ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2700】 三鷹大勝軒 (東京・三鷹) 中華麺

<地道とマイペースが頼もしく思えてくるような実力店>


 所詮私はそういう男。・・・・フラれるのよいつも。学生時代からそう(笑→泣)。性格が暗いんですかねーーーーー!!!!文章では弾けれるのですが、実戦ではヘタレ野郎の日々。この日は、ラーメン屋にフラれ続けました。三鷹南口の「一圓」で「もやしてんこ」をまた食おうと思ったものの・・・・休業日。こりゃいかんと思って「たきたろう」に向かうと休業日。確実に営業していると思った「さくら井」は昼の部のみ営業・・・・。三鷹駅南北をチャリで行ったり来たりで疲れてしもうた。そこで中央線の下をくぐる時に、「三鷹大勝軒」の看板が光ってたのを思い出して、久しぶりに予定外に突撃訪問をしてみました。実に一年以上ぶりじゃないかな・・・・。








 入店時、先客2名。なんとなく分かる常連さんのオーラ。食べる様子を見てたら、初めてじゃない肌感覚て伝わると思いません?。そんな常連さん相手でも、ご店主はベタベタした様子もなく、ストイックな感じです。元来、料理人はそう言う人多いかもしれません。とは言っても開店時期はもう少し愛想良かったイメージだけど、慌てず地道にやってて、起動に乗った自信と言うものか。愛想と言うスパイスはないですが、微妙にお味に影響するかも・・・・。












汁:「永福町系の煮干しもさることながら・・・微妙に煮干し濃ゆい味わいと香味のバランスが進化した味わい!?」


 ところが、これがすごく美味かったのだ。もともと永福町系でいい思い出がない。本店では叱られた(麺のカタサを指定したから)。某店舗では、味が薄く煮干しも単調で後半飽きてきてしまう。それが、今回は最後までハイレベルで楽しめたからすごい。個人的には、「飛田給」や「日吉」に近づいたかと思うほどのレベル。たまたまの上振れでないことを祈る。








 煮干し感はいつもの通り「永福町系の淡く甘い出汁感覚」なのですが、少し違う。「濃ゆさ」と「エッジング」。微妙に煮干しが濃ゆくて生き生きしています。甘みと苦みも双璧で、そのどちらか強いかと探っていたら、実はスパイシーな風合いに辿り着いたりして・・・惑わされっぱなし。スパイシーなイメージがない永福町系ですから、最後までスープを飲み干して残存を確認しましたが、胡椒の粒子が残っているわけでもなく。いかにも不思議なスパイシー感覚が面白いです。







 さらに追い討ちをかけるのが、柚子皮。柚子嫌いな方が多いかと思うけど、スパイシー塩気に柚子の軽い苦酸味は、絶妙に合うのです。さっぱりさせつつも、キリリと塩気のエッジを効かせたような味が痛快です。もちろん、ベースのスープも香味油も抜群。ベースは、煮干しを丁寧に煮出した感じがあって雑味がない。苦味と雑味は別物で、丁寧な仕事ぶりが伺えます。それがラードと他のオイルで混ぜたような香味油にじっとりとエキスを放出している。豚骨鶏ガラスープも、髄のえぐみを出さない程度に、さらりと煮出したエキス感が、全体にスッキリ感覚を与えます。












麺:「こだわり・ポリシー・信念などなど感じる柔麺!」


 ご飯は、「固め」がうまいと思ってるから、自然と麺もカタメが好き。なのだけど、永福町系の柔らかい麺は、認めざるを得ませんな。これは、事実、スープの相性も柔らかいのが合いそうですし、さらにポリシーも感じます。この旨さは受け止めるしかない。








 柔らかいからズボボボボボーって勢いよくすすって快感を得ようとすると、ラードの熱々層をくぐるから火傷する。でも汁をこれでもかと吸い込み、絡み合わせるから、麺自体の味わいはとても深い。本当は、すすって駆け抜けを鑑賞するより、咀嚼で味わいを楽しむべきもの。それがその咀嚼が頼りないから、どこか損しているイメージなのです。だが・・・、咀嚼して味わいに味覚を任せるなら、単純明快に旨し!。煮干しエキスを吸い込んだラードを含む香味油は、確実に麺に浸透しコーテイングしますから、うまいに決まってしまいます。












具:「メンマが素晴らしい過ぎる!ちょっと考えを改めてしまった・・・お店に!」


 チャーシューは、調理過程で脂の抜け切ったところを、醤油だれを含み、麺顔に落ちた時点で煮干しスープも含み、うまいに違いないパーツ。醤油ダレの香ばしさが滲んでうまし。








 しかし、メンマは意外だった・・・・。最初注目すらしてませんでしたが、食うと、見た目・味わい・歯ごたえともに総合点は高いです。見た目は細くて整った感じですが、サイズ感の揃いが綺麗すぎる点がポイント。そして味わいは、薄くもなく濃くもない。大衆的すぎず、上品でもない。歯ごたえは極め付けに良くて、繊維質が細かい上に、歯切れの良さが表現しきれないほどに格別。今年に入ってのベストメンマTOP3という感じです。







 総じまして、「次世代永福町系の名店になるかも!?期待してます地元民としては!!」という応援気分でございます。場所がすごくわかりにくて、悪すぎるような気もしないですが、うまけりゃラヲタは通いますから・・・これからも精進を続けていただければと思います。次回は、「味付けメンマ」と「缶ビール」をセットでいただいてから、中華麺をいただこうかと考え中。これからもガンバてください。ということでこの一日全体を振り返って・・・詠います!。



   次々と
   フラれ続ける
   火曜夜



   辿り着きたる
   質実煮干し



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


   



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