訪問店舗数(=レビュー数)が累計1000店を越えて、今になって正直申し上げるのだけど、目標達成の直前ともなると、「本当に食べたい」ものを少々犠牲にしてでも、「新規開拓」を優先してしまっておりました。それを加速させたのは、仕事のストレスです。というのは、「くそったれ〜」と思うこと合っても、新規開拓でたまたまハマった一杯などに巡りあると、もの凄く・・・・・安堵というか達成感がありまして、先々月はそんな気分で食い続けておったのです。
すっかり秋が深まり・・・・ようやく心穏やかに、その日の体調とか気分で食いたい一杯を巡礼したい気分。重い曇り空とわずかに雨が降る中で、「これ食いたい!」と思ったのが「青葉」。どうせ食うなら、中央線沿線ということもあり、本店へ突撃です!
【スープ:王道のライト系豚骨魚介!一周回って斬新さを覚える!】
<あっさりさの中にシルキーと感じる落ち着き感ある豚骨魚介>
関東に来てラーメンを食い出して目覚めた頃、濃厚豚魚が幅をきかせていたころに訪問して以来食っとりませんでしたが、久しぶりに触れてみていやはや・・・これほど旨かったっけ?というのが正直な感想です。私の疲れた体にもマッチしていたのでしょうか?とても染み入る豚魚でして、ライト感と一言では言い表せない感覚ですな・・・。強いて言えば、ライト&シルキーな豚魚と申しましょうか。本来の甘みある煮干しの風合いと、豚コクのサッパリした味わいが非常に甲乙つけがたく、バランスがいいという様に、改めて受け止めました。
ライトな豚骨の上に、粗挽き胡椒の風合いじんわりと下支えしておりまして、味わいに明るさを添えるよう。古風に感じる中に、今に通じる土台というものもありますかな。魚介が効いていて落ち着きを感じます。食していて安心レベルの濃度感。レンゲですくうと、軽く半透明な濁りがどこか質実と感じさせます。魚介も苦みを全く感じさせない甘みを前面に押し出す感じ。いい感じで出汁が効いている。節や昆布も多少ありかもしれませんが、ホドホドな煮干し感覚が・・・、私の関西オリジンの舌としてもしっくり来るのです。この味わいなら、全国どこに出しても広く受け入れられるでありましょうな・・・。
<さらりとした動物感と塩気のナイスなバランス>
その日の体調にもよるのでしょうが、今回については、動物系のさっぱりさがとても秀逸に思えましたが・・・。豚骨の丁寧な煮出しからはクリアさから伝わる。表面の油の層にコテコテした部分もなく、サッパリとキラキラした油の輪が無数に浮かぶ。そのさっぱりさからは、鶏ガラのイメージを感じます。ゴクゴク飲んでも引っかかりのないスムースな塩気もまた絶妙ですし、麺を平らげる前に、思わずレンゲのみでスープを平らげてしまうかのごときです。キャメルカラーの定番の豚魚スープ。まさに青葉と言えるトレードマークのような存在感はあっぱれです。
【麺:多加水が非常に伸びやか!もっちり感とつるつる感を再認識させられます】
<多加水のもっちり感!後半にかけて性能アップ!>
やや黄色みがかった麺が・・・これまた旨かったわけで、一体どうしたのかと自分でも思えてなりません。明らかに多加水なんだけど、食べ始めの感覚は、中と外が若干のクッシリ度合いのズレがあるような・・・。二段階の歯応えとは言い過ぎなのだけど、中心部のやや固いモッチリ度は、熟成というか風味を感じて、崇高にも思えました。
やがて食べ進めると、意外に汁の吸い込みと熱の影響もあって、クッシリ度がクチリっとした、やや柔らかい反発に変化します。それがまたそれで、スープによく合うのです。前半よりもハッキリとしたモチモチ度合いでして、スープとのコンビネーションとしては、こちらの方がマッチしているというのが個人的な感想。ところで、ふむふむ・・・と考え込みながらひたすら麺を自分だけの世界に入り浸って啜る男。ちょっと気持ち悪いよね(反省)。今後考えます。
<これほどまでにスベりが楽しかったっけ?と再発見する>
これ以上、私を喜ばせないでくれというほどに、スベリがよかった。まさにツルツルというのはこのことか?妙に艶かしくて、のど越しが非常に爽快にも思えます。秋だから食欲がMAXなのもあって、食べるときの感覚がいつもより研ぎすまされているのもありましょう。されど、高速に滑るし、ちょっとだけ太めのサイズ感が非常にスベリとしては心地よかった次第です。おそらく、高速に滑るように感じていますが、ややクチの中に貼り付くような感覚もあったのでしょう。通り過ぎたあとのスベリのシルエットを残像として感じながら、次から次へと・・・麺をクチへと運ぶ箸が止まらない。
【具:スカスカっとした身の部分が非常に旨しと改めて思うチャーシュー 】
<カスっとしたスポンジのようでいてジューシー>
どうせなら特製にしておくべきだった。あとの祭りであります。さてそのチャーシューですが、時々大勝軒系で絶賛してしまうあの肉のタイプに似ていて、スポンジのようでありながらも柔らかく崩れる赤身です。スープを吸い込んで、そしてやや脂分も含んだところに、粗挽き胡椒がかかっていて、絶妙な味のコンビネーションを醸し出します。甘い和風のようで、ぴりっと洋風に刺激を与える。このミスマッチ感が旨いと思える。
<判子を押したような定番なるメンマ>
少々眺めの短冊切りのメンマ。よくある風貌であり、ややクニャリとした歯応えも取り立てて言うべきものはないのだが、これまた汁を吸い込んで・・・絶品と思えるから不思議。定番の中の定番という味わいで、醤油ダレ感をそれほど感じない。なのでメンマ自体の味わいも品良くストレートに感じます。もっとくれ・・・・メンマ。だったら特製にしとけと、自分でぼけてつっこむ。
総じまして、「何だか疲れたときには、必ずお世話になりに来る」・・・・といった食後感ですな。
とにかく定番なるキャラクターと、安定したレベル感に安堵を覚えるというわけでして、やはり青葉!と思える由縁です。尖ったところがないところが逆に唯一無二と思えるのでして、年寄りの私には胃袋と心にも染み渡るといったところかと(笑)。疲れたら・・・・この一杯に癒されに来ることでしょう。なので詠います!
風格を
再度認識
名作品
一周回って
新しさ知る
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!!
PS.「八人は入れますか?」・・・って普通あの店箱で聞くのは野暮でしょう・・。
おまけに、八人の並びを店前でじゃんけんして決めるというのは、若いとは言えサラリーマンとしてはどうか。 しかし驚くべきことに、「いいですよ」との軽い受け入れに、ギョギョ!
そこはさすがはご店主というか、しばらくしたら、カウンター1列弱が自然と席が空くではないか。
でもね微妙に一席足りないじゃん・・・・。
しかなねーなー、と思いつつ最後のスープ残り半分を、一気に片付けて八人分の確保に協力しました。
最後の最後で落とし穴。ラーメンには罪はなし。ナイスな一杯!
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