ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1206】 麺場voyage (東京・蒲田) ラーメン

 


横須賀線で帰社できるところを敢えて京浜東北線を使う。なぜなら・・・これ食って帰りたかったから(笑)。一人で外出できる貴重なタイミングは、有効に使いたいもんね! 昼飯食えずの中途半端な時間帯に、平日通し営業ってのは私にとって非常にありがたい。いや、救世主!! マックで簡単に済ますのも度重なると寂しいもんだから、この際、突撃させていただきましたわ!


 それにしても、中途半端な・・・あまりにも中途半端な時間帯だったから、先客ゼロの午後4時。空腹なのですが、ストレスによるタバコの吸い過ぎで、ちょっと気持ち悪い・・・・。本当にワシ何をやっておるのか最近・・・・。そんなところに、後客がやってきてタバコを吸いたいがライター忘れたとのこと。店員さんにライター貸してとお伝えのところ、私のライターを貸して差し上げたりしてちょっとした連帯感を共有。ちょっと嬉しい気分なんですが、そういうところが、小さいね〜・・・・ワシって人間の器が。







【スープ:何系と言われて戸惑う・・・陸と海の融合系・・・】


<なかなかの課題作ですね!磯と森で盛り上がるスープ感>


 などとしみじみと、人間の器について考えていたら、器が運ばれて来た。その配膳の瞬間、ちょっと麺顔がオモロいのでしばし眺める。個性的・・・・。後から思えば、味わいのファーストインプレッションも、実に個性的と感じますな。これは、個人的には挑戦的な分類と感じます。まず麺顔。この岩海苔の黒と、オリーブオイルとバジルのような鮮烈な緑は、組み合わせとしては実にミスマッチにして・・・・妙な落ち着きを感じますな。和洋折衷と言ってしまえばそれまでのこと。なんですが、この組み合わせはあるようであまりない気がしてならない。それは、岩海苔の黒の暗黒にして質素なところと、縮れた形状が・・・派手なバージンオリーブグリーンにあまりにも対照的と感じたから。


 そして肝心の味わいの方は・・・・正直言って最初はあ微妙でありました。混ぜる前のベーススープの透明な味わいについては、貝類の滋味なる旨味がじんわりと広がる非常にハイセンスな塩スープと感じます。そこに、最初揚げネギと思っていた物体は、独特の香ばしさと共にコリコリとしてやってくる。イメージしていた味わいとギャップがあるから驚くわな・・・。


 このキノコがまた、いい出汁をシミ出すわけですよ!コリコリだった形状は、段々と汁を吸い込んだかと思うと徐々に個性を発揮いたします。日本の椎茸類とはまた違った強い味わいを感じますね〜。これがまた、貝類の滋味と溶け合い不思議な味わいに変化します。その上にかぶさってくるのが岩海苔の風味ですからね〜。その海苔から出る塩気がまた塩気のベクトルを複雑に変える。そこへ持って来てバージンオリーブ系の味わいですよ〜。この塩スープは例えようがありません。




<オリーブ油の揺らめきは面白い組み立て!>


 思えばオリーブオイルの入ったラーメンというのは、私の体験からして1つか2つ程度・・・・。関西で一つ。東京で・・・・・1つ?正確には、麺に練り込んだのでスープとは違うのだが・・・。今回、たっぷりと、そのラーメンスープに漂うオリーブオイルの風合いを楽しませていただいきましたよ。元来、そのままでも飲み干したいほど好きな油ですからね。植物系らしいさっぱりさが斬新なコクとなってスープを分厚く感じさせます。食後感が重く無い。塩スープという以上に油が軽めなのは然りで、その上、キノコのエキスを吸い込む感じで、一気に洋風にもっていく力強さを感じます。









【麺:和にドライブかかった質実な支那そば系】


<洋から一気に和風に落とし込む・・・支那そば風?>


 さてスープは、オリーブオイル感でもって完全に洋風な感じですが、この感覚を一気にラーメンに引き戻してくれるのがこの麺でありましょう。支那そば風なそのスタイル。白めな地肌が大和撫子風でして、一見ひ弱な細麺に見えて・・・・実は一本一本がカッツリとしているという感じです。さすが・・・・かの有名店! この手の麺みたいに、潰し込みが効いているような麺密度高めの細麺ならOKな私。特に今回は、オリーブオイル混じりのエキゾチックスープに絡めて純和風を頂くという展開に、少しハイテンションかもしれません。




<薬味を引き連れてはすべる麺>


 細麺ゆえに・・・いろいろ、薬味やら、岩海苔やら、キノコやらいろいろ引っ掛けてくる。ツルツルといただいているときに、コリッ!とかクニャ!とか、ペタ!とかいろいろ楽しめます。基本的にスベリは高め。汁の吸い込みも思いのほか無かった・・・と言いたいが、この麺好きなので、食べるのが異様に早い私の習性。なので、浸透性は判別不明。






【具:キノコの薬味が大いに存在感ありますね!】 


<定番の醤油輪郭の歯応えありのチャーシュー>


 非常に定番の高品位を感じる肉。歯応えが適度にあり、肉汁を感じさせると共に、ほぐれ度合いもなかなか。周囲の焦げ目の香ばしさを楽しむ系でして、タレの塩気が食欲をそそる。白飯にも合いそうな肉。大きさ、厚さも標準的ですが、これなら肉追加をしてもよい。さて、最近電車賃がかさんで、追加トッピングを避けていますが、ボーナス前の悲しい性ということです(しっかり交通費は支給してくれる会社だから別にブラックではないけどねー)。




ポルチーニと岩海苔の独創性>


 ようわらからんが、このキノコがこの一杯のミソであることは間違いない。これって・・・・「ポルチー二茸」ですか?? こういうフレーク状になったものとか、食べた事ないので、勝手にそれと思い込んでおる次第です。スープでもどされた感触が似ていると思ったもので。イタリア料理屋ってもう滅多に行かなくなったので、味の記憶が完全に消去されとるわ・・・・。









 総じまして、これは楽しい個性的な一杯との出会いに感謝ですな。でも謎が一つ。なんで「蒲田」なの? この独創性なら、東京のど真ん中で展開されるほうが自然な気がするけど。資金的なものは別としても、蒲田で展開すると考えたときに、この系統か?と思えてならない。だけども、いい一杯ならどこへでも駆けつけるのがラーメンラバー魂ですが。ダレもやったことないことをやるというのは、最近の仕事で身に沁みた経験がありましてね・・・・。言うは易しで実際は、つらいこと多いっすよ〜。でも、それでもやる価値はあるのよね・・・・。やはり、苦労はしても、ブルーオーシャン目指さんと明日はないか・・・・。戦略って難しいね。なので詠います!



  切り開く
  味と個性の
  可能性


  ラーメン界の
  ブルーオーシャン



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!







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