ラーメン食べて詠います

仕事の合間に悩んで食って詠います・・・

【今週のラーメン2099】 四川料理 栄児 家庭料理 東中野店 (東京・東中野) 麻婆麺・小・汁なし+サッポロ黒ラベル+その他諸々

東中野駅の東口にちょっとした高層マンションがあったなんて知らなかった。この場所は、やはり日本閣と言う結婚式場のイメージが強くて、同期同士の結婚式があったのもここだ。個人的には、こころ温かな祝いのメモリアル。マンションの低層階に、スーパーとかドラッグストア、ジムなどが入っており、そんな一角にあるのがこの四川料理のお店。店内も明るい開放感あるし、とても若い世代の家族連れが使いやすいような店箱。まさか、こんなところでしっかりと点心やら、麻婆麺やらを頂けるとは思いませんでしたし、驚きです。店主らしいマダムが、実に丁寧で心温かな応対をしてくれるのも意外。食った後もゆっくりと過ごさせてもらったな……。







そもそもこの日はストレス発散で、新宿西口の思い出横丁の隅っこで、一人さもしくちびりと飲みはずだった。だけど金曜夜と言うことと、昨今の外国人観光客の増加で、とてもそんな状態ではなかったわけだな。大久保か中野へ逃れると、ガッツリとラーメンの誘惑に負けてしまいそうだし、とにかく適当につまんで瓶ビールでチビっとやりたい。ネットで色々と検索をいじくっているうちに、この店を見つけてしまったわけで……、まあバーミアンでもいいやと行くような気分で訪問です。座ってメニュー広げてみる。そしたら、「汁なし麻婆麺(小)500円」というのをメニューから偶然見つけてしまったから、もう止まらない!麻婆魂に火がついてしまった!!! 本当に、麻婆でなかったら、絶対餃子でビールだったはず。またこのワンコイン麻婆が、心に沁みたわけだなーーー。












【奔放な辛さと痺れの感覚に、本場の余裕すら覚える麻婆!】


やっぱり瓶なら、サッポロ!!、などと感じながらビールをのど越しで味わう。金曜の夜に一気に自分を取り戻す瞬間です。気が利いたマダム店主が、サービスしてくれたつまみだけでもう、最初の欲求が達成してしまったようにも思える。空いている店内の遠くでは、サラリーマン3人が紹興酒をゆっくりと喉へと流し込む。そうか、意外にファミリー向けっぽい店でも、酒は充実してるのでオヤジにも使える店だったんだと気付いた頃合いに、ちょうど配膳が完了。







確かに、小のサイズ感。男の晩飯って言うわけにはいかんよなー。と思ったけど、小ぶりなれどその質感の高さに、だんだんと物足りなさが失せてゆく……。四川の魂を封じ込めた感のある麻婆だと気付きます。レンゲですくってまず味わうと、そのプレゼンスの高さは本物だったと確信に至りますなー。一言で言うなら「本場辛味を抑え込んだ余裕ある辛さ」とでも申しましょうか。







辛さの前提として甘さが非常にゆったりとしています。醤の深みが和の醤油とは違うかも。カエシを転じさせて甘みの対立軸を築いている。挽肉の旨さも確かに甘味だ。そんなエキス感がたまりませんね。そこへもって、辣油のじっとりしたコクと、シャープな辛さが混じり合います。徐々に辛さをヒートアップさせてゆく……。スイッチが入るのは、鷹の爪が踊りだしたところから。辛さが一気にギューーーンとレベルアップ。辛さ峠を越えこえて落ち着くかと思ったところに、中国山椒がスパーーーーンと逆襲ですよ。この時点でヨダレはダムが決壊したかのように、大放出を始めます。こうなれば炭水化物が恋しくなる。







【モソモソっとした滑りと淡いグルテンの風合い!餡かけ系汁なしにはすごくマッチ!】


実は一番期待していなかったのが、麺。そんなに崇高な風合いは感じなかったけれども、決して悪くはなかった!むしろコンビネーションとしては、合っていたかも。冒頭でよくある多加水中華麺だとなめていたんですが、いやいやー、どうししてどうしてー。風合いが麻婆に負けてないんですな。







細麺でもやや細いタイプ。基本的にストレートで捩れも少ないタイプ。素直に餡が絡みます。前歯の切れ味はクスクスクスクスーーーっと淡白に切れ込む感覚。ボソッというのでもない。奥歯でプレスした頃から、グルテンの風合いが滲みます。炭水化物の味わいと麻婆の味わいがコラボする瞬間。ここに強烈に白飯を欲してしまいそうになりますが、ライスが200円と言うことから躊躇してしまいました。どうしようかと考えているうちに、どんどんと麺を、麻婆を、食い進めてしまって諦めます。







啜りは、汁なしでは求めてはいけませんね。ボコっと集まったところを捕まえて口に放り込んで食い進めました。







【中国山椒で存分に遊んでみた・・・】


麻婆の豆腐は、フルフルの絹ごし豆腐なのだけど、やや水分が抜けていて、そこがまた四川麻婆ってな感じがして良いところでした。


さて、実は一番印象深いのは「中国山椒と落花生の軽く炒め合わせたようなもの」でした。つまり瓶ビールを頼んだら、よろしければとサービスしてくれた前菜の一部かと。これが、鷹の爪と中国山椒をまぶしたピーナッツでして、一度手をつけたら止まらない。それがエスカレートすると、鷹の爪とか、中国山椒を、ホールでガリガリと〓み砕きたくなるんです。ついやってしまってねー。中国山椒一粒で、ビール一杯が気持ちよくいただけてしまうほど!







残った中国山椒は、後半の汁なし麻婆麺に全部投入してしまおう! そうすると非常にエキセントリックな本場四川の味わいに昇華しますから!







総じまして、「中華宴会で〆に使いたいような崇高汁なし麻婆麺」と言う不思議な感覚。この小さめな麻婆は、マイクロトランジスタのように、ビンビンと高性能に発揮します。なので小サイズで胃袋への負担少なく、かと言って麻婆感は半端ないので感性に訴えます。〆の一杯としてもなかなか面白い仕事を果たしてくれるでしょう。ロケーションは違和感ありますが、思い起こすとそう不可思議でもなさそうかも。ひょっとしたら、ランチタイムではもっと別の顔をした店に変貌しているのかも。滅多に降りない東中野駅で、不思議な店を発見して、何か得した気分で帰りの電車に乗り込みました。なので詠います!



四川味
痛快刺激
やや強く



四川の母の
視線は優しく



お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



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