2022年こそは健やかなる年でありますように・・・
それにしてもコロナ禍の第6波にヒヤヒヤしているこの頃。オリンピック前になるとなぜか広がる新たな変種株。2020年、2021年と世界中が憂鬱極まる年でございましたが、今年こそ「健やか」なる一年でありますように・・・願を懸ける気分で「らーめん 健やか」でございます。
<全体> 覆い尽くす程の肉の存在感!淡麗な風貌に柔らかさを感じさせる琥珀色!
相変わらず芳醇で穏やかな雰囲気を出した麺顔です。塩そばの部類だが透明というより仄か霞む琥珀色?。そこが出汁にエキスをありありと伝えるようです。一方で透ける麺線は美しく、鶏豚2種肉ががっつりと覆う様相。周囲には龍の骨のようなゴツゴツした長い穂先メンマあり。アクセントのように味玉の白さが浮き立つようで、これまた纏まりがありますね。実に上品!。
<スープ> 貝滋味しっかり伝えつつ味わい穏やか!和やかな鶏旨味に優しく溶け込む乾物の旨味!
出会った頃は「貝出汁!」ってイメージが強かったっけか?。ホンビノス貝の旨味のインパクトを覚えています。それが今では味わいが少しづつ変化?進化!。纏まりあるし穏やかな旨さに昇華しております。浅利の滋味はやっぱり感じるけど、他の旨味が滲んで実にカオス状態。乾物の旨味もいい!。また煮干しと節系の溶け込みを感じます。
塩気は仄かで魚介系の甘味も混じっているようす。干した椎茸とかね。だから和風感覚が色濃いと個人的には感じております。その上に淡い鶏出汁もベースにあるような印象。丸鶏じゃなく鶏ガラ?。明るいと言うより静かな鶏出汁感。ところが蘊蓄をみると牛エキスも入っているとのことですわー。だからカオスな旨さなのか?。
<麺> ご自慢のパツっとした歯応え!そして痛快なる風味高さ!咀嚼で一層感じる出汁と一体した旨さ!
何度も言うが麺が旨い!。カタメ主義者だから仕方がない。パツっとしたストレート細麺は、実に風味高く密度も高い。だが少しだけシットリとしたパツっとした仕上がり感覚が余計にナイスです。汁の浸透も許しますがとてもゆっくりとしたペース。なので噛み締めて旨し。浸透しなくても、汁の持ち上げは良さそうで、クチに運んで噛み締めると麺と出汁が一体化する旨さがナイス!。
麺を奥歯でプツプツヌツヌツと潰すと素地の風合いが溢れると同時に、汁が混じった旨さで唾液が溢れ出して、口の中が大洪水です。へへへ・・・・また性懲りもなく、2種の肉で巻きつけて食ったりして遊ぶ。
<チャーシュー> 鶏豚2種肉!質感高い低温調理肉!ほんのりした下味旨味が妙に洋風に楽しめて旨し!
薄切りの豚肩ロースがいいね。周囲は深めに下出汁が浸透しているようで、全体的にピンク色。その赤身は、元の肉味が主体的で旨味の中に下出汁の風合いあり。そして全体的には妙に淡麗なイメージの味わいです。
一方の鶏胸肉はコンフィ・タイプ。フカフカでも少し引き締まりがある歯応えで、サクッと気持ちよいほどに千切れるのが快感です。浸透させた出汁が少し特徴があって、仄かに洋風なイメージなのも面白いです。また周囲に絡ませたのか微妙なスパイス感あり。それがまた食欲を一気に刺激します。
<穂先メンマ> 出汁深く味わいえる質感!出汁と素材感が馴染むあっさりな味わい!
長い!丼の中3/4程度ぐるりと巻いております。超細長で色合いはかなり出汁の深い色合い。しかし味わいはとてもあっさりしており、塩スープが浸透した旨さも感じさせます。これは一度で食らうのは勿体ない。柔らかいところとコリっとした部分と混じり合うのも楽しい感触。お酒があれば持ってこいの旨さですな。
<味玉!>卵黄は本来の味わいをしっかり伝える仕上がり!円やかな塩ダレ味玉!
塩味というより白出汁に浸った味わいと言った感覚で、全体的に優しい華やかさを感じさせる味わい。京都だったら「はんなり」と表現するのか。白身はプルプルとした柔らかい状態で、やっぱり今回も杏仁豆腐を思わせるような乳白色。
そして卵黄はトロミが少な目で全体的にジュレのような仕上がりです。本来の濃密さもあり、染みた出汁の円やかさが心地よい甘さに通じるようす。まるで生和菓子のようにすごく上品です。塩スープに浸して塩気を含ませても旨さ成立!。実は味玉も自慢の店だったりするのです。
総じまして「武蔵野エリアが誇る名作塩そば!貝出汁好みなら食うべし!激しくオススメ!」
・・・と言う感動の嵐!。まだまだ引き続くコロナ禍に、世界中疲れ切っておりますが、旨味ものを食って心を充実いたしましょう。サスティナブルな生活には拉麺が欠かせない。そして三鷹に来たならやっぱりここも激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!