私は朝型ワーキングオヤジなので、朝に多摩地方から自宅を出るときは肌寒い。だから、薄いダウンを羽織って出勤します。ところが昼間の武蔵小杉で、ダウン着てるやつどころか、半袖の若者もいたりして、少し恥ずかしくも鬱陶しい荷物が邪魔で仕方がない・・・・。
ところで、何でここにいるのか?・・・そう!私は牡蛎が大好きだからこうなった。先日なんて、わざわざ一杯の牡蛎そばだけに、関越高速道路をぶっ飛ばして食いに行ったほど、牡蠣好き馬鹿野郎なのです。「麺や でこ」さんの、限定情報ツイッターで、濃厚牡蛎を提供すると知ってしまったから、ここにいるのだ。
ところで、何でここにいるのか?・・・そう!私は牡蛎が大好きだからこうなった。先日なんて、わざわざ一杯の牡蛎そばだけに、関越高速道路をぶっ飛ばして食いに行ったほど、牡蠣好き馬鹿野郎なのです。「麺や でこ」さんの、限定情報ツイッターで、濃厚牡蛎を提供すると知ってしまったから、ここにいるのだ。
昨日は・・・・うずうずして一日中落ち着かないほどで、これでは、いくら年度末で多忙であっても、仕事に差し支える。そんな自分だけに都合のよい言い訳をしながら、少し遠回りして食いに出かけてしまいました。
武蔵小杉駅から、少し歩くが、もう初夏の日差しかと思うほどの軽い暑さ。紫外線のケアが大切な季節で、マダムたちがもう日傘をさして歩いてる。こんな状況であまり店前で並びたくないな・・・と思っておりましたが、昼飯ピークタイムだと、4人程度の並び。さすが人気あるね・・・常連さんもおられたご様子です。
限定のメニュー説明は、店先のサインボードにあります。大盛が不可なことと、それでもたくさん食べたい方は、和え玉をおススメするとか、現金精算でいいとか・・・・いつもの流れが続いたあと、「残ったスープに飯をドボン!」という追記がある。どんなスープ感か不明なれど、素直にしたがってみました。
<牡蠣と煮干のせめぎ合い!個性と個性のぶつかり合いは、見事な一体感ある苦旨味にて、鮮やかに幕引き>
おお!若いアルバイト女性さんが入ったのね!。まだ恥じらいを感じる接客と、教育指導を見守る雰囲気がなかなかほほえましい。春は新入社員も入ってくる季節だったなと思い出すが、自分のカンパニーには・・・・関係のないことであった(オヤジが多くて多くて:汗)。私の濃厚牡蛎そばを、すこし熱さに耐え重そうでて寧に配膳してくれました。しっかりと「いただきます」と応えたよ。そんな世代ギャップを橋渡しした麺顔は、こんな感じでした。
おおおお!やぱっりそう来るよな!牡蛎と言っても煮干しを感じるディープブラウンなスープカラー。見栄えからは牡蛎の存在は確認できませんが、柚子の色合いがとても周囲と際立ってる。それが、立体的な色彩感を覚えます。ただ、レンゲでスープをすくい上げると、白いレンゲの縁にエキスっぽい固まりの浮遊と付着がみられます。一旦無視して口に入れて味わうと・・・・これがやっぱり牡蛎エキスなのです。
牡蛎は実は難しい食材だと思いますね。絶対に苦手な人いると思える苦味と磯の匂いがあるもの。それは煮干しにも似たようなことが言えるのですが、そのくせ者とくせ者のぶつかり合いで、喧嘩するどころか美しく調和する。実にすばらしいセンスとテクニックです。煮干しの苦みと牡蛎の苦みが食っていくうちに深く交わる一体感とで言いましょうか。最初はふわっと濃厚牡蛎風味を感じつつ、味は煮干のプラットフォームに乗った感じ。それが徐々に食べなれるせいなのか、煮干しにも牡蛎が乗り移り、【牡蛎ニボ感覚】という新しい味わいが発明されたかのような、突き抜けが出てきます。この辺りでもはや痛快!としか言いようのない感動あり。
