ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1538】 麺屋ひょっとこ (東京・有楽町) 和風柳麺


 うーん・・・、本当に随分と世の中が変ってしまったなと思えるのは、今年の新入社員の顔ぶれ。別に海外関係の部門でも何でもないのに(むしろ縁遠いかも)、半分弱が外国籍の方で占められている。もちろん日本語が出来るのだけど、英語と中国語と、その他母国語もたしなんでおられたりして・・・なんだかスゲーと思う次第であります。そんなに立派な職場だったっけ?と逆に受け入れる側がプレッシャーに感じたりして。どういういきさつでこうなったかは不明だが、自然な成り行きでそうなったとしたら、もはやこういったプレッシャーがもう時代遅れも甚だしいということだね。

 まず目的意識が違うのが素晴らしかったりする。スキルアップを目指しているという感覚が肌から感じる。そして、学びに来たのだという意識と同時に、実績を勝ち取りたいという「自己価値を高める」意識があるような・・・・。ゆとり世代とかいろいろ日本の学生さんや若い方もいろいろ言われますが、どこか対極的に感じられて、日本の先行きを考え込んでしまうのだよな・・・・。オッサンたる私も負けてはおれぬね。せめて気持ちだけでも。


  






 ・・・・などと少々気を張り詰めていたのか、ちょっとほっこりとしてみたい/ゆるやかな一杯を啜りたい・・・・と外出帰りの昼下がりに、ヘロヘロ気分で有楽町で途中下車。「麺屋ひょっとこ」さんへと向かいます。ここの塩スープで、我が心を潤すのだ。いつも行列が絶えない店は、この日も例外なしでありまして、やれやれと思う反面、少し休んでいくにはもってこいの口実かもね(笑)。サラリーマンが少なめで、なぜか壮年のおじさん/おばさんが幅をきかせる狭いカウンターの一番端に滑り込み、食券を手渡したころには、既に眠たくなってきたのだが、配膳時には、お目目パッチリ状態になり、いざ実食に挑むのであります。


 うっ・・・やさしく染み入るね〜。多少の食傷でもグビグビと飲ませるこの引力感!単なるあっさりでない「しっとり感」が堪らん!旨し!!












【スープ:東京スタンダードなしっとり塩コクスープ!薬味の爽快さもひろがり、まさに万人ウケする味わい】


<定番なる東京塩柳麺!しっとりさ豚鶏エキスに、穏やかな節や昆布の旨みが溶け込む>

 
 未だに、「東京で塩ラーと言えば、まず・・・・ひょっとこ」と心の中で思います。私は本格的ラー活に入った当時は、関西転勤時代でありあしたが、それでも東京出張が頻繁にある環境だったので、そのスキマで塩ターを食ったのが、まさにこの店この一杯。正直言って、突き抜けた感というより安定感といった感想で、念願の名店で実食という事実も嬉しかったかもしれません。しかし、東京都に居を構えるようになって改めて食うと、「やはり非常によく出来た」一杯であると思えますな・・・。そういうのが、「定番」らしい風格です。


 塩ダレの節系と昆布系の出汁感がよく出ていると思います。その淡麗さは柚子にも合うと思いますし、尖ったエッジなく、かといってジットリしたボディーでもなくややスリムな塩味感。「和風」という言葉がよく合うような気がします。


 豚と鶏の動物感もしっとりと煮出されている感覚がありますね〜。鶏一辺倒という感覚よりは、豚も交えた程よい動物感といったところか・・・。トッピングのチャーシューからも、時間経過と共に脂成分が滲み出るようで、チャーシューダレも混じり合うニュアンスが出て来て面白い。









<柚子がなくとも三つ葉の風味がよく滲みでて爽快なニュアンスも醸す>


 全体的にあっさりと感じさせるのは、薬味のニュアンスも影響が大きいと思います。特に、このスープ感には、三つ葉が良く滲み出ています。こちらでは、和風柚子柳麺が人気で、自家製っぽい柚子胡椒が刷毛でパラパラっと投入されるのがいいらしい。それも分かる気がする。だけど、淡いニュアンスをもっと楽しみたいのなら、このままデフォルトでも中々、三つ葉爽快さのままも捨てがたしといったところか・・・。


