ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2667】 麺恋処 き楽 (東京・御成門) 味噌らーめん 中盛

<オヤツ時でも営業マン利用で繁盛>


 所詮私はそんな男。異動の噂がとても気になる器の小ささ。春が近づくとそわそわしてしまいます。特にこの一年は結果を残せなかったので(こんなのも珍しいくらい)、戦々恐々なんですよねー。もう今さらジタバタしたってしょうがないのですが、今の仕事に手がつかない。そんな感じで珍しく都心への外出で三田線を利用してたら、不安妄想が過ぎて一駅降りる駅間違ってしまった(汗)。逆戻りで御成町方向へてくてくと歩きます。







 今回のターゲットは「麺恋処 き楽」の味噌らーめん。そろそろ月も替わろうとしているので、あと一杯で一旦連続味噌麺シリーズを終えたいと思います。今年は、1月は「一番舘の100円ハイボール」にハマりまくり通いまくり、2月は「味噌ラーメン」を続けて食いまくり、さて3月はどうなるのでしょう・・・・普通に暮らします(笑)。そんな感じでしめくくりの一杯なら、ここでちゃんとしたのを食いたいのです。







 訪問時、午後2時半過ぎ。昼飯食えなかったわけで、昼の部終わり間際に入店しましたが、客入り6割程度というこの時間にしてはかなりの盛況ぶり。全員中年サラリーマン。このあたりも会社多いからねー、私と同じようなお疲れ会社員がぞろぞろと、この店でたむろってる状況。嗚呼、日本は疲れている・・・・働き方改革を本当にやろうぜ。












汁:「ベースのしっかりした豚骨魚介に支えられたあっさり味噌風味」


 いそじ創業店主が今日も重鎮的な存在感です。少し気さくなご接客で丁度目の前のカウンター席に滑り込みました。いつもは背後霊のように並ぶ待ち客がおらず、背後霊席に荷物とコートを置いて思わず「よっこいしょ」なんて声をついて座ってしまいました。こちらは冬でもカウンターにはうちわがある。オールシーズン熱気蒸し蒸しな店内なので、必須アイテムです。さらに暑く思えて上着も脱いでワイシャツ姿になってしまおう。脱ぐと、気が楽・・気楽・・・き楽。おやじセンスで妄想してたら、タイミングよく配膳が完了です。







 実に存在感があるというか、整った麺顔というか、定番というか・・・とにかく整然としてる!。麺は縦に整列してるようで、それとは垂直に交わるようにモヤシが横一列。上方向に海苔が平行して、下方向にはメンマ。中央下部の一番見栄えがする箇所には、深い色したチャーシューが鎮座。何だかはルールがある。コダワリが見え隠れする。







 相変わらず・・・「麺恋処いそじ@代々木」ともども安定したマイルド豚骨魚介を感じさせます。鶏か豚かのコラーゲン感がしつこくならない程度にジン割と溶けていて、それと一体化したような魚介の甘みがいい感じ。まさに一体感。味噌らーオンリーの香味油も感じますし、白ごまの風合いもうっすら感じますが、それは視覚からくる印象といった観念的な味わい。舌の味蕾がキャッチした味わいではない(つまり私は鈍感)。







 豚骨魚介の味わいのあとに、味噌の風味がやってくる感じでしょうか。味噌味噌味噌ーーーっていう迫りはなく、味噌感は柔らかい。コテコテしてもおらず、ベーススープの個性は失われません。軽く柚子も投入されており、その輪郭も一瞬感じる。酸味はかなり抑え気味で、塩気も低めだけど、味噌の熟成感はしっとりと溶け込んだ感覚で、個人的には「マイルド味噌」というレベル相当と思えます。後半に薬味から一味を投入。この一味はかなり質の良いものですねー。よく見かけるハウスあS&Bのビンのままっていうのと違って、使ってて気持ち良い。もちろん味も良し香がよくたち、味の輪郭も一段と明確になって、最後まで一気に飲み干してしまった!。嗚呼、今度は本当に汗が噴き出てきた!うちわをガチで使いまくりで汗を引かせないと。







麺:「モチモチと気持ちほど縦伸びしそうな多加水中太麺!意外とスープ持ち上げ感じる」


 おお!モチモチ自家製麺!!分かりやすい旨さ!。密度感もキープされてて前歯を当てるだけでも反発あるように思えるほど。千切るとプッツンと明るいはじけ方をして、奥歯でももっちりもつもつもつ・・・っと横ずれを見せながらクッチリと押しつぶされてゆきます。この麺は、風味より弾力を味わいたい気分。汁の吸い込みはあまり得意そうでないと思ってたら、意外に麺と麺が密着するのか、表面がぬめっているのか、味噌豚骨魚介がよく貼りつく麺です。炭水化物とスープの旨みが咀嚼でよく分解されて甘みを増します。







 今回は中盛りで300g。これがベストかもね私にとっては。並で200g。大盛で400g。並盛まで無料サービスということだから、760円としてはむしろ安いかも。普通の大盛りサイズですからね。この質感とこのロケーションも考えるとなおさら。












具:「香ばしさを絵にしたようなロース肉チャーシュー!」


 サイズ、分厚さ、質感、申し分なし。深いタレ浸透を見せますが、やや薄めな味わいでスープの濃さとよくマッチします。ロース肉は、スープ生成にも協力したようなスカっとした印象があって、赤身部分は軽くスポンジ状態になっている。そこもスープが混じりこんで旨さを高める。また周囲は香ばしく、色合いも素敵。ライスというより、酒でいただきたい肉片と感じてしまいます。チャーシュー追加は300円であったが、次回はチャーシューメンじゃな!







 味噌らーと言えば、モヤシですが、根切りをしてあるのかとてもサイズもそろって上質。ワイルド感はこの一杯には似合わない。適当なシャキシャキ度合とボリューム感で十分。麺とからめておいしくいただきました!。







 総じまして、「さすがの安定感!後引く恋しさ残る味噌麺」と言う感じでしょうか。すごく全体満足度が高く、幸せを感じる一杯で、味噌連続シリーズの最後としては相応しいと自分で納得です。と・・・・思うのだけど、まだ味噌麺に未練が残ってたりして。真偽は秘密です。それにしても、異動の噂でワクワクしなくなったのはいつからだろうか。ビクビクしだしたのはいつのころからだろうか。新橋でグリーンジャンボが売り出されてたが、もうそういうものでしか人生の一発逆転はないのだろうか。働き方改革の前に、意識の改革が私の場合は必要なのかもしれません。そんな自省を込めて詠います!。



   花曇り
   春はすぐそこ
   風緩み



   しばし気になる
   異動と味噌麺



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



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