連休中しかできないこと。それは「昼営業のみ」の名店を訪ねること。東急田園都市線「鷺沼」で昼のみ営業とされては、私は手の出しようがないのでいつも悶々としていた店「懐や」さんを訪ねました。3連休の中日は日曜日であっても営業するとのこと・・・・。これから再訪問にかけては参考にしなければならない情報ですな。
さてクルマで移動を決め込んでいたが道も混んでいて思わぬ展開。午後2時に到着して行列あったとしてもピークアウトしているだろうなと思っていたら20名ばかりの行列・・・・・。しかもご近所への配慮か、行列は店の脇にある狭小の路地奥に延びていて、その行列に接続するにはどうしたものかと思えるほどの狭さです。小雨がぱらついたりしたものだから、路地で傘をさしたりなんかして・・・。「すみません、すみません。奥へ通してください」という感じでゴソゴソと一番奥に一苦労して接続完了。・・・・風通しも悪く汗が滲むぜ・・・。しかし幸いなことに、なんとか営業終了前にスベリこんだようで、目的はあぶないところで安堵されました。それにしても・・・・前客がほとんどカップルではないか・・・・。ハッキリとラーメンが好きといえる女性って素敵と思えますよね。良い時代だと思いながら・・・・しかたねー、スマホいじって時間つぶしです。
【スープ:「魚介>鶏」のバランス感!魚介は淡麗に仕上がり・・・・仄かに塩が頭一つ出る味わい】
<まさしく淡麗!と思わせといてしっかり塩味効かせる・・・・しかし最後はやはり淡麗な感想>
最近迷いが多くていかん・・・・。醤油か塩か。また細麺か平打ちかでまた悩ませる・・・。どうやら淡麗系のお店だということは仕入れてきたのだが、今の自分の腹具合との相談できめるしかない。どうやら「細麺はハード歯応え」「平打ちはソフト食感」という分け方と理解。それなら、【細麺】から決めることにして・・・・・そうなると淡麗系なら【塩】でいただきたいという流れで決着。結局、一番冒険しない選択ね・・・。
さてこの塩スープがまた唸る。最初の一口は、なるほど!と思わせるマイルドさ漂う淡麗。薄味の中にいろいろな旨味が封じ込まれていて、鶏ガラの丁寧な煮出しと、少しばかりの香味油・・・鶏油がほんのりと上品に香るという出だしにセンスを感じます。旨い旨い・・・。しかし、食べ進めるほどに、徐々に本来の味わい・・・塩気がじわじわと感じられて来て、塩ダレの丸いボディーを感じ始める。序盤を過ぎるとややカエシが主張してくる感じ。旨味が塩気のように感じるというより、塩気が旨味と感じるタイプ。しかし塩っぱくない。塩気と鶏ガラのバランス感もナイス。
<煮干がスキマ・隙間に垣間見えるが塩気と乾物旨味・・・そして鶏ガラに譲る>
そして全体的には魚介が良い仕事をしていて全体的に深い落ち着き与えます。特に秀逸と思えたのは煮干類。ニボの甘みは排除系で香ばしさだけを引いたような感覚。それでいてニボの苦みは・・・・塩味の残像の中にチラリと感じる程度で、塩味を程よくバックアップという感じでこれ好き!と思える。徐々に舌が慣れて来るとそういうの感じなくなってくるが、その一方で、乾物類・・・節系やその他の味わいの深いと思えてくる。「魚介>鶏」でありながら、魚介をスッキリさせたところに、淡麗系の粋を感じますな。
【麺:淡麗スープには細麺でカツカツ食いたいと思ったけど大正解】
<前歯での歯応え重視なら「細麺」!奥歯でのモッチリ度を楽しむなら「平打ち」!>
狙い通りの麺の風合いだったのでこれは嬉しかった。デフォルトの茹で加減がややカタメで仕上がっているのがまた泣かせる。軽いアルデンテ気分で、前歯での千切りがクツクツクツクツっとした乾いた千切れ感覚をやや残すといった感じか。芯は断面をみても分からなかったけど、コシを感じる細麺というのは旨い。千切ったあとも乾いたグルテンのような風合いを感じて旨く思えるし、束になったそれ奥歯でプレスするときも、グニリと強いテンピュール感があって、これはなかなか、細麺アミューズ度が高いですよ。やはり、細麺は密度感が命かな・・・と思えてきたりする。
<ハードな麺が・・・時間経過でややしなやかになるのが、第二の食べごろ!>
カタさ一辺倒というわけでもなく、後半残り三分の一あたりから、徐々に麺が汁を吸い出しているのが分かります。粉風合いとスープのコラボ感ととらえれば、そう悪くない印象。というか全体的にしなやかな物腰になるので、すすりにとってはよい印象を与えるかも・・・。こういう少し風貌が変わるところも食べごろだと思う次第。次回は大盛り設定にしてみたいが、こちらの小盛り設定にも注目したい。小盛りだと味玉サービスとのこと。小盛りにして、ビールという手もあるね・・・・。
【具:実は手間をかけている質実なるトッピング達!全体的にどれも風味を大切にしている作りです】
<果たしてこの肉・・・炙りの香ばしさ!酒を持って来てくれ・・・・>
もともと深くタレにつけこみ、それを丁寧に燻したような風合いが感じられる丁寧な仕上がりです。なのでベースタレと共に豚肉本来の味わいに余計なものが削ぎ落とされた感覚があります。これは酒で頂きたいような仕上がり感。もちろん醤油の感覚もほどよい。麺の提供にあわせて、一枚一枚炙りを施しているので、提供の際には香ばしさが特に際立つという感覚。脂身が焦げることなく、脂が熱でとけだして・・・・甘みを感じる。旨し・・・。
<青菜・メンマ・海苔・・・・出しゃばり語らぬでもシッカリ品質は伝わる>
特筆するところないようで、一点一点がとても丁寧。海苔も厚めで熱ダレと溶けたりしない。またメンマは軽く胡椒を降ってあるタイプで薄味な中に旨味脂でフレッシュにコリコリと食いたいと思わせる。また青菜は小松菜のようだ。こちらの方がホウレンソウより塩淡麗には合うと思えるし、なにしろ御浸し感がたまらなく丁度いい塩梅!どれも手抜かりが一切無いのが嬉しい。これで・・・・・消費税が上がっている昨今、650円というのも全体的にとても秀逸と思えます。
総じまして、「正統派!真面目な一杯!和む雰囲気!」ということしか思いつかんわな・・・。店の規模感といい、メニューラインナップ、接客姿勢とか、品質感とか・・・・・全体的に「こんなの近くに欲しいよね」と強く思わせます。なので、客層もカップルあかりではなく、女性一人客もおられたり、ご家族で来られたりと、地域密着度はとても高いです。ゆえに遠くからやってくる私のようなラヲタすら、この辺りの住人のような気分に自然とさせてくれる何かがあって・・・・。きっとこちらのお母さんのお人柄がこの店のオーラなのだろうね。もちろん、店主の真面目さとあいまって・・・。待つ行列の路地も奥深いが・・・・、店の客を受け止める懐具合も奥深いのであります。なので詠います!
あれこれと
ぶつかり凹み
考えて
葛藤飲込む
深き懐ろ
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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