ラーメン食べて詠います

仕事の合間に悩んで食って詠います・・・

【今週のラーメン3137】 煮干鰮らーめん 圓 (東京・八王子) 特製煮干しらーめん 〜八王子の誇り高き崇高煮干し麺健在!このまま行けよ、行けばわかるさ!

<八王子の地域活性はかるか!今も元気な有名店>
 
 今年は、大雪で杉の木花粉の飛散は遅れがちらしいのですが、心も体もナイーブな私は、すでにマスクが欠かせない状況です。どうも耳鼻科に行くのが邪魔くさくてねー・・・市販の飲薬と点鼻薬で乗り切ってます。毎年春の薬代がバカにできない。

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 そんな効かない私の鼻ですが、この店に近くにつれ、煮干のいい香りが漂ってきます。今回は実に7年ぶりに、煮干鰮らーめん 圓@八王子へやってまいりました。メディア等露出度は以前よりは落ち着いてきまして、それでも訪問時は外行列は10名程度。私のようなヲタなひとり客はおらず、皆家族連れと言うほのぼのした雰囲気。幼稚園児も行儀良いのが実に感心です。やはり八王子の名物になっているのねー。
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 今回のターゲットは、「特製煮干しらーめん」。まだ煮干しが未食であったし、今度いつ来れるかわかりませんので、特製とさせていただきました。
 
 
 
<煮干しのえぐみ一歩手前のビター感!淡麗のようで円やかな塩気!さすがの境地!> 
 
 見覚えのあるカウンターで7席。カップルや家族連れの状況に応じて8席になることもありますが、何も告げなくても、基本的に並んで食えるように配慮してくれるのもいいね。田中店主は、新店舗の方にいるのか、今回はご不在ですが、若い方の接客や調理風景もしっかりしていて、気の抜けた部分はございません。やるなーと感心してたら、ピピっと茹で時間を告げる音が鳴ってしばらくして配膳です。それがこんな麺顔です。

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 おお!これまた落ち着きのある渋い麺顔!大人びた雰囲気と優しさがマッチしてるようで、淡麗かつのどかな感じです。スープの透明感に心を奪われた気分ですが、よく見ると霞んでいるような春色を思わせる印象。味玉の存在感が半端ない。花が咲いたか風車か、片側にチャーシューがならんでるところがいかにも「特製」感を駆り立てます。見栄え完璧!男前すぎる!!

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 食う前から興奮して昇天してしまった私ですが、心静かにスープをまずは味わいましょう。するとそれは、いきなり煮干風味の洪水ですよ。見た目は、煮干しというより薄口醤油麺といった風貌ですが、エグ味の一歩手前というか、寸止め海峡!。よくある濃厚煮干でなく、煮干エキスの上澄みの凝縮といったピッチリした感覚が嬉しい!。こりゃ無化調しかありえない味風景ですな・・・。

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 煮干を食わせるタイプとしては、甘い系と塩気系の2通りに分かれますが、後者の中で前者寄りというようなポートフォリオでしょうか。さらにその塩気は、醤油系と塩系と別れるならば、これも後者の中で前者寄りというようなポジション。淡麗な味わいの中に、煮干と塩気の駆け引きが見られますかね。よく世間で「毎日食べても飽きない」と言いますが、それはないだろうと正直思いつつ・・・週に一度は確実に食べたくなる煮干の魔力すら感じます。

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 ベースのスープもこれまた秀逸。表面の脂の浮き方からして鶏ガラ系の印象ですが、すっきりとした動物系の旨味があって、これだからこそ淡麗として煮干しが全体に響き渡るというイメージです。もちろん、この落ち着いた味わいですから、昆布・椎茸等の乾物は潜んでいると思われます。
 
 また、全てにおいて「雑味がない」というところがすごい・・・。
 
 
 
