ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2145】 ラーメン横綱 松戸店 (千葉・松戸) ラーメン+鉄板チャーハンセット

 京都で子供をやっていた頃、大阪の親戚の家へ遊びに行く時、国道171号をよく使った。必ず吉祥院という場所を経由することとなる。そこでいつも「ラーメン横綱」の前を通る。昭和40年50年の頃の話。このブランドも・・・実に思い出が深いんです。今ではどこにでもあるライト豚骨醤油なのだけど、当時は胃袋にズドン!くる満足感で魅了されたもんです。京都の鎖系ラーメンは、ロードサイドにどでかく店舗を構える展開戦略なので、どうしてもクルマがないと行けないのだよなー。そういうところこだわりなのか。関東進出においても、東京都内でなく、千葉の幹線道路沿いに展開。今回、ちょっとした冠婚葬祭がありまして千葉方面にクルマで移動。行くまいか迷ったけれど・・・ちょっと足を伸ばしてみました。確か、京都出身芸能人「杉本彩」は、一番好きなラーメンに「ラーメン横綱」を挙げてたっけ。ランキング店とか有名店でなく、ここを推すとは波長が合うのか。今どこで何をなされてるのか・・・。












【京都系ではちょいとユニーク?豚骨エキス感色濃く、醤油でまとまるフィーリング】


 意外とデカイ店箱で、従業員がキビキビとしているのが印象的。ランチタイムでもすぐに座れるほどキャパと座席の柔軟度あります。せっかくだからセットメニューにしたけど、私が覚えている店風景とはかなり商業的に効率化されたイメージです。いわゆる・・・資本系の匂いが濃ゆくなりました。それでも、従業員の対応が気持ちよく、なかなか良いもんです。配膳は先にチャーハンでしたが、それつまんでぼちぼちと麺を待つ。3〜4年ぶりに、関東の地で横綱に御対麺です。


   






 おおう・・・レンゲで汁をすすると、豚エキスの味わいがいいね。ライトとこってりの合間というか、張り付かない程度のサラサラクリーミーといった中間的な味わいと濃ゆさ。うっすらと豚骨の野趣個性を醸し出すところが、横綱らしい。確かに肉食女子が好みそうな味わいかもしれんです。横綱の個性は、京都にあって背脂を使わないで豚エキスを感じさせるところ。そのため、煮出しが多少他の京都系よりはワイルド。そこを醤油ダレでエキス感のでっぱりを抑える?・・・・というよりまとめるところが印象的なんです。まあ、トラック運転手が横付けしてガッツリ食うラーメンってイメージにも近いので、これを濃ゆいというのか薄いというのか、賛否ありますが、出汁の中で豚骨エキスを色濃く効かせるというのは、成功してると思わせます。








 あと、一味を効かせないところも他の京都系の中でも違うところ。なのでこれを京都系というのが正しいかも賛否ありますね。でもそういうところが京都の中ではユニークでして、そこがまた当時ハマったんでしょう。久しぶりに味わって、当時の懐かしい思い出が蘇りましたわ・・・。














【くっきりした角ストレート麺!淡く引き締まったフォルム】


 写真では判りにくいけど、結構くっきりとした角麺でして、綺麗なストレート。潰しこみと言うより、ねり水の影響か・・・・結構引き締まったような密度感を与えます。滑りはスープのエキス感がまとったような感じで、ニュルッという感じ。スープの持ち上げというより、まとわりつく感じ。








 デフォルトの茹で具合でも、芯がなくとも、淡くクシクシとした前歯の切れ味がいいねー。束になったところを奥歯で一気に潰すと、クチクチクチクチ・・・・と綺麗に順にすり潰されるような感覚。ちょいとマッタリした濃厚スープにはよく合う風合いを醸し出します。所々、ネギのザクザク感が混じったりして、それがまた楽しい!












【歯応えと脂身甘さの融合した肉】


 薄切りチャーシューをミルフィーユのようにして食う。それが幼少の頃のラーメンの思い出。しかし、時代の要請というか、少しづつ厚切りになってきているんでしょうね。関東流儀ではまだまだ薄すぎると思いますが、それでも昔に比べれば厚みを増したもんです。思いの外、しっかりと肉を食った感覚。筋肉質のスカッとした部位と、マッタリと甘い脂部位が適度に入りまじり、麺を巻き込んだり、ネギを挟みこんだりしながら、美味しくいただきました。













【遠慮と言う言葉を知らない「ネギ星人」な私】


 ネギ入れ放題・・・・なんと素敵な言葉。加えて、国産ネギ使用とのこと。九条ネギってわけにはいかんわな。そこまでずうずうしくないけど、これはありがたいシステム。これだけでも、アアアーーー京都のラーメンダーーーって開放感。絶対に、葱ましで金を払いたくないとまた意固地に拍車がかかってしまいましたわ。これはケチではなくて、ポリシーなんですわ。小諸そばで白ネギはきがるに味わえるけど、青ネギ入れ放題は、関東では貴重。お願いだから、都心か、JR中央線沿線にどこか京都系の鎖店が進出してほしい。














【客が最後を仕上げるチャーハン】


 変わったなーとしみじみ思うのは、「鉄板チャーハン」。270円なら安い。熱々の鉄板にチャーハンが乗せられており、あとは生卵をジューっとまわしかけて、チャーハンと炒め回すという趣向。なにやら、ファミレスのハンバーグにヒントを得たようなイメージ。でも・・・子供心が残っているのか、これはこれで悪くない。パラパラなチャーハンも好きだけど、多少ねっとり感も味わえる。焼き玉子かけご飯みたいな感覚も味わえる。炒飯ヲタクならどう感じるのだろう・・・。正直言って楽しんでしまった。















 総じまして、「ネギ入れ放題と鉄板チャーハンで遊び尽くした」感が心地よいランチセット。ラーメンは、「京都豚骨系」と名付けたいような安定ぶりがナイスでした。



   冬晴れの
   青さ澄みきり
   くもりなく



   くっきり目立つ
   黄色い看板



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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