ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1560】 上海麺館 (東京・中野) 油そば+生ビール

 このご時世、この年齢とこの立場なら、日本中あちこちに同じ思いをしているお方がごろごろとしてると思います。自力でどうにもならないことで、振り回されて忙しく過ごすのは、きっと私だけではないでしょう。日本の中年サラリーマンは、日々プレッシャーと不安の中で、胃痛を感じつつも、日中はゆっくり食えず。深夜となってようやく食事らしいものを口にする。そんな気分でまた中野駅で途中下車してしまいました。でもこの街も少しづつ変わっていくのか・・・。若者の姿が最近多いように思える。そういえばこの辺りって大学が出来たりして活性化しているようす。多少飲んだくれた若者たちも増えましたが、そんな幸せそうな風景を横目に、路地裏へと滑り込みます。目指すは、「上海麺館」。まだ数回しか訪問していませんが、なぜだかいつも中野駅では気になってるのです。ここの豚そばが気に入っている。


  




 しかし少し訪問のインターバルが空くと、そこにはなんと「油そば」がレギュラーメニュー化しとりますがな!うう・・・これは試さねば。豚そばに後ろ髪ひかれつつも、期待の油そばのボタンをプッシュです。そして、生ビール380円もプッシュ。夜11時近くなって、この組み合わせでガッツリ食うのは不健康極まりないのだが、今回ばかりは羽目外したい。この日は、それまで「カップヌードルLight1個」と「SOYJOY1本」しか口にできなかったのだから・・・・。


  









【タレ:どこか嬉しさを覚える馴染みの醤油タレ・・・マイルドな甘辛醤油味】


<とっても親しみ覚えるライト醤油!どこかしらすき焼きチックなタレ味!>


 それにしても、この醤油タレは実に親しみを覚えますよ!初めて出会ったタレなのに、ずっと前から知っている馴染みのような寄り添いを感じる風合いです。しかも重くない! ハッキリ言って甘めのタレ。しかし、醤油ベースなのでカエシと甘みの交わりが基本なので、なんとなく・・・あのメジャーな日本料理を思い起こす。それは「すき焼き」。あの甘辛いタレの味わいに、どこか共通項があるような気がしてならない。その一方、すき焼きタレとは対極的な「ライト感」「すっきり感」が立ちこめるのであって、似て非なる物なのだと思う。







 まず、脂自体がライトだし、醤油も薄めで、甘みも実は仄か・・・。なのだけど、トッピング等の味わいが、前向きに補強するという構成で、実は薄っぺらいタレと思いがちだが、実に計算されたものを感じます。これなら、家族で味わえる・・・。そんな、品質はもとより、安寧感を覚える品質に乾杯であります。









<温野菜の汁がまたサッパリとした甘さなり>


 温野菜。これがこの一杯のテーマだと思います。この野菜から滲み出る「野菜エキス」優しさを感じますし、女性ラー好きにとっても嬉しい味付けではないでしょうか。あっさりと思える醤油ダレが、実は甘めが強いところを、野菜のナチュラルな甘みエキスで、非常にバランス感豊かに味わえます。キャベツの甘みがまた特別に合う。そして、通常より細めのモヤシは、いつも感じているも風味すら感じますし、食欲をそそります。更に、九条ネギでしょうか・・・・青ネギの小口切りが結構ふんだんにありまして、爽快な苦みよりネギ独特の甘さも感じます。それらが、混ぜ返すたび、食する箸の上げ下げ同左のたびに入り混じり増して、全体的にはんなりとした甘さが広がる油そばとなります。「油」を摂取しても罪悪感が薄いように感じられるかな:笑。


 しかしそのまま何も手を加えず、フィニッシュしても良かったのですが、やはり後半三分の一で、辣油と酢を投入したくなる。これらを投入すると一気に中華チックになると思いきや、酢を控えめにすれば、円やかキープの中に酢&辣油のシャープさがかぶさる味わいに変化。やはり捨てがたい味付けだな・・・・。









