【今週のラーメン２３１９】横浜家系ラーメンまくり家（川崎・新丸子）ラーメン・並・麺硬め＋ざく切りキャベツ＋サービスライス

＜男の昼飯、家系ラーメンとライス！＞

　雨が降ったり止んだり、気温は高くないけど風が吹かない。それが梅雨〜。気分は滅入る一方ですが、胃袋は別の生き物のように活発です。意識は、滅入る上にダイエットも決意しているというのに、自分の中に別の自分がいるというか……そんな意志薄弱野郎なオレです。

　実は、随分と前を通っているのにスルーしてきた店がうまそう！という情報を得まして、そういうのもあって今回は、ガッツリと食うモードです。「まくり家＠新丸子」が、その店。自分としては、珍しく家系を目指します。こういう系統と店構えは、汗臭い男が似合うよね！そのイメージ通り、先客４名は、ガテン系と大食らい学生ばかり。ランチタイムの家系はライスサービス付き物ですので、とりあえず並盛りとサービスライスを所望。そして、某レビュアーさんから影響を受けて、「ざく切りキャベツ」トッピングをチョイスです。今回は、このキャベツとそのタレが〜〜非常に全体にいい影響を与えます！

【デフォルトで十分なバランスの動物系コクと醤油のカエシ！加えてマー油がベストマッチ！】

　それにしても、この店はいろんなところがきっちりとしている内観です。目線の上にある壁の下部には、一面綺麗にテッシュボックスがはめ込まれているのですが、ボックスのメーカーと色が統一されてる。またテーブルセットも種類が多くきっちりと整頓されてて、ベトベトしていない。その一方で、ちゃんとワイルドなメッセージはデカデカとポップアップされてます。ワイルドな血液A型？と言うイメージかと。

　などと観察してたらあっという間に配膳が完了です。おおーこの見栄え。並盛りとは言え、ざく切りキャベツでそのボリューム感はさすが。避けながら食うしかないですが、スープを発掘するのに少々手間取ります。別に油多めも、味濃いめもせずデフォルトのままの味わいは、当初は、「バランス良い塩気！」と言うイメージで、醤油ダレの香ばしさが印象的。別に重くもないですが、豚骨の煮出しもしっかりとしているのにしつこくなく、後で喉の渇きも心配するほどではありません。

　しかし、ざく切りキャベツの上にかかっている「マー油」がジワジワと滲み出す頃から、イメージが一新。食欲に拍車がかかるのはニンニク香ばしさ！これが醤油ダレのに混じるとマジで、味噌に匹敵するコクの深さを醸し出します。それゆえ、これだけ豊富に準備している薬味の必要性を一切感じない。完成度を崩したくないと言う感じで、イヤイヤ唸ります。いやー、家系でマー油は、これから欠かせなくなるかも。今更ですが、個人的には大発見です。

【硬めのクッシリさとキャベツのザクザク感が素晴らしいアミューズメント】

　硬めの麺がこれまた香ばしさに似合います。四之宮製麺と言うダンボール箱が積まれておりましたが、不勉強なので初めてお見受けいたしました。しっかりとした「クッシリ」感覚で、前歯の切れ込みが硬いテンピュール感覚です。奥歯ではハードにヌチリとした潰れ感覚。この際にグルテンの風味も、マー油を超えて感じる〜〜。

　また、ざく切りキャベツとのハーモニーが痛快！ヌチヌチにザクザクが混じり、食べ応えあり。と言うかアゴが少し疲れるかも。それでも止められずムシャムシャ食い続けると、丼からキャベツが溢れるお行儀の悪さ。そういう時って、自分なりのワイルド感を感じます。

【ざく切りキャベツのパワーにひれ伏す〜、そんな美味さ！】

　チャーシューもバラ肉で文句ない。ホウレンソウもクタクタぶりがナイスだし、量も満足。海苔は家系の命。立派な厚さある一枚海苔で、スープに浸してライスに乗せ、巻き込んで食う〜〜。定番ですなこれ。

　しかし、ざく切りキャベツの存在感には、やはり軍配が上がります。歯ごたえ、香ばしさ、麺とスープへの貢献、ボリュームと腹持ちの良さ。１００円として気持ちよく払えます。とても優等生な具材ですな。

　総じまして、「がっつり食える家系の基本が充実！穴場な美味さ！」と言う個人的な感覚で、これまで知らなかってだけに機会損失を感じてしまいました。いかん・・・このままでは腹が引っこまぬ。地元の「せい家」に行く機会を減らして、こちらに伺うには電車賃もかかるし、悩み中でございます。ともあれ、チェーン店っぽい外観とは裏腹に、とてもいい店いい味だったので、再訪問は確実。またキャベツを食らいます。ということで・・・なので詠います！

　　　雲厚く
　　　昼も暗がり
　　　雨予感

　　　急いで食って
　　　汁散りまくり〜

　お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！