ラーメン食べて詠います

仕事の合間に悩んで食って詠います・・・

【今週のラーメン2207】 らーめん大慶 (東京・阿佐ヶ谷) らーめん 〜クセになる微妙なクセが魅力の東京ベーシック豚骨醤油


 4月1日よりも、内示日のほうが緊張しますよね〜。結局私には何もありませんでした(・・・・)。まあ、この数年間走り通しでしたから、少し休ませて欲しいというずうずうしい要求は、叶わないのに決まってますよね。さてそれより、今回は内示をする方もあったのだけど、受け取り方が人それぞれで少しばかり驚きました。昇格して嬉しいと素直なのは予想できるけど、がっかりされるとは思いもよりませんでした。「期待される=やりがい」ではなく、「期待される=荷が重い」という感覚なんでしょうか。給料ベースも上がるのですが、割りに合わない業務量をまた増やされるという警戒心なのか・・・。ほんと、普段からもっと仲間と会話をしないといかんなと痛切に感じてしまいました。  


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<非常に誰でも入りやすい店!ガッツリ女子もウェルカム!>


 ・・・・などと考えながら、この日は少し自分自身を励まそうと、やっぱりラーメン。少し凹み気分だったから、そう名店の一杯は望まず、普通に、ごくごく普通の一杯できになる店がいい。なじみの阿佐ヶ谷駅で途中下車です。駅から北へ少し歩く「らーめん大慶」さんが今回のターゲット。最近移転した店でして、以前から目をつけていたのですが、どうも半端なロケーションでして、ようやく今回
ゲット。イメージ的には、すごく渋い大衆ラーメン屋か何かと思って駆けつけたら、なかなか外観と店内が気軽でいい感じで、古ぼけてない。むしろ家族や、女性客にも入りやすい店でして、自分の勝手なイメージとはかけ離れていました。







 また店の中の雰囲気も良い。おしゃれ・・・とかじゃなくて、生き生きとしているというか。男性は厨房で2名、ホール&補助で女性が1名。連携もよく「キビキビとしすぎない」程度に元気が良い。うまいもんが出てきそうな雰囲気があります。客層もさすが杉並阿佐ヶ谷といった風情で、連帯感を共有できそうなおとなしい一般人の方々が、7〜8名。三多摩地区の私も杉並人のふりして、その一杯を待ちました。


   











【いかにも東京豚骨醤油!という独特の塩気と動物系のワイルドさ!背脂甘く〜】


 ・・・・配膳の瞬間は、まず丼の大きさが嬉しいです。650円という抑えめの価格にこのサイズ感は、学生さんなど若い方たちには何よりのはず。そして麺顔は、背脂が一面を覆い尽くす感覚。おお!東京の西エリアでよく見かける東京豚骨醤油のフィーリングを彷彿とさせます。そう言えば、ホープ軒系って一年以上も食ってないし、こういう背脂摂取も久しぶりかも。二郎以外ではね。







 醤油をあまり感じさせませんが、塩気の感覚にちょっぴり風味を感じる程度で、そんな醤油ダレのレベル。程よい調味料と塩のエッジングが、キリリとしてとてもわかりやすい旨さ。炭水化物とよく調和するに違いありません。グイグイと食欲を刺激する動物感に寄り添った塩気が堪りません。







 動物感といえば、豚骨が少し野趣なフィーリングを残します。おっさん的には、welcome なのですが、お隣テーブルのお嬢さんたちにもウケているようです。この多少のクセっぽい味わいが、妙に懐かしさを帯びたような旨さに感じてしまいます。海苔があればライスをばくばく食ってしまいそうな刺激感。これは昔の若い胃袋を思わず思い出してしまいそう。







 このまま突っ走っても良かったのですが、テーブルセットにあるおろしニンニクをひと匙投入。すると、豚骨の野趣と一瞬で結びついて、ワイルドな旨さにたちまち変貌です。嗚呼、ここはクセになるポイントかも! ネギのザクザク感と相まったら相乗効果が、半端ではありません!







【細めでカツカツとした固ゆで感覚が気持ち良く!丸いストレート麺も滑りよく!】


 こちらは、家系みたいに「カタメ・多め・濃いめ」など調整が効くシステムで、私は麺だけカタメの調整をさせていただきました。とは言っても細麺でして、タイミングが微妙なはずです。ところが、隣客と同じタイミングで配膳がなされたため、そんな微妙な調整はできないはず。エセ固めかなと少々へそを曲げかけていたのですが、ところがギッチョンチョンで、かなり好みな固め仕様でありました。いやいや反省しきり。







 ギトギト背脂に反してかなりスッキリした加水の低さが印象的。グルテンの風合いさえ感じさせるかという代物。前歯を押し当てるとスカスカっとした風合いとカツカツとした低反発な切れ味が、脳裏に響きます。これは、こってりしたスープと対極にあるようで、しかしベストなコンビネーション! 脂の感覚がこれでサッパリさせるかのような炭水化物感覚です。奥歯へ送り込んでプレスしても、クシクシっとしっかり潰れる残像感。これはなかなか好みかも。細つけ麺ではどういう風貌に変化するのかが楽しみ。







 また滑りも格別。形状自体がやや丸いため、口当たりから、内頬のタッチ、舌触りから、喉奥の抵抗感、その奥の食道手前の部分のシルエット感まで、かなり鮮やかに印象を残してゆきます。これはなかなか・・・・。やはり、麺カタメが正解だった。







【スカッとした脂の抜け感覚が堪らん!大判のスポンジチャーシュー】


 トッピングの主役は何といっても「チャーシュー」。ロース部位が、脂が抜け出てスカスカとしているところがまた逆にうまそう。スープに沈めて、背脂を逆輸入するかのごとく、スポンジのように吸い込ませてから食うとこれまた格別。肉味と背脂の一体感が、いつものチャーシューとは別物のフィーリングが楽しめます。







 またメンマは標準系でやや、クニャリとしつつも、淡いコリコリ感覚を残すか・・・・。その一方で、冒頭は奥に沈んでいたモヤシが効果的。麺と絡むのがもちろんその役目で、しっかりとした麺の炭水化物感覚と比較すればその対極のようにみずみずしいシャキシャキとした感覚。それらを一気にスープで流し込み、適当な咀嚼を続けて、味わいを滲ませてから嚥下する。これまたその瞬間が格別だったりする。とってもいい塩梅なトッピングで、650円という価格抑えめの苦しさをあまり感じないでいい。







 総じまして、「クセになる微妙なクセが魅力の東京ベーシック豚骨醤油」と言ったところでしょうか? 上品でないところがまたよくて恋しい一杯。でもジャンキーでもない。普通・・・・・、その「普通」さが実はクセがあったりしていて、食っている間、いろいろ考えがループしながらまた箸を動かす。花粉症のピークでぼーっとしているためだろうか。考えがまとまらない。でも、少しづつ春の予感は冷たさの中にもあるよね。だってもうすぐ彼岸だから。彼岸というより「三連休」が先行しているのですがね(笑)。ということで・・・なので詠います!



   鼻かゆし
   寒さ緩んで
   寄り道し



   花粉も運ぶ
   豚骨香り



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



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