【麺:この店は食べ応えをしっかりと感じ取れる麺を出す店だね〜サービス含めて〜】


<中太縮れのクッシリ麺!並〜大盛り〜特盛り同一価格!!>


 思えば、3品目(つけ麺・汁系・油そば)によって麺を変えているのね。つけ麺は中太ストレート麺でしたから・・・。油そばの麺は丸麺フォルムが印象的で、そして縮れが少し効いているというお姿。しかも、大盛りサービスだけならまだしも、【特盛までできますがいかが?】と聞かれて驚きを隠せません。丁度一つ離れた他客に油そば特盛が配膳されるタイミングでして、そのボリュームを見ればたじろぐ思い・・・・。時間も閉店間際という深夜でしたから、敢えて敢えて敢えて「並」とさせていただきました。いや〜、この店はいいわ〜。麺も決して安物とは感じられないですからね。


 芯を視認できるわけではないけど、歯応えとしては非常に密度感を与える「クッシリ麺」。多加水からやや低め・・・といった印象で、モチリとした弾力性も千切れる瞬間には感じます。前歯で押し立ててプチりと切れるファーストタッチ。縮れが、トッピングを適度にかれみつかせ、いろいろな歯応えをも楽しむのが、まぜそば系の醍醐味であり、典型的なそれでした。







<サラサラした油感が程よくコーティングする滑り感覚>


 脂や油でコテコテしたイメージはないのですが、サラサラ〜っとした薄いオイリー感覚が、タレの素性とよくなじみます。なので、ズボボボボボーーーーーっと、思いっきりれるスベリ心地でもあります。縮れっぷりが内頬を駆け抜けるのも快感ですし、温キャベツの根部分のぶつかりも相まって、なかなかアミューズなスベリを楽しめるのではと感じます。









【具:豪華でなくても程よい等身大の楽しさ、コストパフォーマンスの良さがいいね〜】


<ほぐし肉の甘さが食欲そそる!>


 一枚デカチャーシューの炙りがのっていれば満足だが、それで100円程度値段が上がってまで欲しいかと言えばどうなのか。いやいや、私はこの肉のほぐしトッピングで、750円という低めな設定というのが実にうれしいと思う次第。汁無し系になって値上がりというのがよくあるけど、コスト構造がリーズナブルで好感が持てます(職業病だな・・・そのな見方するのは・・・)。


 ほぐし肉は、見た目よりも量がありまして、かき回せると丁度麺の湾曲のスキマにこびれ着くという感じでまんべんなく広がります。甘目なタレとベストマッチでして、野菜だけでは成しえない食べ応えを感じさえる。微量でも肉は肉。しっかりエキスを感じ取れるという存在感です。








<温野菜のダイナミズムと、細もやしの繊細さ>


 温野菜効果は既述ですが、麺とのからみの点で、キャベツともやしに好感がもてます。どちらも巷にあふれているのだけど、キャベツの大胆カットは食べ応えを感じさせるし、特に肉がほぐしであることから、口をあんぐりと空けてムシャムシャと具を食う楽しさを代替して感じさせてくれる。そして、モヤシは「細もやし」である点に注目したい。風味もさることながら、麺との一体感がいい。麺のプツリ感と、もやしのシャキシャキ感の混じり合い。特に太さが似通っているような/そろっているような錯覚を感じるので、単なるトッピングよりは上質さを感じる次第。多少贔屓目でのコメントはあしからず。




 総じまして、「路地裏暗がりには似つかわしくない優しく明るい油そばという感覚。無料サービスの麺量次第では、暴力的にも貼りうるか。今度は腹をすかして、もっと早い時間に訪問しようと考えています。とは言っても、遅くまで営業していて、中野駅から1分以内、雨降ってもダッシュで入店可能という好条件は、捨てがたい。正直、もっと評判になっても良さそうだと思うのだが、このエリアはタレント揃いだということか・・・・。やはり、また次回も遅残業モードでの突入となるのであろうかも。店内見渡せば、私と同じようなサラリーマンもパラパラとおられる。みなさん、お互いお疲れ様。なので詠います!


   くたびれて
   ただくたびれて
   辿り着く



   行きかう酔客
   皆和やか也



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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