り着いた一杯は、こんな感じでした・・・。
おおお!伊藤系真っ青なニボニボ感!煮干スープがもはやモスグリーンに化しており、丼の縁には煮干のエキスが貼りついて垂れている。しかしきめ細かさがあってエキスというより泡の状態です。トッピングを載せる前の薬味は、もちろん玉ねぎ微塵。結構多めで嬉しい。これだけ見るともうニボシストの皆さんなら、食う前に味が予測できてしまうのでは?。
私もそんな予測をしながら味わいだすと、その外れない旨さが光ります。ううう・・・旨い。思えば最近ニボっとした煮干を食ってないから久しぶりのニボパンチ。商品名は確かに「淡麗」ですが、色合いだけなら十分に濃厚と分類できそうな仕上がり。されど後味にガッツリくるようなボディーブローはなく、わりとスルスルと食えるのが印象的。色合いは濃厚なのにサラサラ感が漂うので淡麗といいう感じ。
動物エキスが溶けたようなぺトぺトした貼りつきが一切ない。アニマルオフなのか、すっきり仕上がっているのが特徴。片口鰯の苦みが痛快に思えど、幾種もの煮干混じるようなハイセンスで、たとえゲップをしたとしても魚臭くなさそう(リアルにオヤジくさいだけ)。見た目よりかなりマイルドです。
<薬味> 玉ねぎ微塵が山盛り状態で気持ちいい!
玉ねぎ微塵の山盛りさは嬉しい。このフレッシュな苦みが煮干の苦みを中和するというより「高めている」。また野菜ならではの甘味もあり、ちょっとクドイと思われるスープ感を和らげてます。さらにそのシャリシャリした歯応えは、麺のパツパツした歯応えと共鳴。本格煮干ソバに玉ねぎ微塵。鬼に金棒といえましょう。
ところで、昔オレの職場でどうしてもネギ類が食えない男がいて、それでもラーメン店へ連れていけと言う。一度本当に連れて行って案の定「葱抜き」と注文するから、「だったらオレに足してくれ」とオレは店主に伝えた。そしたら男は「かっこ悪いからやめてくれ」と、翌日の職場で、オレが話のネタになったっけ・・・。その男はネギは嫌いだが、焼き鳥ではねぎまを食う。串揚げ屋ではオニオンフライも食う。・・・・向こうで「玉ねぎ抜きで・・・」とコールが聞こえた時、急に昔の奴のことを思い出してしまった。会社変わってから分からんが元気だろうか・・・。
<麺> もはや極ニボの定理とも言える「低加水ストレート細麺」!完成度された形式美なる味わい!
もう説明が不要ですな・・・パツパツのストレート細麺。きめ細かい地肌は漆喰のように美しく、煮干汁に濡れてはいるが、染みこませず抜けてゆきます。前歯で千切る動作でクツクツと感じますが、軽く芯にあたるものが形成されており、この部分が圧壊される瞬間の連続が、クツクツという部分なのでしょう。粉の味を食ってる証拠です。
そして凛としてる麺線は、非常に整うことから引き上げると汁の持ち上げが非常によろしい。一口目は、ほぼ表面に濡れ貼りついた煮干汁だけの味わい。そこからゆっくりとしなやかになるに従い、咀嚼の圧壊が小さくなる。同時に全体がしなやかになり、汁をふんだんに混じらせます。この瞬間が一番煮干ソバが旨いね!。咀嚼をしても味になる。もはや前歯よりは奥歯へ意識を移して食いまくりますが、グルテンの旨味を感じる前に、のど越しで楽しみたくもなる。まさに蕎麦ライクに一気に食い続けます。できれんば・・・・替え玉がしたかった。
<トッピング> 別皿の3種盛タイプ・・・・肉+薬味+鶉玉子&海苔
別だしされると、それぞれごまかしが効かなくなるね。しかし正直言って、煮干汁の方に神経が集中してしまって・・・トッピングを載せてしまってからは、あまり印象がないかもしれません。
肉は肩ロースの低温調理半レアタイプ。脂身がやや多い部位で、全体的に煮干魚介一辺倒な味風景の中では結構嬉しかったかと。肉と旨いが脂を添えたほうがパワーが増す。ここだけ胡椒をふって食うと旨いのだが、店の雰囲気からも酒を欲してしまうかも。
残る薬味は三つ葉。これは玉ねぎと混じると三つ葉の味というより、玉ねぎの味が高級になったような感じに変化してゆきます。また味玉じゃなくて鶉玉子。スカっとカタメな黄味の味は煮干の味と混じる前に飲み込んでしまった・・・・。後は海苔があったので、麺で巻こうかとも思ったが、鶉玉子に巻いて一緒に食ったが、これでまた酒が欲しくなる。ほとんどアル中的発想しかできませんでした。
総じまして「ゲリラ的進出に隠れ家的露出!探してでも食うべし本格的煮干!」
・・・と言う感覚。これからどう進展してゆくのか今後が楽しみです。かつての六本木楽観のように進化してゆくのかしらん・・・。いずれにせよグルメなエリアでハイソな方達に本格的煮干を伝えてください。そして某商社マンにも。そんな応援気分のまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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