ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2414】 ら〜麺 ひよし家 (横浜・日吉) ら〜麺 塩

<夏休み最後の気だるい昼下がりで・・・まったり塩ら〜麺>


 台風10号が過ぎてゆき・・・それにより滞った仕事が私を苦しめる。台風一過の晴天で気持ちよい反面、とても蒸し暑い。おまけにランチタイムもカフェで作業に没頭していたら、あっというまに午後1時半を回ってしまいました。しかたないので乗り込んだ東横線日吉駅で途中下車して、昼飯ラーメンでも啜ることとしました。目論見としては、「らすた麺」でも啜ろうと思ったけど・・・・蒸し暑くて、家系豚骨醤油を食う気が急に失せてしまい、それなら煮干ライトな大勝軒でもと考えを改めます。しかし、ややお疲れ気味で永福町系はこれまた重い・・・ということで、考えあぐねた挙句、ひねり出した答えが「ひよし家」さん。屋号からてっきり家系かと思いきや、支那そば系のお店とのことです。


   






 訪問時・・・先客1名。いかにも昼下がりというまったりした空間で、気のいい女将さんがフロアを仕切っている。対応はやさしくて明るくていいねー。店内は、なぜか雰囲気とはミスマッチな50'sのポップが流れておりましたが、これはこれで和むBGMです。何を食おうかと迷いつつ・・・丁度先客さんが食っていたスライストマトが浮いた塩のらー麺が旨そうだからそれを食おう!と考えます。で。。。お値段見ると限定麺らしく高かったので急遽躊躇してしまい、結局普通の「ら〜麺 塩」とあいなりました。


   











【クリア&ライトな塩だれと鶏豚コク!塩気のエッジが効き目あり、クッキリした味わい】


 中に入ると意外に奥が深くて、テーブル席が続くつくり。入った瞬間にその年季と清潔感から、地元に支えられてる感が滲み出るようです。人気ランキング店や新しいハイセンス店舗も好きだけど、気取らないけどちゃんとしてる店っていいよねー。何処座ろうか考えてたら、こちらへどうぞと招く動作も自然な丁寧さです。メニュー名を告げて、冷房に涼んで待つ間は、サラリーマンにとって解放区。ここ来る前に苦虫噛み潰してた私の顔も綻び、心が緩みます。10分もしない内に配膳が完了したけど、もっとゆっくりしていたかった気も少しあったりする。








 さてその麺顔。定番の塩ラーという感じで、まさにオーディナリーという言葉がぴったりな感じがします。器は大きめですが浅めな作りで、麺顔が大きく見えるタイプ。そして清いスープは底が見えるようだし街の地図を見るように、中央にワカメが乗せられそこから放射線上にいろいろな具材たちが並べられ街を作っているかのような感じです。スープは黄金色のように派手でなく、エキスが霞んで柔らかい見映え。いかにも端麗な味わいを予想させます。







 実際に味わうと、第一印象は「意外にキリリとした塩気が映えるね!」という感覚。決して塩っぱいわけではなく、丸みを帯びてはいるのですが、しっかりめに効いた塩味が凛としたというか、清涼感を与える感覚。特別などこかの塩をブレンドとかそういうのは不得意だけど、塩ラーメンの中でもライト系でスムースな感じがあります。塩ダレに塩気が効いていると魚介の主張も普通はもっとあるんだけど、意外に魚介が表で主張強いわけでもないため、逆にスマートな味わいに感じるのかも。その一方で動物系の鶏とか豚とかのこってりコクは薄く、寧ろ上澄みかと思うほどのクリアー感あるコクがイメージされるという感じですね。誠に引っかかりが少なく、ゴクゴクと安心して飲み干せるタイプ。







 こういうのは、あまり胡椒とかお酢とか入れないほうがいいかも。試しに最後に少しだけ残ったスープを試しててみたけど、バランス崩すだけだったかな・・・個人的には。それだけ、デフォルトのピントの合い方が完成している印象でして、もしもこのタイプの冷やしがあったとしたら、いい仕事になるかなーなんて妄想を広げたりしてしまいました。






【引き締まりを覚える極細縮れ麺!カツカツ歯応えとズボッとした啜りやすさがナイス!】


 最近なかなか見ない麺ですが、これ好きかも!。極細縮れな麺でして、そのマイクロぼこぼこ感覚は、見ているだけでズボボボボボーっと早く啜りたくなる感じです。実際にイメージ通りで、口当たり軽くで、非常に高速に啜ると、ソバージュな麺が内頬や舌の感覚で明確なタッチをかんじさせます。スープを吸い込むタイプでもなく、また絡みつきやすいタイプでもないけど、少し塩気が効いたスープが軽く乗るだけで、ちょうどいい塩梅の旨さとなります。







 非常に引き締まりを覚える麺ですが、反面で練り水の個性か加水の多さか・・・カツカツっとした前歯の切れ込みを明確に感じさせ、気持ちよい。奥歯へと引きずり込んで、プレスすると意外に強めのすり潰しが必要。その時に全体の低反発感を感じて、独特な風味を感じさせます。







 ワカメや薬味などをかなり引っ掛けてきますが、それも歯応えのアクセントとなっていいかも。個人的にはライトな麺なので、大盛りか丼もののセットがいいかも。ダイエットしたい私には丁度よい麺量だったかも。






【塩だれの効き目深い味玉とチャーシューに甘みを感じる】


 味玉ハーフがデフォルトで付きます。これが塩ダレベースの染みこみがナイスで旨し!。白身は塩気を含んでナチュラルな雰囲気だし、黄身は塩気が絶品である一方、後味に甘みを醸し出すのでこれまた病みつきになりそう。Mサイズの玉でハーフでしたがプレゼンスは中々かもしれません。







 またチャーシューも小ぶりながらもちゃんとしたロース肉。つけダレが染みこみ熟成めいた風味すら覚えます。すごく柔らかいので、これのチャーシュー麺なら食べたいかも!。あと・・・ワカメ否定派な私ですが、不思議とこのワカメはスルスルと嫌味なく食えました。なぜなんでしょうね・・・・。








 総じまして、「雑多な学生街にひっそりーな淡麗塩味の一杯」と言ったところでしょうか。今回もまた何のひねりも無い単純な感想でごめんちゃい。訪問したこの日は、夏休み最後の日・・・ということもあり、強い日差しの中にも二学期始まる躍動が少し感じるような。ちらほらいる学生は、部活関係者が多かったかな・・・。今やっている活動は、10年後の自分の身になることだから、一生懸命頑張ってもらいたいと思います。そして若いうちの旨い食い物は、後々思い出になるんだよねー。旨いものは仲間みんなで食おうよね!とういことで・・・なので詠います!



   葉月逝き
   夏惜しむか
   蝉の声



   残暑の中で
   啜る塩麺



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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