ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2432】 らあめん 満家 (東京・大久保) らあめん小

<偉大なる「小」!大満足の540円!味は確かな「満来」系譜>


 中央線沿線「大久保駅」近くに新店舗オープンということで、個人的には無視できません。ただ、店名に「らあめん」という表記と、新宿の名店「満来」に結びつくような「満家」と来れば、だいたいラヲタなら想像できてしまうその味わい。予感的中で、ご店主は満来のご出身とのことです。だったら、挨拶がてらに名物「チャーざる」を食いたいところですが、「らあめん(小)」が540円という券売機表示についつい反応してしまいました。安っすー!。新橋の「ほりうち」で朝らあめん500円に匹敵して、しかも通し営業のレギュラーメニューでっせ。これはサービス精神を感じます。








 結論を急ぐと、新店舗の初々しさも漂い、非常に質感も高かったこの一杯!。一周まわって新鮮な感動を覚えました。いきなり応援モード全開!。あとコップ酒でも提供あれば密かに通うのだがーーー。


   











【明るさ、軽さ、薄っすらさ、それでも芳醇に感じる!動物系のコクと醤油の輪郭】


 かつて「凪 大久保店」があった場所なのね。訪問して気付きました。その店でも「かけラーメン」を食ってた記憶ですが、今回も似たような行動でして540円の「らあめん(小)」です。しかしこの一杯は、安っぽさを全然感じない仕上がりであるのが見事!。その麺顔は、堂々としており、デフォルトからの引き算を感じさせません。スープは元より、麺量、チャーシュー等トッピングも満足レベル。







 まずスープは、小も並も関係ないのですが、透明感あふれる明るい醤油の色合い。そこにキラキラ溶け込んだ動物系のエキス感が素晴らしい。上品さある色気と申しましょうか、既に旨さ間違いなしです。味わうとその想定通りの輪郭で、唸るねー。豚の優しいエキス感。ラードのようなドカンとしたアピールはないけれど、そこがまた良い。すき焼きよりも、しゃぶしゃぶが好きと言う方ならわかるかなー、そのフィーリング、なんとなく。旨味が透明感あって明るく、優しい。男が女性に求めるわがままを、ここに体現しております(アホかオレ)。








 また、温度感が非常に良い。しっかりと熱い。麺の熱ダレもきになるけど御構い無しの熱さのようで、そんなことにはまずならない安定さ。全体的に穏やかな味わいのスープなんですが、この熱で味にピッチリとしたピントが合うような感覚も植え付けますかな。陶器のレンゲを持つ手も温かく伝わります。青菜の淡い苦味も包み込むような柔らかい味わいである一方、薬味のネギは程よい苦味を運んでくるし、スープの個性と熱のバランスがいい感じ。嗚呼、来てよかった・・・・昼間に仕事でイライラしていたのが嘘のようです。ほんとホッコリする。












【小でもたっぷりな麺量が嬉しい!上品でモチモチつるりん!とした風合いが堪らん!】


 小でも・・・・160gはあるんじゃないかな。小と侮ってはいけませぬ。しかも、ファンならよくご存知の多加水なストレートもちもち麺。やや平らかな形状で、茹で上げの膨らみもあって、オーバルな形状に感じてしまいます。いろいろこの系列は食べてきたけど、心持ちその中でも密度感があるというのが、今回の私の感覚。なので麺の味わいも気持ちだけ濃ゆく感じてしまいます。依怙贔屓と言われてもそれは仕方がないけど。







 はっきりとしたモチモチ感、ややハードなモッチリ感。たまたまなのか??。前歯でプツリプツリと千切る動作が楽しくなる。箸で引っ張ると綺麗に横一列で揃う。奥歯へ引き込んでプレスを始めると、ヌメヌメっとしてヌッチリとした高反発が、いい感じです。デンプンが糖質へ変わるような仄かな甘みが広がるよう・・・・ほとんど空想ですが。







 すすりの良さは言わずもがなか。太めな麺にしては軽いすすりで食えるのだ。関西生活時代によく食った・・・・細うどんをズボボボっとすすり食った日々が懐かしいー。喉奥を滑り落ちる麺のシルエットが鮮やか・・・。







【スカスカッとして解れる柔らかさ!上質なるスポンジ感覚がナイス!】


 これも名物・・・・スカスカ気味で柔らかいチャーシュー。私はよく「スポンジのようなチャーシュー」と言ってしまいます。大ぶりで分厚く、そして繊維に沿って解れるほどに柔らかい。そこにスープが逆輸入されたように、めいいっぱい染み込んだところをガブリと齧るのが、真骨頂。らあめん小と言えど、540円と言えど、エース級の一級品チャーシューです。













 総じまして、「暗がり広がる大久保にひときわ明るい一杯!」と言う個人的な感覚でして、夜に訪問すると特に明るく感じます。店もその一杯も。昼間の業務関係のイライラも、ここに来てこれ食えば、霧散しそうです。このロケーションは、いろいろ入れ替わりあったのだけど、根付いて欲しいなーっと本当に思う。多分また来るつもり。チャーざるは、そうそう手が出ませんが、納豆らあめんは大好き。でもやっぱり、この「小」を食い続けるのだろうねー。と言うことで、なので詠います!




   イラついて
   家路の前に
   途中下車



   優しき出汁に
   気も和らぎて



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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