 後半になると、麺からも風合いがスープに滲み出て、やや濁りを生じさせる反面、粉風合いも受け取ってスープ全体がもっと円やかになる。どんどんと食が進んでやがて箸やレンゲが止まらなくなる。












【麺:極細ストレート系でスープとよくからむ味わい、しなやかさもゆっくりと味わいたい】


<卵っぽい極細麺ストレート!風味をにわかに感じて、スパスパと切れ込む感覚>


 どうも、iPhone の撮影は黄色めがイメージ通りの発色にならないのだが・・・・。写真で見るよりも実物はもっと自然な黄色をしており、どことなく玉子麺の色合いイメージを醸し出します。典型的な細麺ストレート系で加水はやや高め程度。前歯の当たり方もスパスパと切れ込む感覚がナイスですが、最後の切断の合間に淡い反発があり、そこに粉の風合いもやや感じる・・・。束ねたものを奥歯ですり潰す時にも同様な感覚。


 それにしても、この狭いスタンド形式で麺の茹で操作は相当制約がありますね〜。テボが大きく触れないというのがどうしてもありまして、通常通りにやろうものなら、カウンターの客に飛び散ること間違いなしだろうね。なので、2段湯切りにどうしてもなってしまうのだが、1段目は茹で場で大半の湯を切る。2段目は遠心力を効かせて更に水分を散らせたいところだから、少し腰を折り曲げてカウンターの下段で、やや上下的に振り落とす。これ一日中やってたら、堪えるだろうな・・・・。









<汁をすっても穏やかな風合い・・・スベリがより一段と馴染む>

 
 比較的に汁を吸いやすいタイプで、後半は「クチリ」と一瞬で潰れ込む感覚に変わると同時に、全体的なしなりも柔らかに変化します。なので、スベリにおいては、表目はより滑らかに、しなりはより緩やかになりまして、非常にするすると滑り込みます。麺同士も引き合いますので、スープの持ち上げ度合いもなかなかの優れものです。薬味も絡まりやすく、風合いとしても爽やかに食えるのが実によいですね〜。







【具:とってもプレゼンスを感じる実力派なチャーシュー!柚子もオススメだがこの肉もオススメ!】


<実はチャーシューが名物なのかもしれない!イメージよりも肉厚重厚なばら肉がナイス!>


 これは、毎回この店のコメントでは指摘しているのだが実は、淡麗塩の名店というだけでなく、「チャーシューがうまい」店でもあります。かなり肉厚なバラ一枚肉でして、醤油ダレの風合いと塩気が旨いタイプ。なので白飯にとても合う系な味付け。これが塩スープに溶け込むと、タレの味わいと脂のエキス感が溶け込んで、いい塩梅になると同時に、食べ応えを演出いたします。通常のチャーシュー麺(和風焼豚柳麺)にしても、900円を下回りますので、これはコスパとしてはいい感じではないかと・・・。オススメのお肉です。








<デフォルト半味玉が泣ける!メンマもフレッシュ感ありつつ肉厚で旨し>


 例え半玉でも、味玉がデフォルトで入っているところが嬉しいです。スープを濁すことのない、やや固いゆでタイプですが、大勝軒のような完全に固いわけではなく、ほんのりとやわらさを残した風合いも嬉しい。また漬け込みダレは塩系でして、ニュアンスとしてもスープと一体感あり。よく味わいたいので、二口でゆっくりと咀嚼したりなんかして・・・。


  











 総じまして、「昼飯くいそびれた昼下がりの至極の一杯」、はたまた「昼飯外さないと食えない一杯」かと。有楽町という都会のど真ん中で、各安で頑張っている至極の塩ラーメンに、これからも何回もハマって食うことでしょう。それにしても・・・・昼飯も食えずヘロヘロな状態では、スープを味わうというよりも、スープが染み入ってゆく・・・という感覚でいいね〜。そんな感じで・・・・・、なので詠います。




   疲れ果て
   辿る駅前
   地下食へ



   遅き昼ラー
   湯気に溜め息





お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
   





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