ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2699】 武蔵村山大勝軒 (東京・ 武蔵村山) 中華そば 塩 〜一足早い春色大勝軒の塩中華

<小金井に続いて姉妹大勝軒を攻めてみた>


 所詮私はそういう男。・・・・大勝軒好きオヤジ。以前、大勝軒シリーズを何回かに分けて結構したのですが、とても制覇仕切れず、無理と悟りました。特に「野菜もりそば」が大好きで、そのほかはシンプルに中華そばばかり狙っております。先日、「小金井大勝軒」に訪問して、次の大勝軒の狙いを定めていたところ、こちら「武蔵村山大勝軒」が姉妹店との情報を得まして、青梅街道のPC DEPOからの帰りにすごく遠回りをして、昼飯としていただいてまいりました。






 店はバイクショップと駐車場が隣接していて、クルマを置くスペースがとても広い。しかも店内も相当広くて、これは商業車で移動し続けているビジネスマン、ガテン系の諸兄にはとても重宝しそうな構えです。スタフさんもバイトを中心にとても若くて、ハキハキしているー。こちらの券売機には、「塩味できます」とのご親切なPOPがありまして、小金井の醤油と比べてみたく、「中華そば 塩」をチョイス(告げる)致しました。3月の春らしい日和でして、店内ではバイク好きが休憩がてらくつろいでいます。もりそばの迫力ある特盛を、うまそうにガッツリ食されては、仲間と笑い和んでたのが羨ましい・・・。穏やかな休日でありました。












汁:「塩気が濃ゆいと言うより旨み濃ゆし!魚介とラードの香ばしさが伸びやか!」


 東池袋系でもこちらの系譜は、お盆に乗ってやってくる。恭しく配膳されたそれは、まさしく「塩中華そば!」という雰囲気。大勝軒らしい中太のストレート麺が、スープに透けて見えて。豚骨と魚介の香りを漂わせるところは、安定感そのものです。小金井同様、豚骨魚介の塩というより、塩というシンプルさがうかがえるスープ感覚。色合いは、まるで季節柄「春霞」を思わせるような優しい濁り方で、表面の油がゆったりとアメーバのように漂います。






 味わうと、一口目が「あっさり」、二口目以降が「出汁の濃ゆい味わい」というようにコロッと心象が変わります。一口目は、東池袋系の先入観からくるギャップ。二口目以降は本来のパワーということでしょう。意外としっかりとした味付けです。塩気の強さかと思えど、そういう単純さではなくて、魚介の成分と豚骨の出汁感覚が濃ゆいという味風景。魚介の香ばしさと甘みが芳醇な一方で、あっさり目に炊き出した豚骨が、さっぱり食わせてくれます。







 しかしラードのコクが実に香ばしく、野菜のエキスと、まさかとは思うが生姜っぽいさっぱりさが香味油に染み込んだような感覚。全部飲み干すと喉が乾きそうだが、それを抑えきれない自分がいます。後半は、麺の風味が汁に移ってマイルドに傾斜していきますが、首尾一貫して大勝軒らしさは筋が通っているような感覚。比較的、大勝軒は食い続けたが、汁系では中野大勝軒と同等にハマってしまった塩味かもしれません。これなら、塩ワンタン麺として食うとかなり美味いはず。











麺:「縦伸び横伸び感じさせる定番のモチモチ感覚!チュルッと啜る快感はさすが!」


 麺は、王道ですなー。文句なしの大勝軒の風貌。中太ストレート麺で、いかにも多加水。密度感はそれほど感じない程度で、茹で方もアルデンテ峠を越えて降りかけた感じ。これが一番「もちもち」とアピールする頂点のようです。前歯でスパスパ、奥歯でクチクチ、すすってチュルルルルルルーーーって滑る。もう咀嚼するというより、飲む感覚に近く、左右にいる先客をここでも振り切って先に食い終えてしまいました。







 それにしても、スープの吸い込みもほどほど高いところもイイね。吸い込む性質は、加水と茹で上げのレベルとあまり関連性がないのかもしれない。このあたりは文系なのでよくわかりませんが、昔習った理科の「浸透圧」の違いを久しぶりに思い出してしまいました。ところでうちの愚息は、理科も国語も英語も好きじゃない。ものづくり方面へ興味を示し出していて、人って面白いなと最近感じております。また意外にラーメン屋になるといったら、私は心から応援するだろうか。勝手に妄想して悩んでも仕方がないのだが。











具:「大判のバラ肉チャーシュー!醤油ダレの風味がちょっとした箸休め!旨し!」


 面構えがいい。それはトッピングの貢献が大です。極太メンマも薄味ながらも塩気もほどほどあって、スープとよく合う。繊維質もシャクシャクとして切れやすく感覚もよかった。これならメンマ増しや、酒のアテにも十分に通用します。また、チャーシューのおお振りがいいね!。軽く白ごま振ってあるのも好印象で、バラ肉の断面が、シベリア平原の形に見えて嬉しい。実は、私は地理が好きで得意だったのだ。地図は今でも書店でよく暇つぶしに見ています。白ごまの分かれ目は、ちょうどウラル山脈で、ヨーロッパとアジアの境界線。中央アジアの国と首都、バルト3国がきっちりと言えるのは、地図マニアか、クイズヲタクくらいなものかも・・・(因みに井上陽水はそれに当たるらしい)。












 総じまして、「一足早い春色大勝軒の塩中華」と言う感想でして、これは予想外にうまかった。こうなれば、次回は俄然、塩つけそばを食いたい!。ネットでの評判はそこそこなのだけど、今回は上振れの一杯だったのか?。しかし再訪問は確実。家族を近くのイオンモールに放り込んで、一人自由行動でも企てようかと良からぬことも考えたりして・・・。本格的な春はもうそこまで。そして、春の激動の嵐もすぐそこまで。今年の大型連休には休めるのか!!今から慄いていても仕方ないので、この瞬間この一杯を大事に味わいたいと思う次第です。ああ、ひとときの幸せを感じながら・・・・詠います!。



   弥生空
   陽射し溢れる
   街道に



   クルマを止めて
   春色らーめん



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


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