ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1463】 麺 酒 やまの (東京・練馬) 辛いまぜそば052+生ビール

 


いろいろ春の体制について、噂が飛び交う佳境は過ぎたが尽きないのも確かであります。人事・組織というのに正解はないのかもしれないし、評価なんて後付けですから、そんなので頭を悩ましたり心配しても、しかたないことだと今回だけは全く気にしないことにしているのです。ただ、耳に入ってくる話の中で、かつての部下が上司なんてケースには、思わず聞き耳を立てたくなるというものです。








 事業再編や、機能再編など頻繁に頻繁に行われるのは、現状が上手く回っていないからに過ぎない。組織変えてどうなるものかと、現場の愚痴も理解するが、そういう全体を考える人の苦悩も理解したい。そういうことで、子会社や組織部門全体をシャッフルするのだろう。考えると、改編って細かいことを考えると、いろいろ面倒なことがいっぱい考えられるので、かなり大変な作業だ。すき好んでやろうとは思えないかも・・・。これから先、一つの組織が上手く回っていても5年先にはそれでそのまま通用するとも思えないし、組織はクルクル回る。かつての部下が、これからの上司ということも、どんどん当たり前になってくるのだろうし、妙なことにこだわらず、もっともっとフレキシブルにマインドも切り替えていかねばなりませんね。もっとも、そんな人間関係で悩むのはごく一部でありましょうが。











 ・・・・などと考えていたある日の午後、会議がすっ飛んでちょびっとだけいつもより早めに帰路につきます。そして大江戸線に乗り込む。最近まで気が付かなかった。この路線に「練馬駅」があったのね!これまで、中央線各駅から西武池袋線の各駅へアクセスしようとするならバスしかないと思い込んでいたから、これはまさに灯台下暗しでありました。目指すは・・・「麺 酒 やまの」の「まぜそば052」であります。052・・・・これは、名古屋市の市外局番のことを指しており、「名古屋名物のまぜそば」、さらには「台湾まぜそば」のことを暗に指しています。そうと分かれば訪ねぬ理由はない!


 それにしても、やはり気温が上がると、生ビールが旨いな!そしてビールに合うまぜそばも。今回も一口すすって唸るのみ。心の中で叫びます。


  





 めさめさ旨すぎるやん!辣油好きにはたまらん「台湾系まぜそば」!辛さ&スパイスの融合がすばらしい!旨し!!











【タレ:オイリーでも妙にするすると食える!シャープな辣油とスパイス感と卵黄がベストバランス賞!】


<しっかり辣油が爽快でシャープに切れ込む>


これは、麺をリフトした瞬間からクリアなオイル感に、辛さの浸透を感じます。赤唐辛子の欠片にもそれを感じますが、何をおいてもそのオレンジ色のような褐色で「辣油」の存在が明らか。しかも香ばしそうな風合いが、白ネギに混じり合って染まる感じからも伝わってくる。麺顔の挽肉からは、甘めな肉味噌っぽい味わいを感じ、このタレならシャープな辛さを期待できようというものです。


2〜3本たぐってまずは味わいますが、期待通りの切れ味を感じる「凛」とした辛さです。割とオイリーっぽいが、これは全て辣油ではありますまい・・・。鶏油のようなコク深いマッタリ感もあるし、サラサラと軽やかな部分はカメリアラードか植物由来のようなオイルが混じり合っているようにも思えますが不明。要するにベタベタという感じはしない! ジャンキーに見えてスルスルと大人しく胃袋に収まりそうであります。あまり余計な塩味を加えてないのかもしれない。そういう部分は台湾ミンチに委ねられておるのでしょう。






<ニンニク、卵黄、油が粘度を増し、仄かな山椒スパイスで締めくくる>


やはりニンニクは、天才であります。先日、神田わいずで「無臭ニンニク」というのにTRYしてからは、やはり台湾まぜそばには、欠かせないと確認するに至る。もうこの一杯と心中する覚悟で、我が家ではご法度のニンニク投入を決意します。その味わいは、辣油と結びついて香ばしさとシャープさが一気に二倍にも感じる。


