ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

今週のテーマ 「東北地方太平洋沖地震」 について思うこと

今週のお題東北地方太平洋沖地震

 実は、地震があった3月11日に、運悪く東京に出張に行っておりました。しかしながら、からがら品川駅に歩いてたどり着き、新幹線最終で、運良く関西に帰ることができました。ところが、やはり運悪く深夜2時に新大阪駅に放りだされて、結果別の新幹線車両で始発を待つことに。そして帰宅して・・・・・・・シャワーを浴びて、そのまま大阪側オフィスに出勤。被害調査とバックアップ体制フォローへと・・・・なりました。そんなこの一週間の始まりでした。しかし、被災者のかたやご家族の心労を思えば、恵まれすぎだと痛感しております。このブログでも、地震につき思うところを少し述べていますが、改めて考えると、以下の通りになります。




1)百聞は一見にしかず

  本当にコンクリートの建物が豆腐のように全体が揺れていたのはショックでした。たまたま高層ビルの窓側にいたので、足元に広がる中小ビルが・・・・それはそれは、揺れていました。屋上に貯まっている水溜りが揺れのため道路にこぼれるのですから凄い・・。神戸で、地震体験車に乗ってみたり、阪神淡路大地震の映像はたくさん見てきたつもりでしたが・・・・これは本当に貴重な体験でした(被災者の方には、軽々しく聞こえるかもですが、そのような気はありませんのであしからずです)。



2)十分パニックだと思ったけど、海外の目で見れば秩序的?

  夕方の帰宅難民でどの道路も車と人でごったがえしていた・・・。車もまったく進まないなか、人が歩道からあふれ出すという始末。これは、異様な雰囲気だと少し怖かったです。駅についても、人の列が尋常でないので・・・これも怖かった。そんな異様さでも、海外メディアは、道徳心ある国民として褒め称えていたのが、これまた不思議・・・。中には、某大手コンビニの配送トラックが、人を乗せて運ぼうとしてて、俺も俺もと群がる群衆とか。。。。局地的には、ヤバイこといろいろあったと思います。



3)日本人を見直した

  それでも、助け合いの行動も多くこれには、感動で他人事ながら涙したこともあった。商品を無料で差し出す商店主とか、トイレを解放している一般の家、やさしい言葉をかけあって長々と歩く姿や、日頃、協調性とは無縁と思われる若者すら、年配を労うなど・・・枚挙しきれませんね・・。この点は、なんてすばらしい国民性なんだと、心が一つになった気がした。



4)新しいメディアの地位を確立〜twitterfacebook

  それにしても、携帯メールが使えないのが一番つらかったかも。家族をはじめだれにも連絡が取れない・・・。しかし、日頃あれほど高負荷に陥ってダウンするtwitterが元気で処理してくれて、仲間内に安否をつたえられた。これはfacebookでも同様だった・・・・。なお、通信手段としては、公衆無線LANが使えて安堵した。まったく日頃無視している手段だったのですが、正直見直したな・・。あと、少しそれますが、スマホでGoogleマップ片手に自宅までの地図と経路を確認しながら歩く姿を良く見かけた。これも、今ならではの光景だった。



5)津波の恐ろしさ・・・

  これは言葉を失いました。泣きました。町がまるごとの見込まれる絵は地獄ですし、また、三陸沖合いにご遺体が1000を越えて流れているなどのニュースは、今でも胸が締め付けられる、胸が張り裂ける・・・・。本当に、心からお悔やみ申し上げますと・・・この言葉すら軽く感じてしまう・・・・。



6)安全神話の崩壊

  これは余計でしたね・・・・。地震津波の影響によりおきた原発事故。これにより、日本全体が、いろいろなものを失ったと思います。技術力に対する信頼性。肥沃な大地と海の幸。人々の生活の場。スムーズな復旧作業の機会。国民全体の睡眠時間(特に枝野さん)。菅政権に対するほんの僅かな期待など・・・。そして、先日のブログにも述べましたが、原子力に関わった技術者、研究者の努力の積み重ねと、将来も・・・。物事に、絶対など在りえないということを痛感しました。また、人間は太陽をのものを作り出そうとして、失敗した・・・・・。これはバベルの塔の話にもちょっと似ていて、やはり悲しい・・・。



7)日本の国際的プレゼンスの低下の実感

  外交的には、これほど距離が縮まったことはないとのこと。いろいろな哀悼のコメントを各国の元首などから聞くがこれはこれで、よいことかもしれません・・。しかし、もう日本が今までのような強国ではなくなったんだな・・・と、とても哀れに思えてしまいました。復興費用はどのくらいになるのか・・・・、国の借金はもう返す目処さえ絶たれたというのが実感です。そうなると、いろいろな意味で窮屈になるし、また大きくリストラしなければならなくなる。今のいろんな体制に変化がくると思います・・・・。



8)毎日祈るような気持ちで過ごした

  今でもそうですが、朝おきてまず、昨日よりも事態が悪くなっていないかを確かめる。地震のこと、津波災害のこと、原発事故のこと。そして、毎日増えていく死者の数。もうこれ以上はなにも悪いことが起きないでくれ・・・という気持ちと祈る気持ちと、ご冥福を祈る気持ち。この2つです。



9)新しい日本を作ろうという気持ち

  自分が国に対して何ができるかを真剣に考えるようになりましたかね・・・。これほどの人命を失って、自然や大地の形も変わってしまって、財政状況も更に決定的な悪化の域に達してしまった・・・・。今は、落ちるところまで落ちたと思いますよ・・・。もう、前を見るしかないのですから、意識を変えてやっていくしかないって感じですよね。



 大体、まだいろいろありそうでも以上に集約されると思います。皆さんはどう感じましたか?

地震イツモノート―阪神・淡路大震災の被災者167人にきいたキモチの防災マニュアル

地震イツモノート―阪神・淡路大震災の被災者167人にきいたキモチの防災マニュアル

人のために何ができるか

人のために何ができるか