ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2302】 中華食堂 かどや (川崎・武蔵小杉) ラーメン

<武蔵小杉の中華食堂・・・庶民の幸せ健在>


 今日から急に蒸し暑くなったな・・・と思っていたら急に街中華のクラシカルな「冷やし中華」が食べたくなった。あの酸っぱい系の醤油だれに、加水が多めのプリプリイエロー中華麺に、ハムときゅうりの千切りを絡めて、口一杯にほお張りたい気分。時間があまりないので、乗り継ぎ駅の武蔵小杉でどこかないかと考えてたら・・・・思いついたのが「中華食堂かどや」さん。








 あの店ならあるだろうと思って伺ってみると、「まだやってないんです」と申し訳なさそうな店員さんのコメント。残念!他に店を選びなおすのも無粋だし、このまま他のメニューを考えるのも億劫だったので、結局またここで「ラーメン」を食うことにしました。












【王道の街中華の中華そば!気楽なライト加減と醤油の酸味がいとおしい】


 こちらはセットメニューが当たり前みたいなところで、ご飯系と汁物/麺類の組み合わせが定番なんですが・・・胃が重いのでラーメン一杯とさせてもらいました。これが実にいい塩梅でして、配膳の瞬間はみなさんが想像するような定番な中華そばたる風貌です。海苔とナルトとメンマがあって・・・こじんまりしたチャーシュー。原点のようであり、トレードマークのような落ち着きが良いです。








 さてスープですが、前回なぜ「ブラックスープ!」とはしゃぎ立てたのか自分が愚かしいほどに、落ち着いた醤油ブラウン。半にごりのようで透明感が覗くという感じ。味わうと豚骨のサラリとした煮出しと鶏のエキス感が漂います。そこには醤油由来のカエシのエッジングがキマっていて、程よい刺激感覚が老若男女に響く味わいです。まさしくゴクゴクと飲み干したくあっさり醤油そば







 しかし私がこの手のラーメンで一番好きなのは「醤油の酸味」。かすかに後味に響く淡い酸味が「あ!オレ今醤油ラーメン食ってる!」とすごく意識させてくれて、特にこれ食べたい!という時には満足度が極限までアップします。これ言っちゃおしまいなんですが、腹減ってるとなんでも旨く感じる。それと似てて、今日のこのタイミングで一番食いたかった醤油味にビンゴだったんで、最高に満足です。












【これくらいで丁度いいのだ、オーディナリーで気取らない多加水麺】


 こちらも気取らないのがいいです。食堂らしいやや黄色いボディーなレトロ麺。ストレートに少し捩れが入ってスープを泳ぐ姿がまた旨そう。まさしくツルツルとすすってクチリと奥歯ですり潰して嚥下する。これまで何万回も繰り返す仕草が相変わらず嬉しいです・・・。風味というより、グルテンにしみこむスープとの一体感と、澱粉の甘みへの変化と融合がたまりません。かん水を嫌う方も多いですが、これがないとラーメンの風味が生まれんと思うところもあるので、難しいですがこの程度のフィーリングがレトロ調では一番と思えます。















【具財はレトロ・・・サイズも雰囲気も味わいも、そこがナイス】


 海苔はよくある一枚海苔で汁に溶けやすいタイプだから早々に食べてしまう。ナルトのかまぼこチックな味わいがスープが滲んでこれまた旨い。メンマは平状で少しだけ濃い目の味付けがスープにはマッチ。チャーシューは、スープの煮出しにも貢献したと思われるロース肉のスライス。スカスカっとした赤身をスープに一旦沈めて味を逆輸入させて、奥歯でスポンジが吐き出すような甘みを味わう・・・・旨し。












 総じまして、「印象に残りにくいが記憶に深く刻まれた一杯・・・ときどき食いたくなるレトロ系」という印象でまとめておきます。どこでも食えそうで、こういう王道の街中華ラーメンでしっかりと満足させる一杯は、本当は少ないと思う。単に昔ながらを謳うだけの定食ラーメンが多いなかで、なにかポリシーというか筋が通った感じがして、背筋が伸びる思いかも。わざわざ電車にのって出かけては食わないかもですが、近くによれば引き寄せられる安心感ある一杯。次回はタンメンを食おうかな・・・・。おっと、本当はこちらのお店の名物は、トルコライスらしい!どちらを食うかまた迷うな・・・・。ということで、なので詠います!



   重い雲
   弱い日差しに
   蒸し暑さ



   胃から感じる
   夏の訪れ



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!! 






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