ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3590】 らーめん文蔵 (東京・三鷹) らーめん+味付玉子 〜真摯な姿勢!ブレない旨さ!王道の豚骨魚介!三鷹にあり!

またおま系の殿堂と言えば・・・ここを思い出す
 この10年余りの間にも流行りの移り変わりがあったり、色んなエリアに新旧店が入れ替わったりして、ラーメン界の風景も随分と変わったなぁ〜と感じます。特に「JR三鷹駅エリア」のラーメン事情は随分と変化が大きく感じてしまう。転勤後東京に再上京してかなり時間が経過したけど、その当時は三鷹といえば「中華そば みたか」と「らーめん文蔵」しか主に思いつかなかった程度。「みたか」についてはその後も定期的に通い続けているけど、「文蔵」の方が営業時間のハードルが高いせいで、ここ数年すっかりご無沙汰です。何と4年半ぶりに寄らせていただきました。
 

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 当時お若い夫婦船経営スタイルが印象的。そして若いけど質実な内容で心に響いたわけですが、のちにご出産か育児でワンオペの期間があったはず。久しぶりに伺うとご夫婦そろってらして、全く変わらない明るく誠実な笑顔対応で心が和みます。先客はほぼ常連さんばかり。挙動と会話でそんな雰囲気がありありです。メニューは当時のまま。そしてデフォルトが650円という嬉しい対応は、出会った当時と変わってません!。物価も上がったろうに・・・これは素晴らしい営業努力!。
 

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 また変わってないのは、土曜日は少し早めに営業開始してくれるところ。当時大行列が当たり前で、寒い時も暑い時も辛抱してたんだけど、特に酷くなる土曜日は開店早めてくれるのがいつものことだったような記憶。今回もそんなつもりで開店時刻より早めに着くと、すでに常連さんたちが数人店内におられたという展開でした。
 

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<全体&スープ> シルキーでサラリとした豚骨煮出しに・・・ザラツキ粗めの節と煮干しの甘さが沁みる
 
 一周回って新しさを感じる・・・とはこのこと。豚骨魚介は、関西オリジンの私には20年前に遭遇した時は未知の味で食いまくったのですが、その後誰が言ったか「またおま」氾濫時代に突入。たくさん生まれては、一気に潰れていった店多数。そんな荒波をかいくぐって時代淘汰されたのが、今目の前に一杯なのかもしれません。そんな旨さの自信に溢れたような一杯は、こんな顔をして配膳されました。
 

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 おおお!4年半ぶりなのに・・・やっぱり馴染み感じる「またおま」感。これは褒め言葉でありトップクラスの豚骨魚介の雰囲気ありありです。目新しいさが一切ないのに迫力がある。それが王道の所以でスープの周りのざらつき感などは、魚介旨味の濃厚さを伝えるに十分だし、表面の光沢は豚の旨味を見せつけて目に焼きつくようです。その他パーツ達もタイムスリップしてきたかのようで、正しく平成時代の一時期を築き上げたラーメン系統ですね。
 

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 そうそう・・・文蔵の豚骨魚介は「ざらつき」感が特徴でありました。さらさら粉末の魚介や鶏コラーゲンも追加したりする濃厚ブームの中、さらり系を維持しつつ旨味は分厚いという不思議なスープ感。白い丼の縁にはぐるりと一周、魚介成分の張り付きがあり、それがスープ表面と繋がってるほど濃ゆい。それでも嫌味のない魚介感で、個人的には粗い節系の煮出しが甘みをしっかり際立たせると思うし、煮干しのエキスでもコーティングしたかのような味輪郭すら覚えます。
 

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 ラードも少々感じる雰囲気ですが、ギトギトコテコテとしたギラつきがないため、見た目以上にするりと飲み干せるのも印象的。案外豚骨の煮出しはシルキーとすら思っており、豚骨の癖が非常に低いのもいい感じです。全体的に控え目な豚骨のようですが、塩気のベースは豚コク側に結びついており、甘辛い感覚の半分は豚の旨味。醤油ダレは魚介より豚骨に感じてしまうので、個人的にはブラックペッパーを振ったりして豚の旨味引き出しを支援して楽しみました。
 

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<麺> 自家製麺:王道のモチモチプリプリ系多加水!中太ストレートの明るさがいいね!
 
 これも王道の多加水ストレート麺。豚骨魚介で特に汁系なら、このモチモチ感が相性のイメージですよね。つけ麺で一時期低加水極太にハマった私でしたが、今はこれがいいかも。改めて今なら・・・エキセントリックよりもオーディナリーな味わいが、長く愛され生き続けられると感じるのです。
 

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 非常に丁寧な自家製麺。奥の製麺スペースに粉埃もなく、そういうところも好印象です。まず歯切れが楽しい中太麺で、前歯では案外プツプツと安易に切れ込みます。そして奥歯へと運んで噛み潰す時に軽い弾力がええねぇ〜。それを更に潰した時に豚魚の味より先に麺の味を感じる?。ゆっくりと汁が浸透しだしたり、舌が出汁の味に慣れてしまった後は、それらは瞬時の出来事になってしまいますがね。また中盛(半玉)+50円、大盛(1玉)+100円という設定も誠実です。大盛の量が曖昧で半玉で+100円してても分からんこと多いからね。比較的「中盛」がよく注文出てたようなイメージ。つけ麺なら半玉分引いてもらうと50円引にしてくれますから、女性も嬉しい心遣いかもです。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> 王道バラ肉ロールは蕩ける脂の甘み!久しぶりに沁みるのであった・・・
 
 今や東京のラーメン屋では低温調理の半レアチャーシューが隆盛してますが・・・やはりまたおま系豚魚にそれは似合わんか(笑)。いや、王道のバラ肉ロールチャーシューって個人的には好きで、がっつり気分のラーメン職ではこのタイプ肉がいいよね。脂身の部分は比較的少なめに感じますが、肉身にはしっかりと脂旨味も浸透しており、箸で難なく解れるほど柔らかさも保持しています。
 

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 味は比較的薄めと感じますが、肉味がしっかりしている上に、豚骨魚介の出汁がいい感じで塗れます。普通に脂の甘みと豚骨魚介の甘みがコラボして旨し。これは白飯に合うタイプですし、また油そばにすると絶妙な気がします。私はここにブラックペッパーを少し振って食うのが好きでして、これが豚骨魚介の出汁にも好影響を与えますから、実はニンニクやお酢よりオススメです。
 
 

 

 
 
<味玉にハズレなし!> 白身への甘辛味浸透がナイス!ねっとり滴れる卵黄のマチュアな甘み!
 
 全く失念していたこの店の味玉。おいおい、こんなに旨かったっけ。出汁が実に深く浸透しており、白身がこんなに旨く感じたのは久しぶりです。魚介系の甘い味と塩気のバランスがナイス!。これは卵黄にも同じですが、こちらは少し熟成した雰囲気があるみたいです。ねっとりとした卵黄は舌にまとわりつくと、熟成したような甘みを感じるし、白身と一緒に咀嚼すると妙に玉子本来の味が塩気で呼び覚まされて旨い。嗚呼・・・やっぱり今回も味玉にハズレなし!。
 

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総じまして「真摯な姿勢!ブレない旨さ!王道の豚骨魚介三鷹にあり!」
 
 ・・・と言う感覚。これからもラーメンシーンは色々変遷してゆくと思うけど、確かな旨さはいつの時代も突き抜けると思う。無骨に見えても思われても、信じる道信じる味を進んで欲しいと思う次第。もう少し訪問しないといけないかな(笑)。また来ます。そんな応援気分のまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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