ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3816】 麺屋 さくら井 (東京・武蔵野市) 冷やしらぁ麺 お茶漬けセット + クラフトビール 〜冷やしで煮干の確立!?新たな定番フォーマットを感じる崇高冷やし麺!

今年の夏もやってきた!東京で「煮干冷やし麺」と言えば・・・これだ!
 
 

 

 今年の夏前半は、気温が上がらない長雨、そして「冷やし担々麺」に妙に深くのめりこんでしまいました。なので、毎年食うべき崇高なる冷やし麺がリリースされたと言うのに・・・随分と後回しにしてしまいました。それが今回の「麺屋さくら井」さん。随分と訪問インターバルが空いたのですが、入店すると「何だかかとても久しぶりですねーー」と、サクちゃんこと桜井店主から声をかけられてしまいました。スンマソン・・・漸くここに戻ってこられたぜ。
 

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 おや!?。見知らぬスタフさん。人員強化されたのでしょうか。まだニックネーム知らないけど、頑張っていただきたい。オレが人生やり直して、ラーメン屋で修行するなら。絶対にこの店だと思うし、激しく応援だよ新人クン!。
 
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<酒> 大人の夜の過ごし方・・・クラフトビール! CAPTAIN CROW EXTRA PALE ALE
 
 いつもは「今宵の酒」を選ぶんだけど・・・こうも蒸し暑くてはね、さすがにビールだよ!。アサヒの熟撰って選択肢もあったんだが、やはりここはクラフトビールでいきたい!。CAPTAIN CROW EXTRA PALE ALE」とさせてもらいました。
 

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 一時期は「インドの青鬼」だったような記憶。今はもっぱらこの銘柄なんだが・・・ボディが濃ゆいのが酒選びのコンセプトかもしれませんな。苦味がしっかりしており、PALE ALE らしい風味の華やかさが濃ゆいのが特徴。日本酒だったら、あえて大吟醸じゃなく純米酒を選びたいセンスかもしれません。ご店主、大変お若いのに、きっとオヤジ級の酒好きだと思うよ(爆)。
 

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<全体> すでに「ニボ冷や麺」の完成型!落ち着いたオーラ感すら覚える迫力!
 
 旨味の濃ゆいビールを、ちょいゴクってな感じでゆっくりと味わいながら・・・黙って自分の一杯の製造工程を眺め過ごすのが好き。この距離感をすごく大切にしてくれるので通うオレです。まったりとしていたところで、悠然と店主自ら配膳が完了。それはこんな麺顔だ!。
 

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 おおお!久しぶりなのに馴染み深いぞ。そして一年分だけ歳とったような落ち着き感・・・いや貫禄。「麺屋さくら井」のトッピング配置にはポリシーがあり、それがどんな特製であっても筋を通しています。それが夏限定でもきっり守られてる。例えば水平なメンマと青菜の茎。斜めに広がるレアチャーシュー。そしてどこか穏やかな出汁感覚。夏限定とは言え、はしゃぎ過ぎないよね。通常レギュラーの煮干らぁ麺の延長線上に、この冷やし麺があるという感覚が、麺顔だけで伝わる想い。そう・・・出来上がり、完成度が地味に伝わると言えましょう。
 

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<スープ①> おや!?気のせいか・・・今年は煮干感がアピール!旨味と香ばしさが少しだけ濃ゆい?
 
 穿ったものの言い方をすれば、昨年とあまり変わりばえしない。考え抜いて敢えてそうしたのか、リピートしたいだけなのか。そんな邪念を抱えてまずはスープをレンゲで味わいますと・・・それは一瞬で旨いと感じつつ、複雑な想いも沸き起こります。「微妙でも確実なる煮干感の増幅!」。煮干感が微妙に鋭い。
 

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 ニボ感をふわっと感じさせつつ、エグ味はこれっぽっちも感じさせない。苦味は香ばしさを超えないギリギリのレベルだし、ニボ甘みもすっきりと出されておる・・・。おまけにフライドオニオンの甘みも微かに溶けてくるから、旨いに決まってる!。
 

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<スープ②> 出汁氷がゆっくり溶けてゆき・・・スローな味変化を物語る仕掛けあり!
 
 「出汁氷」・・・これはしっかりと覚えております。天才だからこれくらいのことはしてくるだろう・・・そんな感覚。昨年はこの氷を頬張って、煮干出汁じゃなく鶏出汁なんだと理解したはずですが、この氷にはもっと深い意味がありました。今回は、この一品専用のウンチクがきを拝読したから分かった!
 

