先日、「福しん」で野菜タンメン食って満足げに帰路に着こうと信号を渡った途端、恐るべき看板を見てしまった。それが、「菜香菜」との出会いでして、見た目も実際も結構ちゃんとした中華飯店です。そして看板には、「ラーメン280円」とのこと。税抜きだけどね。ワンコインどころではありません。遂にここまで来ましたか………なんてその日強烈に記憶に焼きつけられまして、とうとう堪らず突撃してみました。
でも実際に大の大人が、280円のラーメンだけ喰って帰るのも何だから、餃子もセットにいたしましょう!それでも500円だけど。それでもまだ少しカッコ悪そうなので、生ビール追加。それでもまだ英世一枚でお釣りが来るんだけど………f^_^;。
まあ結構ロケーションもいいから、客入りは上々のようです。宴会がめいいっぱい入っているようでして、私が来店して一人客だと告げると、結構困ったよな表情。諦めよっかなと感じ始めたところ、カバン置き場にもなりそうな隅っこの席があってそちらに誘導され何とか着席。それにしても、宴会席の真横で寂しく、ひとり飲み食いと言うのも寂しくね〜。おまけに業績達成だの、年明けから年度末まで受注の山だの、余計にオレを寂しくさせるっての!こいつら、保険代理店業の宴会席なのかしらんと………推察したりする私です。
【薄っすらな醤油ベースの鶏豚エキス、まさにゴクゴク一気に飲み干せそう】
西新宿の片隅で、そんな風にひとりでやさぐれた私の薄っぺらさが、嘆かわしい哉。そんな気分が妙に自分を映すようで、ちょと親しみを覚えるスープ感覚です。それでも、ゆったりと鶏ガラエキスの油分が、表面に漂うのは嬉しいかも。豚コクが薄っすらで、カエシがとっても軽いスープ。嗚呼、西新宿らしい〆の一杯に似合うと言うつくり込みです。ライトとか、淡麗と言う世界とが一線を画する大衆系への傾斜ぶりがいい感じ。しかし、どこか中華飯店である矜持を感じるところもあって、化学調味料と言う安っぽさまではいかない安心感。
ビールを飲みながら、スープを飲んでも胃にもたれない。胃がチャプチャプとしない。どこまでもスルスルと染み込む感覚がスバラシ!。並行して餃子も食うが胃もたれがしない。そんなスープ感覚。
【量産チックではあるけど、食堂以上ではあるかなー、と言う麺】
麺は、あ………よくお会いしますね、と言うマスプロな感覚。マスマニュファクチャライズされた感じが少しする、イエロー中華麺。軽いウェーブが学生時代の食堂を思い起こさせる。いや、それよりはご立派な感じかも。
まあ多加水なフィーリング。密度感を追求しない方向性がはっきりとしていて、滑りと吸い込みを重視しているような感覚です。スパスパ切れ込み、クチクチ潰れて、チュルチュル滑り込む。そのオーディナリーさを楽しめと言うメッセージと受け取りますな。青春時代に食ってた麺はどんなのだったんだろう………。きっとこんな感じかも。
【見た目は良いがお値段なりに薄いチャーシュー】
ワカメは余計だな。戻りきってない半乾燥なのが、スープに浸って花開くと言う感じでいささか不満が残るけど。ワカメは味噌汁に限るなやはり。
チャーシューは、少々価格を鑑みるとご立派に見えるけど、その分薄い。薄味なのでスープの吸い込みを期待したいが、スープも薄味系なので相乗効果があまりない。味玉ではなくゆで卵を食んで心を落ち着ける。
【餃子を井之頭五郎風に食ってみた・・・】
先日の「孤独のグルメ」で、新しい餃子のタレでの食べ方があったのでトライしてみた。確か、酢を多めで、辣油を垂らして、あとはコショウだったか………。
結論。やっぱり醤油の方がいいf^_^;。 餃子とカレーは大好きすぎて、いつでも何でも美味しくいただいてしまう私でした。
総じまして、「限界利益スレスレ?なれど心意気な一杯!」と言うそのまんまの感想でごめんちゃい! まあ、いろいろ考えたり思ったりもしたけど、このロケーションで、このセットでこの価格で文句言うヤツはおらんやろうと思う次第。褒め言葉です。軽減税率対象外のラーメン。280円と雖も、負担は増える。と言うか、ラヲタにとっては2017年4月から辛くなるね。ラーメン情報以外にもっと政治経済に目を向けなければならないのかもしれません。座って壁に向かいながら、ひとり日本経済を憂いた………。なので詠います!
夜もふけて
酒盛り賑わう
中華屋で
片隅ひとり
ダンディズム
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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