さらに、薬味がいいー。定番の玉ねぎ微塵と青ネギは、煮干しにはテッパンの相性の良さですし、岩海苔も煮干しの苦味にはピッタリ。ある程度、牡蛎苦みとも同じようなことがあるのでしょうが、柚子の欠片は、実に牡蛎の苦みと合うと思った!。たった一欠けらの仕事なのだが、脳裏では爽快に広がるのです。ベースの鶏ガラ系のあっさり煮出しもさることながら、グビグビと飲み干したくなるが・・・・・今回は少し辛抱して、後の楽しみのために取っておかねばなりません。
<反発優しく汁をよく持ち上げ、しなやかにスベる〜〜!旨し!>
煮干系にスープのエンジンを乗せ換えてから、しなやかなクツクツ風合いのストレート細麺に変更したようなイメージ。ここでもそんな感じを受けました。密度感はハードでもなく、前歯で小気味よくクツクツと味わえて楽しい。腰つきにしなやかさがあるため、麺同志が貼りついて、スープの持ち上げもよい。奥歯で潰すとクチリと短いタップでつぶれて、しかも炭水化物感と牡蛎ニボ旨みが、一瞬にして融合する旨さです。
ここで楽しいのが、玉ねぎ微塵。これが時々麺の隙間にはいりこんで、奥歯のプレスで炸裂します。シャリシャリ感が淡く響くクチクチ感が、これも痛快。大盛不可なのは確かに分かるきがします・・・・。汁と麺の量のバランスって、持ち上げ感が随分と変化すると思うため。一玉、140~160gまでいろいろあるけど、麺量で完成度が違ってくるのだよね。まさに見極めの鋭い分量!。
<二種のチャーシューは相変わらず旨し!仄かなレア感が牡蠣出汁にも合う>
もう何度も食ってきて旨し!の連発ばかりで申し訳なし。これは旨さテッパン級ですね。低温調理の技が実に素晴らしく、どんなスープと混じっても、影響を受けず凛としているよう。牡蛎の苦みと豚肩ロースの素直な肉味が、ケンカしない。鶏胸肉にいたっては、少し汁を吸い込んでもそれとして旨い。特製にして肉追加しても良かったのだが、ちょっと野口英世をこれ以上失いたくないのもあって、今回は自粛いたしました。
<主役を奪うのでは!?と思える!残り汁に白飯投入は、是非是非行うべし!>
さて、最後に残ったスープに、躊躇いもなくすべての白飯を丼の中に投入します。レンゲのそこで少し白飯の山を崩すと、牡蛎煮干しスープ茶漬けの出来上がり。何となく予想できる味わいだなと、ちょっと舐めてかかって一口食ったけど、これがなんと、想像を超えたメチャウマなのです!。
主役を食っている脇役のような感覚。スープ量も丁度いい感じだったので、白飯に余計なべちゃべちゃ感もなく、まさしく茶漬けのようにサラサラと食ってしまいました。途中、柚子の欠片も感じて酸味で白飯を食うスピードも加速する。このメニューを食うなら、白飯投入しないで帰るのは、実にもったいない!是非是非白飯投入を行うべし!
総じまして、「牡蠣好きなら一回食っとけ!崇高なる煮干&牡蠣のカオス感!」と言う感じかしら〜。いろいろ牡蛎はあるけれど、煮干スペシャリストの牡蛎を体験してほしい。これはもう一度食いに来てもいいかなと思っています。ただこれ・・・・限定なんですよね。限定にはまると後が切なくなるから、罪深い一杯だわ。ともあれ、広く食べてもらいたい気持ちもあるので、東急東横沿線と南武線沿線の牡蛎好き「カキ星人」には、激しくおすすめです。そんな応援気分を忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
忙しく
かき入れ時に
牡蠣そばを
食って満足
空は快晴!
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
YoTubeでまとめてみたよ!