スポーツ選手は残酷だなと思うのは、選手としてピークアウトしてからの人生が本当に長いということですかね・・・。そして、ピークは短いということも。桑田さん、伊達さんともども、選手としてのピークは強烈に光り輝いていたし、そして何よりも一流でした。そんな彼らが、ピークアウトを遥かに過ぎてから、もう一度世界一を目指してがんばっている(がんばっていた)というのは、どう解釈してよいのだろう。
彼ら自身が本当の困難さがわかっているはずですよね。なのになぜ挫折するのに決まっていることに挑戦するのでしょう・・・。それは、正直わからないんです。ですが・・・負けてもその結果に満足な表情を浮かべています。このことにヒントがあるよな気がします。桑田さんのパイレーツ引退のときに会見コメントなんて実にすがすがしかったじゃないですか・・・。挫折しても満足できるなんて、若いうちは考えもつかないよね・・・。
若いときの挫折は、自分よりは他人との相対的な比較による挫折が多いと思うのです。まさに自尊心のぶつけ合いみたいなもんですから、負けたら凹みます。でも中年になって今の挫折は、自分自身に対しての比較であることだと思うんです。俺は、自分に誇れるくらいに真剣にやったかと・・。なので、たとえ表向きは負けたとしても、自分の思う通りにできたのならば、満足なのかもしれません。
もうエエ加減なおっさんやけど、おっさんなりに自分自身と向き合える挑戦をやりつづけんと、人生おもろないやん。ほんまにできる限りやったんやったら、結果がどうでも自分なりに、桑田さんや、伊達さんみたいに笑えるのとちゃうやろか・・・・。
今週は、少し自身にはクリッピングポイントがありまして、深く考え込んだ一週間でしたので、考え込んでしまいました。
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