【きっかけは?:天気よい日曜日とくれば・・・・・行楽日和!】
行楽日和だと、家族サービスでラーメンなんか食べている場合ではない・・・・と思って、三鷹駅近くの豚魚の名店に開店時間に出没するも・・・・・凄い行列で凹む・・・・。ご近所の人たちに見つかっても恥ずかしいので、そのまま退散です。しかし、「豚魚食いてー」モードは治まる気配を見せず、そのままこちらの「TETSU」さんへ直行です。
スマホは慣れっこなのだが、相変わらずこの手の販売機はなれないな・・・・。なんでもタッチパネルにしたらええのんとちゃうでと思うねんけど・・・・・。
【つけダレ:魚介の甘みと動物系の甘みが、とてもバランス感じますわ!】
こちらは、なぜ利用しやすいのにあまり行かないかというと「待つ」から。ハコが広いのに、麺場のキャパがそれほどでもないので、回転が遅いのでは?と思わせます。ですが、ここまできたらじっと我慢の子でありまして、ひたすら待ちます。15分は待ちましたが、配膳の瞬間は、イライラしていたことも、一気に忘れてしまうほどの、良い麺顔です。まずは・・・・・つけダレチェックをば・・・・。その感想は・・・、
「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「濃厚とか極ニボ系とか、いろいろブームの中・・・手馴れた落ち着き感じる旨さやん!」
1)旨味:魚介多めな風味の中に漂う豚骨のコク!重くないところが、非常に手慣れてますね
本店に行ったのはかなり前なので、記憶が飛んでおりますが、当時は濃厚ながらもサラリとしていて、きめ細かい豚魚と感動したもんです。月日が経って、この一杯を食してみると、濃厚競争を駆け抜けて来た先の落ち着きと言いましょうか、非常に手慣れた濃度で食べやすくなったと言えましょう。二日酔いの胃袋でもこれならスルスルと食せるぐらいです。 豚魚と言えば近くの名店と比較してしまうが、こちらの方が動物系のコクの割合がやや多めと感じます。その分マイルドと感じながらも、ライトと感じ難くなるのでしょうか・・。正直このくらいが一番食べやすいのだな!氷面の泡がコッテリしてそうですが、割とゴクゴクいける上限。魚介の風味満タンなのですが、関西人にも慣れ親しい動物主体な甘みが広がります。
2)塩気:余計な塩分は排除でカエシの風合いも感じず、塩気が甘いとすら感じる
このつけダレで塩気を語るのはしんどいな(笑)。逆に感じさせないという感じすらします。醤油系のカエシのような発酵系の風味漂う辛さは、豚魚の個性に埋没しておりますし、もちろん、塩と主張する何かも見当たりません。それどころか、塩気を探しているうちに・・・甘みを感じてしまう。塩分排除とはいかねど、必要最低限しか使わないのでしょうな・・・。
3)香り:三鷹駅のホームにまで漂う柔か魚介の香り(笑)
毎日、三鷹駅のホームにおりたつと・・・・そこには、やわらかな魚介のかおりを感じるのです。たまたまこの店が、南口にあるものだから、ついつい反対方向にまで行って食うきになならなかったのです。そのいつも感じている香りを思う存分楽しむのです(笑)。ゲンコツの髄の炊き出しのようなエグミはなく、全体的にさらりとした豚骨フレーバーに、魚介の甘い香りが抱き合う感覚。食して鼻孔を駆け抜けるときに、甘みが広がるのです。
【麺:中太いの質実な麺が・・・・お風呂に入って気持ちよさそう〜♪】
一方の麺ですが・・・・・・、こちらは、2回味見をします。まず麺を2〜3本手繰って・・・・。そしてその次は、浸かっている汁を飲む!その印象は・・・・・、
「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「こんなにすっきりと、するする〜と食えるあつもりは、おまへんで!」
1)風貌:角が丸い中太麺がカツオ出汁に浸ってやってくる!
