ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2300】 麺や でこ (川崎・武蔵小杉) つけそば・醤油・大盛り

<どうしてもまた欲しくなる・・・「でこ」の醤油味>


 先週のリベンジ? つい「麺やでこ」の醤油そばが食いたくなって訪問してふられたんだけど、良く調べてみると定休日が以前と変わっていたらしい。今度はちゃんと調べて、(他のラーメン店に)寄り道せずに(まっすぐ帰社せず)寄り道してみました。本当は新丸子駅が最寄なんだけど、ちょっと電車賃がもったいないので、武蔵小杉から歩く。まだ暑くないので散歩と思えば気持ちよいもんです。








 ここの醤油は時々思い出したように食いたくなるんですよねー。そんな人は私だけではなさそうで、どうみても外出途中で寄りましたというサラリーマン/ウーマンで、訪問時すでにカウンターで埋め尽くされます。ほとんどの方は「醤油そば」。右にならへで同じメニューでもよかったんだけど、ちょっと腹減りモードだったのと、夏っぽさを味わいたくて、今回の私は、「つけそば(醤油)大盛り」とさせていただきました。


   











【汁系のシャープなスープイメージに「マイルド感」が加わったような醤油ダレ】


 もう何度も食い続けたこのメニューなので、今更新しい発見はないはずなんだけど、やはり好きなものは何度出会っても新鮮に感じてしまいます。まず最初につけダレが配膳されて、しばし眺める。じっとりとしつつも透明感のある醤油ダレという感じで、表面に浮かぶ香味油が、まるでラッカー仕上げのようにツルツル光沢を発します。そして麺皿がどどんと配膳されて、おそろいの器の「麺やでこ」の文字をこちらに向けて、まずは写真メモを撮影。そして味わいます。








 まずはつけダレ・・・・相変わらず醤油の揺らめきという感じで、醤油感覚のピントが合っている!意外に酸味が抑え目で全体の印象としては「まろやか」な度合いが高いかも。駄舌ゆえに自信がないのですが、汁系(醤油そば)と比べるとどこか節系の風味を感じて、その分でまろやかに感じるといったような感覚。汁系の醤油味フォーカスがとってもクリアなのに比べて、つけそばのそれは「ソフトフォーカス」といった感覚かも。後半は、麺から滲む風合いも混じって少し霞む分、余計にマイルドに感じるのも印象的。一般的にはつけそばの方が濃ゆい味付けなので、エッジが立つ味傾向だけど、ここのはそうでないのね・・・。







 でも鶏豚のエキスもじんわりと感じて、醤油の前に出てこないけど落ち着いた味わいに、やはりほっとさせてくれます。この数日、じっとりとした鶏白湯とか、塩エキスを食い続けてきたから、こういう優しいまろやか動物エキスが、いつも以上に落ち着かせてくれます。ネギと三つ葉の薬味も凛とした清涼感を漂わせて醤油と合うし、仕上げの胡椒も妙に醤油にマッチ。そのまま呑んでも尖りがない薬味っていい感じです。





 






【多加水系で全粒粉交じり、ヌチリっとした潰しこみに引き締まりを覚える歯応え】


 汁系(醤油そば)のやや平べったいツルツルストレート麺に対して、つけそばのそれはやや素朴でボコボコとした麺。全粒粉が少し練られているのでそこもまた素朴と思わせてくれます。多加水系なので、表面はつるつるしているものの、ボコボコ部分が啜り上げるたびに小気味良い刺激となって駆け巡る感じがたまりません。








 また〆られたのもあって、密度感が高いのが印象的。芯を感じさせないものの、オーバーに言えばヌガーな感覚があるヌチヌチ感。前歯で千切るとプチリプチリと意識的に切断しますし、奥歯でプレスしてすり潰す段階では、ヌチリとしたハードな反発感があります。そこで麺の風合いを楽しめるので、こういうハードな麺もいい感じです。







 それにしても・・・・汁系だと大盛りは1.5倍程度だけど、つけそばは2倍か?と思えてなりません。結構食いきってから腹はち切れた。私のベストが300gだから、ちょっとハードだとするとそれ以上かも。まあ、いい店だから満足感を高めたいから大盛りしてしまう気持ちは変えられないかな(笑)。












【脂身と肉質のバランスよい豚ロース、鶏胸肉のパフパフ加減は相変わらずの美味さ】


 この二種チャーシューはいつもと全く変わらずテッパン級の安定度です。豚のロースっぽい肉は、肉繊維質と脂身のバランスもよく、薄い塩気でナチュラルな旨さが広がります。そのまま何もつけないで食べるのもいい。私は、何でも醤油をつけて食べる人(例えばとんかつも)なので、醤油のつけだれに浸して食うのが一番好きです。それは鶏肉もしかり。胸肉のパフパフっとした肉をつけダレに浸すと、薄い褐色に変化して実に旨い。













【スープ割り:ブーメラン方式・・・ネギプラスが嬉しい】


 最後は、スープ割り。頼むと平なべで丁寧に割り出汁を暖めてくれます。軽い魚介の味わいが加わり、ちょっとニュアンスの変化が嬉しい味わい。またネギを多めにプラスしてくれるので、ネギ大好きねぎ星人な私にはたまらないサービスです。







 総じまして、「醤油の風味と甘みを感じる夏向けなつけそば・・・大盛り注意?」という感覚でしょうか。狙い通りの醤油味を楽しめて充実した昼休みであった一方、つい旨さにつられて大盛りにしてしまったから、腹がはちきれそう。そして午後から案の定で、眠気を抑えるためにミントスをたくさん食べてしまいました・・・・。そろそろもう少したつと、「塩つけそば」もリリースされるはずですから、今度はそれをいただこうかと考え中。梅雨が明けるころになるかな。ということを感じながらも・・・なので詠います!



   久方に
   醤油恋しき
   つけそばの



   記憶につられ
   途中下車哉



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごそうさまでした!!!





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