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 氷を出汁にするって、溶けて薄まらないようにとの工夫だと思ってた。ところが、煮干出汁メインの味風景に、鶏出汁の氷がゆっくり溶け出すと、ゆっくりと煮干と鶏の配分が変化してゆく。時間が経過するほど、出汁氷が溶けて鶏の動物系なあっさりコクが広がるという寸法!スローな味変化を物語る仕掛けだったのだ!。嗚呼、やっとオレ理解できたよ(爆)。今年になって。
 

 

 
 

<麺> 今年もやっぱりこれだ!キューっと引き締めを覚える全粒粉配合のストレート細麺!
 
 やはり冷やし用の麺は、レギュラーメニューとは分けてるみたい。細麺の中でも一回りスリム。とにかく細く感じさせるところがポイントで、箸でリフトして、前歯を当てて千切ろうとすると伸びがあるから面白い。その一方で、細い麺が強く引き締まっているので、クツクツと楽しい。汁を持ち上げるような揃いはないものの、濡れているだけで汁の味に麺の風味が溶けるのが分かるようです。
 

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 見た通り全粒の打ち込み!。風合いも煮干淡麗出汁に混じって、とても品が良い感じです。とてもツルツルした地肌だから、口当たりも軽く、一気にズボボボっと容易に啜り切れる。奥歯へ運んでプレスすると、端から順列に並んだかのようにブツブツブツブツっと潰されて行きます。その際に麺のよく冷されているから、痛快に近いほど気持ち良い旨さ!。
 

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<チャーシュー> 煮干に浸り染み込んでも端麗な肉の旨味!実は低温チャーシューのスペシャリスト!
 
 隣の後客も、そのまた後の後客も、皆「冷やしらぁ麺」。昼夜10杯限定。これから暑くなり出すと早々に売り切れ必至となりましょう。そんな多客が食ってて漏らした言葉が・・・「ここチャーシューうめー」。まじで自然に漏れた言葉って迫力あるよ。赤の他人が隣で旨さの感動に震える姿だからね・・・・。
 

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 そう!何度も伝えているけど、肉の扱いが素晴らしい。低温調理チャーシューがすっかり一般的になったご時世の今でも、こちら「麺屋さくら井」と同じようなチャーシューはあまり見かけません。熱通りが繊細な上に、歯切れがソフトこの上なし!。今回は鶏ムネ肉だが、ササミに煮干が染み込んだか?と思うほど、旨味が淡麗!しかも濃ゆい!。煮干に浸り染み込んでも端麗な肉の旨味!実は低温チャーシューのスペシャリスト!
 

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<薬味> フライドオニオンと紫タマネギの両極端な薬味コラボ!
 
 ま、出汁・麺・肉・・・と完璧なんだが、さらに上を行く!。何気に薬味にセンスあり。今年の冷やしは煮干度合いが少しばかりアップした故に、別の香ばしさをぶつけると・・・味の対立均衡が生まれて楽しめて旨い。それが、馴染みのフライドオニオンであったとしても。和風淡麗な味風景に、洋風な香ばしさが寄り添うなんて許せないなんて言わないでね!。これはこれで、煮干の香ばしさに一切侵食しませんから。
 

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 一方、紫玉ねぎの櫛切りスライスは、見栄えもいいが生の辛味がアホほどマイルド。フライ感とフレッシュ感の激突かと思いきや、お互い侵食しあって妙にコラボしやがります。さらに、小松菜の茎が、玉ねぎ側についてフレッシュ苦味をアピール!。ストレートなメンマの味わいが、なんとか仲介役を果たして、薬味同士のコラボは完結です。
 
 

 

 
 
<お茶漬け> すみません!茶漬けじゃなくて・・・雑炊風にして食らうオレなのだ!
 
 ここはガッツリと飯割!・・・と言う雰囲気ではありません。茶漬けでおとなしく頂くというやり方!。ところが無意識に、飯を麺皿の方に放りこんでしまうオレです。茶漬けセットどころか、雑炊風にしちまった。でもこれが旨い食べ方だから仕方がない。ご飯のトッピング「アオサ」も風味が良いし、少しばかり汁が多めでOK。最初はレンゲでおとなしく掬って食ってましたが、旨さのあまり中盤から皿に直接クチつけて、レンゲですすって食ってました。繰り返すがあまりにも旨すぎるーーーー。
 

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総じまして「冷やしで煮干の確立!?新たな定番フォーマットを感じる崇高冷やし麺!」
 
 ・・・と言う感想。令和の時代には、冷やし系ではこれまでの「冷やし中華」と双璧する新たなスタイルが生まれそう。そんな期待を感じさせるような完成度は素晴らしいので、夏が終わるまでに一度は食っといてと激しくオススメ!。騙す気はありませんので・・・。そんな期待膨らむ一方なまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族に感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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