つけダレなくても、そのままでも完食できます(笑)! この系列がいいのは「発想力」の豊かさですな。焼石も有名ですが、あつもりが「カツオダシ」に浸って来るのがええですな! あつもりのネックである麺同士の引っ付き合いもないし、つけダレが段々と薄くなることもあまりない。なんといっても風味が増すようにすら思えますがな。大阪やったら、このままで「すうどん」で通用するかも!(うそです) ま、麺自体もまっすぐな風貌ですし、品質感がとてもありますな。
2)感覚:中加水のやや低めな・・・見映え以上にしっかりとした「クッシリ」感がナイス!
あつもりも、このタイプなら麺が伸びるのが少し心配でしたが、そんなの老婆心だとすぐにわかります。一般的には中加水系な質実とした感覚。そこにやや加水低めな?とも感じる「風味」も感じますし、麺の潰し込みもそこそこ利いている密度感もさすがです。やわらかなのに、しっかりとしたコシがある!そういうところが、見た目以上にクッシリとした感覚と思います。
3)スベリ:あつもりなのに喉につっかえ感覚がない!
あつもりは、あまり好みではなかったけど、TETSUのあつもり以来、少し方向転換をしています。これまでネックだと思ってたのは「喉のつっかえ」感なのですが、カツヲダシに浸っているためそれが全くありません。まさにええことづくしの一杯でして、なかなかの出来映えと申せましょう。本店もありがたがいのだが、普通に広く提供しているサービス性にも敬意を表したいね!
【具:全体的に・・・・及第点といえましょう。よくある風景だが、手抜きはないね!】
1)チャーシュー
750円という価格設定にそこそこ満足しておりますが、ま・・・・相応の肉ともうせましょうか。脂のノリ具合がよく、とろりと舌の熱でも溶けそうなのが具合良く層になった肉の塊です。そこそこ、ほぐれやすく調理されております。アタクシ、肉繊維の方向に垂直に前歯を差し込んでしまいましたが、一瞬へんな反発があったものの、その後は気持ち良く食せました・・・。味付けとしては醤油系の淡い煮込みが利いていて、豚魚の甘みの奥でチャーシューダレがお出迎えしてくれるような構図。後は脂自身の甘さでまとめあげます。
2)メンマ
これが・・・・・また記憶から欠落しておるから、寄る年波には勝てないと自覚しますな・・・。恐らく量もそこそこで、標準タイプの薄味&少し柔らか系の短冊だったのでしょう。
3)ネギ・ナルト・カイワレ
ネギについては、わりとざく切りなのが印象的でして、雑に感じることなく歯ごたえが楽しめました。白い部分が多いのがまた特徴ですね。ちなみに、テーブルセットにも「揚げねぎ」というポットがあり自由に投入できます。しかし、豚魚の粘度あるスープに浸透するには時間がかかるようでして、歯ごたえが歯にひっかかる割には、風味をアップさせるほどでもなかったという印象です。ナルトは、一般品質。カイワレは、単なるかざりと言いたかったが、カツヲだしと麺にトッピングされたそれは、・・・・・なんとも淡い風味をプラスしてくれていて、意外にも仕事をしてくれていた・・・。
<スープ割り> 卓上ポットで自分で入れるタイプ
あつもりのカツヲだしと違うものか?と思い確かめてみたが同一でした。もったいないので、次回からは、あつもりのダシをそのまま流用することといたします。淡い味付けながら、探すとしっかり風味も感じられる・・・・。飽きのこない味という感じで、レンゲで3杯ほど投入して、あとは気持ちよく一気に完飲いたしました。
総じまして、一転していい天気の日曜日!セーターを脱いでも気持ちよい!いよいよ・・・・ラーメン屋の行列日和というやつですかね。うららかな日差しを浴びて待つ一杯・・・というのもいいね〜。これから、数ヶ月は、ラーメンラバーにとっては楽しい気候です。みなさんも、いつもよりちょっといい一杯を食べて、ちょっと幸せになりましょう!なので詠います!
春風に
かほり漂う
魚介かな
近くの川面
さくらの筏
お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。