<全粒配合のしなやかストレート細麺!スープとの一体感とシルキーな滑り心地最高!>
 
 すっかり忘れていた・・・麺のうまさを。こちらは自家製麺ということですが、全粒配合のストレート中加水細麺であることをすっかりと失念してました。煮干しといえばパツパツとした麺が相性良いところですが、この穏やかなスープには、加水はややあったほうが似合うと思います。ストレスのない密度感の細麺は、麺同士が引き合って、箸でリフトすると綺麗に揃う。これによってまた毛細管現象というかスープの持ち上げが優れる。さらにレンゲを使ってスープを足しながら麺を啜り込むのが、実にうまいね!。スープのエキスと麺の風合い、そして炭水化物かデンプンか・・・・アミノ酸が結びついたような根本的な旨味が沁みる〜ーー。

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 茹で上げる前の麺をカウンター越しに眺めて見たが、あのボソッとしてそうな生麺が、こんなに茹で上げると表情豊かになるとは、すごいね。途中で味玉の黄身を絡めて麺を食ったりしましたが、これまた昇天物ですよ。スープが濁らない程度に絡めて食うと、卵黄の深みとグルテンの旨味がさらに相性が良いです。そのグルテンにはすでにスープの旨味が染み込んでるからねー。旨味に決まってる。

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<ねっとり感たっぷりの味玉卵黄!白身の味わい深さ!>
 
 先日、風は南から@蒲田で食ってきた味玉も深かったが、ここの味玉も深いねー・・・たれの浸透が。白身は深く滲んだタレにより、すでに褐色です。味噌漬け級に風味をもつ味玉白身ってどうよ。うまいに決まってる。そして卵黄は・・・食うと唸る。旨味で甘く感じる。塩気すら甘く感じる深みがすごい。一番外側は、スカッとした固茹でをキープしつつ、直下には芋羊羹のようなねっとりとした層があります。そこが一番味が深い。この部分だけ集めて商品化できれば、上司のお歳暮にもなりましょう(うそです)。そして中心部は、とろっとろな濃厚ソースのような卵黄です。ここだけ集めて瓶詰めできれば、高級フランス料理店で使われるかもしれません。ジェエル・ロブション、ポール・ボキューズ真っ青(大うそです)。

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<歯応えと甘さをしっかり伝える豚二種チャーシュー!>
 
 普通に盛ってるように見えて・・・芸が細かい。バラ>肩ロース>バラ>肩ロース・・という順番に並べられたチャーシュで、ポーカーのようなスペシャル盛り付け。これは、順番に剥がして交互に味わい楽しめという、店主のメッセージに他なりません。受け止めましょう。
 
 1枚目・・・バラ肉(ロールタイプ)。超うまい!
 2枚目・・・肩ロース肉。スーパーうまい!
 3枚目・・・バラ肉(ロールタイプ)。すげーうまい!
 4枚目・・・肩ロース肉。メッサうまい!
 (以上!・・・って終わったら怒られるか?)

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 実はこれ、オーブンで仕上げたチャーシューらしいんですね。以前煮豚と思ってた私が恥ずかしい。スープ生成に豚の煮出しを使ってないの???知らなかった。後から思えば、煮干しへの影響を配慮したのかと・・・勝手に妄想してしまいました。確かに、肩ロース肉は歯ごたえがある感じで、しっかりと肉を楽しめたし、肉汁もしっかりうまかった。バラ肉の赤身もスカスカしてなかった。煮豚と炙り豚を区別できない私って・・・ほんとダメだな。
 
 最後にもう一つ!メンマもうまし!名店の一杯って、隙がないのがよく分かりました。
 
 
 
 総じまして、「八王子の誇り高き崇高煮干し麺健在!このまま行けよ、行けばわかるさ!」っと言う、またなんだか訳の分からない締めくくりでごめんちゃい。とにかく、この一杯は面白く食べ進めた記憶が濃厚です。八王子には、八王子系ラーメンがあるけれど、いつかそんなイメージの乗っ取りが来るのだろうか。とにかくこのまま、味の継承を続けていって欲しいと切に願うのでありました。次回訪問は、また7年後??。いやいや、そんなにかからないでしょう。また近いうちにいつか!。嬉しい一杯に感謝を忘れないうちに、とっとと最後に詠っていつものように締めたいと思います!。
 
 
   如月に
   煮干香るか
   寒空の
 
   風に漂う
   杉の木花粉
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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