ラーメン食べて詠います

仕事の合間に悩んで食って詠います・・・

【今週のラーメン2620】 支那そば 八雲 (東京・池尻大橋) 特製ワンタン麺 黒だし


<移転後狙って訪問! 健診後の空腹に美味さが沁みる〜〜^^>


 年末に、ちょっと贅沢な健康診断を受けて見たら、ちょっとご丁寧なお呼び出しを受け、再検診にやって来た代々木界隈。ようやく一通りのプロセスが終わって解放されました。空腹に食い物を一杯詰め込みたい気分!。今回は、珍しく午後休暇も取得!。さあ〜〜何を食おうかぁ〜〜、と興奮が抑えきれません。今年初二郎と言うことで、メグジを思いつきましたが、ちょっとかったるい移動距離。それよりも、しっとりした清湯系も食いたい気分だ。自分が一体何を食いたいのか、迷う一方ですー。・・・やれやれと、ラーメンマップのアプリを起動させて渋谷界隈を検索し始めたとこで、最近移転した「支那そば 八雲」を思い出ました。ワンタン麺の名店なら渋谷の「穀雨」と言う手ももあったが、今回は移転祝いを兼ねてということで、速攻で行ってまいりました。







 それししても、一時期よく利用した「池尻大橋駅」。首都高のジャンクションがまだ工事前か工事中の頃が懐かしいです。移転先は随分と駅から近くなったものです。商店街を進んで左に折れたところに、ちょっとだけ行列が発生していたから、すぐに見つけられました。天気は良かったけど、暦の上では、大寒ですから寒いはずだ。行列長引くと嫌だなー、と思っていたところ意外に早く店内に誘導されて一息つきました。店内は、以前よりスタイリッシュです。天井配管剥き出しに白地基調の壁。長いコの字のカウンターの奥には広めで使いやすそうな厨房。半分オープンキッチンみたいな作りで、まるでステージのように感じます。フロアと調理補助担当スタフくんも、イケメンではありませんか!。居心地も良いので、食った後も長居したくなる雰囲気づくりです。お祝いも兼ねて今回は「特製ワンタン麺」。出汁は、これまで旧店舗では「白」続きだったので、今回は「黒だし」とさせていただきました。結論としては、突き抜けた印象のうまさ!。いい午後休暇となりましたー。


   










汁:「塩気よりも円やかさアピールの黒だしエッジ!純粋な鶏の旨味に魚介の仄かな甘み感!」


 座ってから少し配膳されるのを待たされますが、気にするほどでもなし。暫く経って配膳されたそれは、宣材かと思うほど美しい麺顔でありました。パーツがどれもヴィヴィッドであり質感が高く、全体がまとまっている。シンメトリーの整合感が、安定性と緻密な計算をうかがわせます。偶然なのか、二種ワンタンも序列整った配置。麺顔全体的には、一輪の華か、風車を連想してしまいました。







 さてその「黒だし」の味わいなんですが、名称にはパンチがありますが、実際のそれは穏やかそのものです。一般的な醤油ラーメンよりはかなり優しい醤油のエッジング。白醤油の使い手らしい、薄口醤油の円やかさを引き出している感覚です。まず「塩気」を感じる先に「甘さ」がアピールしてくるほど。一般的なピッチリとした醤油系の酸味を感じさせる熟成とは、別角度のアプローチ。端麗な水墨画に、特徴的な花鳥だけ薄紅をさすような・・・そんな味風景。華やかなのに落ち着きを感じます。







 その甘さは、やはり魚介何でしょう。節系より、むしろ煮干し系、そして昆布系の味わいが深く感じます。煮干しは、上澄みを濾し取ったか?のような透明感なる甘みで腑に通じるところは10,000%も感じませんよ!。むううう・・・・心の中で唸る私。そしたら、隣の席から妙な音が聞こえてきた・・・・。

    っっっっ・・・あぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーー
    ずずずず・・・あぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーー 
   (スープ啜って、ずーっと繰り返し)






