ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2332】 オランダ亭 (埼玉・一ノ割) しょうゆラーメン+味玉

<照りつける太陽が・・・もはや埼玉の夏!>


 一ノ割は、遠かった・・・・。休みの日、ちょっとわがままを言って夕方まで自由時間をいただき、最近気になって仕方がないこの店「オランダ亭」を目指します。しかし混んでるわ、暑かったわで・・・結構、一ノ割についた頃はヘロヘロでした。大泉・川口・岩槻あたりでは、週末といえども工事しておるし、普通でも混雑するので凹む上、この日は暑かったからねー。疲れた。そして、東京から埼玉の奥深く潜り込むほどに暑さが増す気がします。越谷すぎると道が狭くなって・・・辛抱しきれず、途中のコンビニで休憩しながらたどり着きます。


   






 日光街道から一筋外れた、なんとも地味な場所に開店しているですが、この界隈も、蕎麦屋や街中華がいい感じなオーラを垂れながらい旨そうなエリアなのか?。意外に競争相手がある立地なのかもしれません。もうこうも暑いとビールをあおりたいが・・・クルマなもんで、お水で我慢。


   











【生姜のしっとりエキス感もいいが、醤油ダレの円やかさもええじゃないか!】


 ランチタイムのピークすぎでしたが、店内は意外と混んでおらず。小上がりの席が2つあって、後テーブル席もある。カウンター席の方がこじんまりしているような店内です。ご店主が一人でフル回転で営業しておられます。地元ファミリーにも愛されやすい店箱ですね。今回は、定石通り、「しょうゆラーメン」でいかせてもらいました。あと、自分へのご褒美として味玉をプラス。








 一人営業で大変だろうと思いつつ、意外と配膳が早くて驚きます。そしてその麺顔は、まさしく日本の醤油系中華そばたる・・・確固たるプレゼンス。味玉、なると、メンマがディープな琥珀の醤油スープに浮かび、透けて見えるは細麺。海苔とチャーシューがしっかりと隙間を埋めてくれて、見ているだけで充実感にあふれる一杯。







 その醤油スープ・・・長岡系とは知っての味わいなんですが、私のこれまで知っている生姜醤油の中では、まろやかさ一番といったところか。生姜は優しくアピールしてきてジリジリと来てもそれは淡いです。刺激というより風味が濃ゆいという感じの生姜の味ですので、比較的上品と捉えました。そしてそれを支える醤油ダレが、脇役なのか主役なのか分からぬ程に、コク深い味わい。カエシの感じが醤油の熟成度を感じるますし、またそこからほのかに甘みすら覚える次第。








 しかしこのまろやかさは、ベーススープの活躍を忘れてはなりませんね。丸鶏を彷彿とするような綺麗なさっぱりコク・・・そして香りが芳醇です。鶏のみとも思えず豚の煮出しもある感じですが、鶏豚のエキス仕掛けが、醤油を華やかに感じさせたり、生姜をまろやかに感じさせたりと、裏方としてしっかり仕事をしているようです。







【細くてやや平らかボコボコ麺が何ともうまい!風味もいい!!】


 麺が美味い。汁系としては標準的な細さなんですが、やや平麺だから帰ってより細く感じてしまう・・・そんな錯覚が機能しているかも。しかもボコボコとした不規則な捩れが印象的で、素朴感を高めます。しかもスープをやや吸い込んだ感じで、すでに最初のリフトから褐色に染まった地肌です。光沢もあり滑りも良さそう。見た目から加水はやや高めなのかなと感じた通りでしたし、多加水の細い温麺にしては、引き締まりがあります。







 噛んでみて風味が良いです。麺というより、スープのやや濃ゆい味わいと麺のグルテンの調和感。スープもろともすすり上げると、スープの香りが鼻腔に抜ける。前歯で千切っても少しモッチリと感じつつもプチプチときれ、奥歯でプレスすると細い弾力の集まり加減をすり潰すのが面白い。喉越しもサラリとしたシルエット感でザラ付きを覚えません。













【薄いチャーシューを始めどれをとっても質感高いトッピング達!】


 スープ、麺と完璧で・・・具もなかなか。味玉は、柔らかい醤油ダレのニュアンスを引き継ぎ、卵黄のまったりとした部分に浸透して甘みを蓄えた感じでうまし。白身の浸透さを見ても味の深みがわかります。


 チャーシューは、薄切りスライスバラ肉。京都ラーメンが好きな私には、少し肩入れしたくなるほどで、肉の柔らかさに加えて、味の熟成、そして肉の大判なサイズ感が圧巻です。それが二枚ありまして、最初はとても大きな肉が入っているもんだと勘違い。







 ほうれん草が美味い。茹で上げの加減がよろしくて、スープを吸い込ませてからいただくと箸が止まりません。メンマもあっさりとしつつタレの染み込みが豊かですが固くない。酒のアテとして通じるって感じです。













 総じまして、「生姜醤油の美しき哉〜」と言う感覚でもうそれしか浮かんできません(暑さで朦朧としているからか?)。新潟・長岡よりは近いものの、東京の西エリアからはそうそう来れないのが悔しいと思うほどに、ツボにはまったこのお店。それでも再訪問を誓う次第。つけ麺はメニュー落ち?なのか不明ですが、次は塩を試したいとすでに企んでおります。それにしても、暑い日にしっかりとした、暑くてもうまいものを食って汗をかくのもまた気持ち良いかも。帰り道は、窓全開にして夏気分に浸りました・・・・。と言うことで、なので詠います!



   陽炎と
   クルマ渋滞
   へたり込み



   シャキッと一杯
   生姜のコクつゆ



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


関連ランキング:ラーメン | 一ノ割駅


春日部鮫

春日部鮫