「社員は何も悪くないんです。私が全部悪いんです。」と泣きながら会見したとある証券会社の社長さんがふと頭に浮かんだ。かなり昔の話。一方で、学生のころ内々定をもらえる寸前までいった大きな会社が、台湾の大手資本に買収されてしまった。ちょっと心が痛む。実家のテレビもそこの製品で、ウチの両親もそのブランドを自慢しとったし。数年前の日経ビジネスなんかは、好調時は特集までしておったことを思えば、本当に分からない時代になったのだなと今更思いました。
あの泣き虫だった社長はその後どうなったのだろう。ウィキペディアで調べてみたら、人柄と叩き上げの実績を買われて、いろいろ要職についたようです。もともと苦学生であったことなもどもあってまさしく叩き上げの営業マンだった様子。倒産までどんなことがあったか知らないが、寂しい人生でなくてよかった。一方、あの買収された会社のえらい人たちは、似た道を歩けるのでしょか。そんなことより、学生時代の同窓生もそこそこ入社している。なんとかやっているのでしょうか。何があっても生き残らねばな・・・・。他人事ではありません。どんなに大きな波が来ようと、たとえ溺れそうになっても、生き延びるのじゃ!
- 作者: 清武英利
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/08/21
- メディア: 文庫
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<海でも波でもなく、麺で溺れそうになる・・・そんな湘南できごと>
・・・・などと考えながら、新聞雑誌記事の暗い気分を晴らすために、久しぶりに遠征ラ活をしてしまいました。食うのが一番の気分転換!気候も暖かくなりましたの海に近いところに出かけたくてね(ウソです)。実は次なる野望、二郎の神奈川エリアを開拓したくて、一番遠くてハードルが高そうな店に特攻をかけてみようという企みです。それが「湘南藤沢店」さん。シャッター目指して到着したのが回転15分前。店前には人影なし。何だ楽勝!と思いかけてところで手痛いしっぺ返し。二軒隣に「待合室」があってそこに30名弱が円座になって、静かに並んでおられます。待合室の中央にはご店主のものと思われるハーレーダビッドソンが止められていて、それを見つめながら入店のタイミングを待つ。そんな恐るべしディープな日本人達。暗黙のルールというやつか静かです。一巡目の方々は、この待合室で麺の量を申告するシステムになってしまいます。まるで処方箋を受け取りに来る患者の気分ですな。
そのあとは、麺を茹でるロットを鑑みながらの入店促しで、背後霊システムで入店を促され、空いた席に自主的に滑り込むと言うサプライマネジメント。生産ライン上のボトルネックは最小限です。しかし、客が背後霊の時点でで麺量を確かめられて生産投入をかけるというある意味フォーキャスト生産をかけますから、食い終わった客のカウンターの出待ちと、微妙にリンクしない状態が発生することもあり・・・。その時は「サーブ1!」という暗号が厨房内で伝達され、おそらく半完成品が一つ棚卸状態になっているのでしょう・・・・。その1分後に席を確保したところに、絶妙なタイミングで私の配膳が完了。たぶん棚卸が無くなって送品と検収が上がった瞬間ですな。
【適度なクシクシ感覚!オーション風合いもしっかりでカネシに染まる旨き麺!】
そんなナイスなタイミングで配膳された、「汁なし」がこれ。あらあら・・・・卵黄の卵膜が破れてしまってますな(笑)。ま、それもご愛嬌ということです。写真の見た目はインパクトが消えていますが、実際はすごく手にとってズシリときまして、なかなかのボリューム感です。一通りスマホで撮影を終えていざ実食。天地返しを始めます。
最初の引き上げで麺の姿が露わになります。おお!!誠に渋い色合い!オーション独自の麺風合いとでも申しましょうか、風味を感じさせる素朴、ハンドメイド感を表す麺です。二郎定番の平打ち型。デロデロ感がなくてスッキリとしたパラレルが印象的です。しかしカネシに染まったというか深い褐色。そこに時折、崩れた卵黄が原色の如く鮮やかなイエローが貼り着きまして、ワイルドなコントラスト感を高めます。そのあと何度も何度も天地返しを繰り返していざ実食!