 スープを啜るたびに声を出すというか漏れる・・・・これを本当に無限ループで5秒に一回繰り返しているおじさん。ラーメンへの執着度というか、声と感動が周りの客にダダ漏れでっせ!(笑)。でも、わかる気がする。まぁ、その気持ちも十分にわかる。醤油と魚介に注目したけど、本当に素晴らしいのは、鶏系のエキスかもしれないし。この煌びやかな脂の滲みと表面を覆う無数の輪っかは、透明感そのもの。舌にまとわりついて、動物系の豊かな味わいを残します。豚骨系の味わいは感じなくとも、動物系の崇高なるエキス感覚はさすがですよー。これなら、午後はずーっと腹持ちが良さそうな気がいたします。







麺:「放置しても熱ダレせず、クシリとした歯応えと、シルエットはっきりの啜り心地」


 麺・・・改めて侮りがたし。「グルテンの風味」「熱ダレの強さ」「汁を吸い込んでこその甘み」など、それらが全部両立するのが無理ーって思ったりしたけど、実際そうであって、また美味かった次第です。







 「グルテンの風味」については、文字通りでして「加水がやや低め」なようで引き締まり感もほどほどある密度感覚。前歯で千切るたびに風合いを運んでくれます。その一方で、「熱ダレの強さ」ですが、グルテンの風合いをアピールするにしては、汁をゆっくりと吸い込む。なので、風味が持続すると同時に、ワンタンなどのトッピングにゆっくりとアプローチする時間を提供してくれます。不思議なことに、あまり時間経過で伸びを覚えなかった。とは言っても「汁を吸い込んでからの甘み」が素晴らしい。円やかな醤油だれと、スープの鶏エキスを吸い込んで、滲んだ魚介甘みと麺の風合いが中和すると言った展開が良いね。







 また「伸びにくい」ことから、すすり上げてからの喉越しも素晴らしきことよ。ストレート麺の喉越しがきっぱりとシルエットとして感じられるかもごとし。完璧に近い。







具:「ティピカルな吊しを連想させる食紅チャーシュー! メンマは太くてシャクリっと切れ込む美味さ!」


 私のオリジンである関西ではまずないチャーシューかも。周りのかすかな食紅っぽい周囲が、実に工芸的な仕上がりに感じて戸惑う一方で美味そうと言う感動です。味わうと、スープを逆に吸い込んだ感じがして、1.5倍うまかったかも、ロース肉で脂肪分の甘みなくとも、肉味とスープの円やかさがベストマッチです。






 またメンマがいいねー。写真で見ている以上に上質感あり、繊維質の細やかさと、それらが逸れる際の「しゃくり」とした歯ごたえが、食い終わってからもいつまでも耳に残ります。しかも薄味。







ワンタン:「ぎゅーっ身の詰まった肉ワンタン! どこまでもプリプリ感が楽しい海老ワンタン!」


 真打ち登場!。まずは「肉ワンタン」から。割と肉厚な皮が嬉しい。そして何と言っても餡の密度感だ。ぎゅーっと詰まった豚合挽き肉のぎっしり感覚には、みなさん嬉しくて発狂するはず。その上、ボリュームだけではない質感が伴う。合挽き肉の塩気が丁度いい薄味塩梅。その上に肉餡はほのかな生姜風味をただよわせるわけだから、お巡りさんも非番なら通いたくなるはずです。


 「エビワンタン」がさらに良い!。エビすり身がベースにあって、肉餡の代わりに「芝海老っぽいシュリンプ」が二尾。まさにぷりっぷりな感覚でして、ラヲタ冥利に尽きたかもしれません。












 総じまして、「現時点のワンタン麺の王者」と言う感じで風格と質感の高さに、崇高感を覚えてしまいました。気持ちよく英世一枚払えるとはこのこと。ごちそうさまと、軽く一言伝えて店を出ると丁寧な感謝の言葉。背中で受け止めて後にしました。午後二時回っても、そこそこの行列が続く。暫くはこんな感じ? というか、前からこんな感じだったねー。健康診断を受けるたびに、半日休暇を活用して、食いに来たいと思いました。嗚呼、健康だからこそ、ワンタン麺が美味く食える。健康だからこそ、タバコが美味い。コンビニの前で、冬の青空に向かって紫煙を吐き出すと、ありがたみがこみあがる。大きくを求めずに、小さきを積み重ねて、幸せを感じる也。嗚呼実に幸せなワンタン麺であった・・・。と言うことで、じんわりと詠います!。



   大寒
   冷風荒ぶ
   路地裏と



   澄んだ青空
   澄みきるスープ



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



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