ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1205】 濃厚鶏そば たけいち (東京・学芸大学) 濃厚鶏骨醤油そば

 


最近少し川崎方面への外出が増えて来ますが、これがなかなか昼飯時直後の会議とか、夜遅くの報告会とかで・・・・なかなかラー食に結びつきません。いい感じの時間帯でも飲みに誘われたりして(笑)。でも今回は、オフィスに帰って仕事のため、移動中適当にササさっと食うしかないのです。会社方面の東急東横線で駅前で検索して・・・・こちら「たけいち」さんの情報をゲット。学芸大学と言えば・・・・・、あの名店が思い浮かぶのですが、ちょっとばかりの駅からの往復とか、もし混んでいたりすると厄介なので、あっさりとこちらへの訪問を決意。そして、こってりとした一杯をすするのです。だってこちらの実力はお墨付き!店名と濃厚鶏そばの繋がりで、新橋のあの味がピン!と来ますもんね・・・。

  






【スープ:鶏骨エキスを旨く煮出した濃厚系!醤油がうまくリカバリー】


<まさしく濃厚コラーゲンに骨エキスをほのかに感じる>


 濃厚鶏骨・・・・いかにも濃そうなネーミングですが、期待通りの濃厚さで今日の気分にマッチします。鶏白湯よりは、醤油ダレの分だけ少し濃い色合い。しかし、醤油感はあまり感じず、それより鶏骨のクセをこの醤油ダレが旨く活かしていると思える絶妙さがいい。骨の髄というのは、豚のゲンコツと同様に旨いコラーゲンがある一方で、どうしても駆け引きとして、あるクセを引き込んでしまう。豚骨ならニンニクなど手があるのだけど、鶏白湯の場合、それもちょっと考え込んでしまう。そういう対処としての醤油ダレの働きはアリ!だと思う。カエシのニュアンスが塩分を高める一方で、ええ感じでクセをカバーしていると思えます。


 ここで少し塩系の鶏白湯と、アッサリ系の鶏そばに思いを馳せてしまう。塩だと鶏骨の対処は不安なのか?勝手は発想だけど(食えば分かることなのだが)、塩の濃厚は鶏骨ではなくモミジでコラーゲンを補強しているのだろうか・・・。そして、鶏そばは、モミジ排除でさらコク鶏エキスだけで勝負しているのだろうか・・・。鶏骨醤油の出来映えが良いと、他のメニュー展開にも期待を高めるという悪いクセが出てしまう。




<酢と黒七味の相性でスマートに変わる>
 

 ご店主がフルーツ酢と、黒七味の味付け追加をおすすめなさる。なので後半に素直にしたがって順番に投入してみる。すると、まず酢だが、分かっていたものの・・・・、やはり酢を入れるとマイルドになるのが不思議。つけ麺ではよくやる手法なのですが、酸を感じるどころか円やかな味わい・・・甘みすら覚えるマイルド感に変化するのが不思議ですよね。そして注意すべきは、酢の分量。マイルド変化に調子に乗って投入し過ぎると酸が支配する。



 そしてまたまた、後半の大詰めで、黒七味を投入してみる。なるほど!山椒がちょっと変わった風合いで面白い。和風にスパイシーというか、自然なスパイシーさが広がり、スープに溶け込むと七味自体が出汁に変化するかと思える程、ええ感じで一体化する・・・。おすすめには素直に従っておくのがいいと、若いご店主に教えられた思いだ。


 おっと、忘れてはいけない「玉葱」の余韻。この歯応えのシャリシャリ感が、まったりしたスープにアクセントを与えてくれる。またそのフレッシュさが、濃厚一辺倒の中にあって箸休め的でもあり、また全体に混ぜ込むことでいい感じで全体調整される。柔らか苦みな汁も、鶏骨のカバーとリカバリーに回っていい仕事ぶりだと思えます。









【麺:キッパリとした見映えと歯応えを楽しむ多加水な麺】


<多加水系でカッツリ感じさせるストレート麺>


 やはり濃厚な鶏には、固めの麺が良くに合うと思うのよね〜。リフトした瞬間に「多加水」なりのきらめきと透明感が印象的です。茹で上げのコントロールもいいのでしょうが、この感覚は練り水の特性なのでしょうか。潰し感が効いたというか・・・クッシリ感がたまらない。断面を見ても芯がなく、全体でクッシリと感じさせる独特の沈み込み感。ストレートな風合いもまたキレイだし、角っぽい形状もなかなかリフトするたびにきれいに並ぶので好き。



 
<ツルツル地肌に濃厚スープが思いの他絡む>


 とてもツルツルな地肌なので、スベリがとても良い反面、スープとの絡みが問題かと思えどそれは危惧。濃厚なスープはそんな邪推を屁とも思わず、ねっとりと絡み付く。ツルツルなのにヌメルというところに、啜りの面白さがあると思えます。海苔がよく貼り付く。水菜や玉葱もよく引っ掛けてくる。そんなのをおかまいなくすすり上げて、クニクニといろんな歯応えを確かめながら食う。時々、穂先メンマが混じり合って、シャクリと柔らかい歯応えと麺がコラボする。ラーメンの後半戦、残った後半の麺との格闘は、無心で食っているようで、いろんな感触に頭がいっぱいになって、頭を飽和させながら食っているのです。







【具:得した気分がするトッピング達】


<化粧パフを思わせる鶏チャーシュー>


 おお!真空調理法のももチャーシューやん!ほんのり赤いところがあったのだけど、写真を撮っていたら見る見る色が白くなる。実に美しく、見映えが女性的なもも肉チャーシュー。その形と色合いからまるで化粧パフやのうと連想してしまう。歯応えもテンピュール感覚そのもの。スープに良く合うし、黒七味などと振りかけてくとまた旨しなのであります。




<つくね一つで得した気分>

 
 誠に単純な男でありまして、スープをレンゲですくっているとたまたま発見した「つくね」にとても得した気分になる。小さめのつくね一つだけですがね・・・・。コリコリ感淡く、少し塩と甘めの味付けが印象的でありました。鶏の一杯を食っていてやはりつくねがあると、胃が落ち着く。






 総じまして、急ぎの移動中でドタバタ食ったわりには、店内のJ-POPも気持ち良く、落ち着いて食えた店。味わいもよかったけど、店主殿の爽やかな笑顔の送り出しも気持ちよかった。駅からほんの数十秒の立地。飲んだ帰りに〆で食ってもちょうど良い。あっさりも系も旨そうだし、自宅近くにあれば通いたい店であります。やはり鶏は旨いな・・・・と見直した気分。などいっていると、昔この界隈に住んでいたことを思い出してしもうた。上京したてのころは、祐天寺〜学芸大学あたりに住んでいたのです。慣れない仕事。恋しい関西。そして友達。そして・・・。今思い起こすとすごい無茶な行動ばかりしており、本当にバカしてたわ・・・・。ラーメン食い終わったあと、なぜか一人座席で赤面する。なので詠います!



  若き日の
  街の思い出
  濃密に


  鶏も味わい
  濃くも香し



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!


  




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