むおお・・・カタさと柔らかさが共存するような初めての体験。大抵の店ではデフォルトが柔らかめと思っているのですが、カタメのニュアンスを少し残しております。厨房でのアイドリングタイムがなければどうなっていたのか、そっちの方が気になるかも。表面はタレと卵黄の効果もあってニュルニュルニュルニュルと滑るのですが、麺の中心部はどこかしらオーションのグルテンを感じるような旨き風合いが感じられるかも・・・。端的に言えば「麺が美味い!」。麺に独自の味があるというようなナイスな感覚!これはいい!
しかし・・・小ラーメンのはずなのだが・・・多い。ボリュームが多い。隣の中年ご夫婦客のご婦人と同じ麺量のはずなのだが、胃袋が多少キツくなってくるのを覚えます。初めて遭難するかもと思って焦った。その瞬間、ここの冷水が異様に美味しく感じて救われたかも。後半は、ブラックペパーを振って食欲を加速させます。最後に2〜3口でフィニッシュというところで、何を考えたか酢を投入してこれは失敗した。酢を投入するとまろやかになるのだと思ったがそうでもなかった。逆に重くなってしまったが、何とか制覇することができました。ヤサイマシにしなくて本当に良かった・・・・・。
【カネシのキレと背脂の甘さ!ヤサイの汁と卵黄混じる・・・マイルド濃厚タレ!】
タレは、確認しようとしたら既にヤサイの汁と卵黄の影響を受けてしまったので、明確には判断できません。しかし、カネシの塩気がキレててそこにニンニクのジリジリとした風合いがマッチしてとてもいい印象。加えて背脂の成分が溶け込んで、微妙な乳化を感じるようなところもあります。
そこに卵黄がべったりと本領を発揮して濃厚な円やかさを演出。さらに野菜の汁が後になるほど滲み出て、ナチュラルな甘さを放出。最終的には料理ソースのようなマイルドかつ濃厚なタレとなって仕上がります。あとから思うとこの上にさらに麺の風合いも吸いとっているかもでして、ますます後半はタレではなく料理ソース状態でした。
【ややクタり気味のヤサイが甘し!バラ豚肉もテッパン級の安定さ!】
ヤサイマシは今回しませんでした。しかしそれでも満足。全体的にヤサイはクタっとしている部分があり、それがヤサイの甘さを引き出しているという前向きな印象。しかもキャベツの配分がそこそこあって、そのキャベツ甘みが全体に食べやすかったかも。ニンニクは遠慮しませんでしたが、卵黄がカバーしているためか、金属的な刺激は全くなかったです。食後のニンニク臭も抑えられ気味だったのかもしれません。フライドオニオンは香ばしく、これはニンニクと互助効果を果たすがごとく、香ばしくて歯ごたえも与えるいい演出。
さて豚肉。バラ肉ロールという好みのストライクゾーンど真ん中です。1センチ程度の分厚さで3枚投入。小さくもなく大きくもなく。でも肉がこれ以上あったら遭難していたかもしれないので、ベストなボリューム。神ではなかったけど相当旨かったはず。
総じまして、「旨さとボリュームに溺れかけて汁なし二郎・・・・(;^_^A 」と言う感覚でして、むしろ達成感がハンパありません。小サイズですが〜ピヨピヨ野郎な私には事件です。食い終わった後、相模湾の存在を遠くに感じながら、街と海が混じった空気を感じながら散歩。せっかくの遠征なので、海も見てみようか・・・。ということで・・・・なので詠います!
春の凪
海街陽射し
穏やかに
休日モードの
穏やか二郎
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
最高のリーダーは何もしない―――内向型人間が最強のチームをつくる!
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