ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1225】 神保町 可以 (東京・神保町) 醤油らーめん

 約2年前までは、オフィスから昼飯をふらっと食いに出かけられた神保町。今では考えられません。時にはランチミーティングなどもありますし、同じ会社の中でもこうも忙しさが違うものかと、あきれ果ててる。もう慣れっこになってしまって時間が流れ流れたという感じです。忙しいのが意味あることなのかな・・・などと悩んでたころもあったけど、受け入れて覚悟するだけのことじゃなと・・・今日は、オフィスへの帰り道に少し足を伸ばして、早めの晩飯を採ることとしました。腹一杯になると仕事に影響でるから、いつもの通り、汁系だな・・・・・。神保町駅A3&4で入り口に近い店の中ということで、こちらを選択!

  








【スープ:鶏ガラ煮出しと煮干し風味のバランスが良く醤油感も柔らかし!】


<煮干しの下支え!徐々に後半鶏ガラがアクセラレート!>


 訪問時、どちらかというとまだ日の明るさが残る午後7時前、お若い店員さん二名体制でお出迎え。学生さんとサラリーマンが入り交じる先客5〜6人という、寂しくもない鬱陶しくもない、居心地の良さを感じます。つけ麺屋で汁系をあえて食うというへそ曲がりな私ですが、寂しすぎる客入りというのも、食うことに専念できないというデリケートなオッサンなのです。


 さて配膳の瞬間が毎度楽しみですが、清湯系のすっきりスープを予測しておりましたが、なかなかの濁り具合。しかし、こってりという感じもせず、醤油ブラウンがやや柔らかく、少し泡立ちも感じるすっきり系だと感じます。恐る恐るスープをいただくことにいたしますが・・・、動物系よりも先に、魚介の落ち着き感を感じます。ニボニボという感じではなく、動物系をうまく押さえ込み落ち着けた・・・というようなテクニック感ある魚介感。かといって、魚介醤油とは言い切れない儚さある魚介感。はっきり言って好みです。


 などと感じながら食い進めるのですが、毎度のことながらスープの感じ方が麻痺してくるというか、慣れてくるというか・・・・別のニュアンスを感じだします。後半、動物系の程よい煮だしを感じますな〜。豚肉の程よさか?いやいや鶏ガラのしっかりした出汁感を感じます。清湯系でない鶏ガラ煮出しか・・・・。グイグイと腹持ちよさげな薄いコラーゲンを感じてよりグッドです。





<何気に醤油ダレ程よく煮干しと結びつく>


 一方、塩気のほうですが、これまた自然なエッジングです。塩というより「旨味」なる塩気。主に醤油ダレのニュアンスから感じ取ります。しかしながら、その醤油ダレにダレか反応している感覚?・・・・魚介?煮干しかな?? 塩気の風合いに醤油由来の発酵系な塩気より、魚介の円やかな塩気を感じてしまうのですが・・・・。ほとんどフェチな感じ方ですから、参考にならないと思いますが、「ほのかな塩気」というのが、いかにも上手だなと感じる部分なのです。




<そぼろ?が爽やかに生姜風味を効かせる>


 さて、まだ楽しみが続きます。当初トッピングに「つくね」と感じていた物体は、後で楽しもうと放っておくと消え失せてしまったのです!慌てて探しますと、そこにはひき肉の欠片が・・・・。「つくね」が解けたのか、もともと解けることを計算にいれた「そぼろ」だったのかは不明。なれど、このひき肉の固まりのなかに、生姜が多量に含まれておるではありませんか!

 
 この生姜風味が、熱々のスープに溶け込むと、さらにまたグレードアップしたような気分になります。柔らかいじりっとした舌の感じ方に、清涼感がたまりませんな〜。これ好き!と感じてしまうわ・・・。







【麺:オヤジ泣かせの・・・・平打ちピロピロ麺!】


<平打ちピロピロ麺の魔力じゃな^_^ 楽しい弾力>


 麺を箸でリフトした瞬間にメロメロ〜♫ だって・・・・ピロピロ〜な麺だから♬ 平打ち縮れでランダムな手打ち風な麺は、見るからに素朴な感じです。店の雰囲気とスープのハイセンスぶりからは、コントラストな感じを受ける風貌。そのギャップ感がまたいいね! これは冷やしでもかなりの性能を発揮しそうですが、おそらくこの店ではやらんだろうな・・・(しらんけど)。


 弾力は、カタメのモチモチっとした感覚でして、麺の潰し込みというか、麺の密度もそこそこ高いものを感じます。クニリとした奥歯の抵抗感も感じます。練り水の性質も感じますが、手打ち風にしては、やや細めであるところが、汁系のこの一杯には非常にあっているなと思えるサイズ感と縮れ感です。





<多加水なりに光沢ある地肌とスベリ心地>


 この光沢からして明らかに多加水とわかる滑りです。この光沢感がこの形状にはよく合います。通常はつるつると滑るところが、平打ち強縮れであるため、ゴツゴツ&つるつるとした不思議な滑り心地を感じます。奥歯のモグモグっとした所作にもボリューム感をいつも以上に感じますし、のど越しにおいても、何か特別なものを感じてしまうのは、果たして先入観だけでありましょうか・・・。食って楽しく見ても楽しい。平打ちピロピロ麺万歳です!







【具:控えめなところとアピールしてくるところ・・・何となくいい感じ】


<淡い酸味のある質実チャーシュー>


 お手本のようなであり、非常によくある、よく出来たバラ肉チャーシュー。サイズ感も標準系そのものですな。味わいも一定以上のものを感じるし、つけダレの良さも、肉の質お良さも感じます。薄味醤油味付けでして、それだけに、タレのほのかな酸味(酸っぱいというのではないあくまで淡い・・・)を感じます。和風なチャーシュー。スープに浸してみて、その味わいに脂身の溶け込みを感じて、やや甘めに食うのが、とても良いですね。




<割と深めの味わい・・・穂先メンマ>


 割と大きめの穂先メンマが3つ入っておりまして、麺と絡まって一緒に食うのも楽しいです。歯ごたえはもちろん柔らかいのですが、一部程よいシャリっとした感覚がありましてグッドです。また、味付け的には、チャーシューよりも、ややハッキリとした醤油ダレ系の味わいを感じて、色合いも少し濃いめ。スープに浸してほどほどマイルドになったその味わいは、格別と申せましょう!









 総じまして、夕方近くに近場の外出の帰りに、フラフラしながら入店し、平打ち麺食って最高!という顛末。実は・・・、この店、かなり前に食ってた記憶でしたが、レビューを上げていなかったのが判明し、意地で再訪問したというのが本音だったりする。だったら、つけ麺食えよと自分でも思うのだが、いやいや・・・すっかり汁系人間になってしもうたわ(笑)。人間、趣向というのも年齢につれて変わるものかもしれませんな(ラーメンという世界からは抜け出れてませんが:笑)。なので詠います!




   ガス欠な
   体調引きずる
   外まわり


   ヘロヘロ気分で
   ピロピロ麺食う




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!





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