そして、存在の有無が仄かなほどに山椒が効いているようにも感じる。ここにもニンニクが結びついているのかもしれないが、その上に卵黄が絡んでいるところがポイント。卵黄のまったりコクが、ニンニクと山椒っぽい少し尖ったジリリとした感覚を、上手く丸め込む。そしてより一段、化学反応を起こしたかのように、味の深みを昇華させると感じて、嬉しさ混じりのため息が出そうになります。











【麺:オーディナリーなようで高品質!密度感とモッチリ感が表裏一体に思える】


<密度感ある多加水中太ストレートがテッパンで旨い>


好きなタイプの麺です。多加水の中でもポヨポヨし過ぎず、引き締まった麺密度を感じさせつつ、テンピュールのごとく淡い弾力がある。千切れる断末魔に至ってモチリと短いピッチで一気に弾む。なるほど、こういうのはつけ麺や、まぜそばには相性の良さを感じます。まさに台湾まぜそばには、テッパンな組み合わせと言えましょう。しなりも良い。歯応えも良い。そして見栄えも、潰れ方も、主役を張れますぜ。前回の汁系で食った時には、もちもちをもっと感じたけれど、随分と印象を違って感じるものだ。


  





<透明感あるアブラギッシュなヌル付きスベリ>


上述の通り、クリアなオイル感覚ゆえに、そのスベリの良さは折り紙つきであります。かなりオイルまみれなのにしつこく無いその旨さと粘度であります。唇から舌に乗っかり、うち頬をさらっと摩って咀嚼の後、ストンと喉奥へと駆け抜ける様が気持ち良い。文字通りの、スルスル食えるというやつで、見た目のアブラギッシュは何処えへ・・・と言った感想。無我夢中で食ったようなきがする。ものの数分で、追い飯をおねだりする自分に我ながら嘲笑するばかり。絵に描いた「まぜそばバカ」である。







【具その他:追い飯旨けりゃすべてよし!】


<追い飯がちょいと多めで嬉しい>


追い飯は、コールすると丼を回収し飯を注いで返してくれるシステム。ちょいと多めに白飯を投入してくれるのが実に嬉しい。ここから、第二段のまぜまぜがスタートする次第だが、まさに、「まぜる」ことでどんどん旨くなる。まんべんなく全体に色合いの均一感が出るまでまぜましょう。辣油とニンニクの風味が白飯に染み入る。卵黄のコクが見事にバックアップだ。ネギが淡くザクっと歯で感じるところも嬉しいアクセント。フレッシュなフレーバーをかすかに放ち、最後に魚粉の乾いた甘さと香ばしさがプラスされ、立派な〆と化すのであります。


  





<魚粉の甘味が辛さとバランス>


そう、魚粉もいい仕事をしているのだわ。台湾まぜそばを食い出すのにハマった当初は、特にそいつに特別注意も引かず、無くても成立するけど邪魔はしない・・・という程度でしか考えていなかった。しかし、シャープな辣油とか、卵黄のコクとか役者が暴走し出すと上手くバランスをとるようにも感じる。辛い味わいでインパクトを与える一品でこそ、光る役割なのかもしれない。








 総じまして、「名古屋の旨いもん・・・・今年ブレイクせんやろか!」と思える逸品。いや〜、この数日は、台湾まぜそばにハマりました。関東では、非常にニッチな領域でして、ネットで調べてみると期間限定で出すところは、そこそこあるのですが、レギュラーメニューでこれを提供している東京の店は、案外少ないのです。なので、汁なし麺ロード〜台湾編〜は、連想投稿はちと厳しい。とは言うものの、新しいジャンルを開拓しているという、久しぶりに新鮮な気分で連続レギをすることが出来ました。都内で新しい「台湾まぜそば」に関する情報があればまた突撃したい。ということで・・・・なので詠います!



   がっつりと
   辛さを受け止め
   胃も火照る


   嗚呼楽しきや
   まぜそば探訪




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




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江戸前の旬 52

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