【今週のラーメン２０２２】麺尊RAGE （東京・西荻窪）軍鶏そば＋プレミアムモルツ小瓶

今日も過去メモを補完してレビュー仕上げ。これも少し前の「汁なし二郎系連食ロード」に疲れて、唐突に食いたくなった時の一杯と言う記憶〜。

　そんな感じで、仕事でもかなり疲れた土曜日の朝。この日は私だけ自宅お留守番。もぞもぞとベットから起きでて、持ち帰った社用PCを立ち上げる瞬間ほど嫌な瞬間はないね。金曜日の夜にタスクをかたっぱしから片付けたものの、それにどこかの手荒さも感じてて、それに対する反応があるかも？なんて考えると実に憂鬱だったんだろうね。このままPCが故障してくれたら、むしろサバサバするかもしれない。週報をさらっと書き上げると猛烈に腹が減ったんだろう。もう・・・二郎インスパイアはパス。時間もないし体力もない。本能に従い向かったところが、西荻窪の麺尊RAGEですよ！。本当は「まぜそば」狙いだったのですが、売り切れだったので、久しぶり軍鶏そばをいただきました。ついでにプレモルもゲット。

【醤油の強さはそのままで、尖りは更に丸まったような円やかさ！進化したのか！？】

　閉店間際の数十分間に滑り込んだ店内は、客もまばらで、1日のピークアウトを満喫している雰囲気。こういう終わり間際って仕事している立場からだと心地よい疲労感というのでしょうね。そんな雰囲気をかいくぐってきた一杯は、いつも食っている麺顔からは、正直言ってどこか間延びした雰囲気あり。でも色合いだけは、妙に透き通っていて、スープの良さが際立つみたい。いわゆるオーラを感じます。

　味わうといつもより円やか！詳細は過去のレビューに何度もつぶやいておるので譲りますが、今回は妙に良いぞ！少し濃ゆめの醤油感と、軍鶏のエキスのハイレベルバランスが、この一杯の売りなんです。しかし、拮抗から調和へ向かったような芳醇なまとまり感がすごいです今回は。醤油のキリリ感。鶏油のわざとらしい色気も抑えめに見えて、しっかり鶏の味わいが残る。後味に嫌味がない。前からだけど、さらりと抜けて味の残像を追いかけるようなスッキリ感。バテていたからスープは少し残そうかななんて思って、少しだけ・・・少しだけ・・・とすすっていたら、止まらずついに飲み干してしまう。ずるいな〜、こんなに虚をつくように引き込むなんて（笑）。とにかく、うまし！

【ほのかな粉感としなやかさの両立が、相変わらず素晴らしいストレート細麺！】

　基本的に、鈴蘭系の細麺は好きなんですが、他店舗ではパツパツさがあってお気に入り。こちらもそうなんですが、ややしなやかさを意識したかのような、ゆるやかさがあります。麺を箸でリフトした瞬間から、表層の滑り層と中のグルテン層がキッパリと別れる見栄えが、縦じま模様のようで美しく、かつ美味そう。こちらも歯ごたえや滑りの感覚は過去レビューに譲りますが、粉の熟成と、汁の吸い込みによるゆっくりとした味わい変化を楽しめる逸品。あえて大盛り対応不可というこだわりは、しっかりとこの見極めを客に感じてもらいたいんでしょうね〜。大盛りサービスもお客のためなら、大盛り対応不可対応もある意味お客サービスなのかもしれません。

【肉は、サイズにブレがあるのだけが気がかりだが、質感については全くブレなしの高品質！】

　鶏と豚の肉チャーシュー。詳しくはここでは申しませんが、２つ言いたいかも・

　まず、相変わらずブレない質感はナイス。豚の燻製っぽい芳醇さと、排反するようなジューシーさがたまらん。鶏肉は汁に吸わせる岳吸わせておいて食うのが一番よろしい。

　次に、サイズ感。これは何回も何回も訪問してるからなんだけど、アタリ！と思うときは特製と変わらぬサイズの豚肉にアタる。麺顔の三分の一くらいに感じるときもある。しかし・・・任せるしかないね。前なんて、サービスですと、余った端っこをブロックに刻んで無料投入してもらったし！　一喜一憂しているとは私もかなり俗物根性丸出しです。