通勤電車で揺られていると、突然いいアイデアが浮かぶんだけど忘れてしまう。次はいつでも書きとめようと思ってメモやICレコーダーを持ち歩ちあるく。しかしこういう時に限って、それらを忘れていたり、また電車内が満員だったりして、すぐ活用できない。最近は、スマートフォンが発達し、そしてクラウドサービスも利用できたりして、このあたりはすごく改善されたに違いない。
だけど今度はそれを活用する機会が、なかなか無かったりする。最近プロジェクト立ち上げで、ブレストとか打ち合わせが多くなってきたけど、ここぞ!という時に、探し出せなかったり、残した記憶すらなかったりする。そもそも、ブレストとか会議向けには、アイデア蓄積ってのは適合しないのでしょうかね。それとも単に忘れっぽさが加速しただけなのかも・・・・。
アイデアって言うのは、思いもよらぬものが、関係ないタイミングで浮かんだりする。その瞬間、カテゴリー分けして残すこともトライしている。だけど後になってぱらぱらと目を通すと、全く関連性のないカテゴリーにヒントがしまいこんであったりする。また、無理にアイデア化したようなメモも散見され、質もばらばら。だから、この数ヶ月は、無理にアイデアを整理しようとすることを止めました。一つのフォルダに、なんでもかんでも、ボカボカと書き残して、あとから探したいワードで検索をかける。大雑把なやり方でも、少しいいこともありまして、キーワードでたまたま引っかかってくるアイデアが、新たなヒントの種になることもある(極たまにだけど)。そんな感じで、メモをクラウドにどさどさ貯めていくことにしました。結局、一番最初に戻っただけなんだけど・・・・。すみません、とりとめもない内情を書きました。
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・・・・などと考えながら、残業帰りの乗り換え駅で、空腹とストレスに耐えきれなくなり、下車して二郎行きました。狙うは、「歌舞伎町二郎」。ちょうどゴジラが覗く映画館の裏手で、存在は知っていたけど、いつでも食えると後回しにしてきた店。先週、二郎を食えなかったのもあり、ここでリベンジさせていただくこととしました。
リベンジはイイんだけど、二郎に外国人客がいるとは思わなんだ。二人客だ。今回は、ひっそりとカウンターの隅っこで二郎に没頭したかったんだけど、空いている席は、外国人客の隣しかないのでそこにピットインです。どうやら券売機の文字不明で、先払いで現金精算してる最中でして、しばらく私は放置状態。ま、これも国際色豊かな新宿歌舞伎町ならではの一風景。
【しっかりとした乳化濁り感とカネシのエッジングがナイス!】
片言英語と電卓を駆使して、外国人のお客とオーダーのコミュニケーションをし、そしてしっかりと、「ヤサイニンニク」コールの確認までなさるとは、やはり店主もなかなかです。一方、日本語全く出来なくても二郎に来るなんて、それなりに相当食べ慣れた外国人かと思った。だけど、並んで食べ進めていく途中で気になって、隣の外国人の食べるの横目で眺めたら・・・・、箸を一本一本別に握って、ヤサイの山を切り崩し、その一本に太麺をのっけようと悪戦苦闘してる・・・。助け舟も出せずスマンな、セニョール、セニョリータ。スプーンとフォークを用意しようもんなら、二郎ではなくなる気もするし。心の中で熱いエールを贈って、いざ自分の一杯と対峙です。
対峙と言っても、こちらの通称「普通盛」と呼ばれる小ラーメンは、あまり格闘を意識させる暴力的な盛りではございません。スープ含めた完食前提型二郎の様な気がします。では軽いのか?といえば、スープについては、その逆。しっかりとした豚骨の煮出しが、ガッシリとした乳化でして、ググッと胃袋に押し渡り染み通るといった感覚。ライト味噌スープとほぼ変わらないほどの、茶濁の色合いと浮かぶ背脂です。そして、カラメコールをしたものの、ベースもしっかえりとカネシの塩気が効いておりますし、水分を後から欲してしまいそう。ビールが進む二郎と言う感じか・・・。なかなかいいじゃない。
こういう濃ゆい乳化のスープには、ニンニクのジリジリとしたエッジングは、絶妙です。塊にぶつかって、ギュイーーーンっと両アゴの付け根あたりの腺に響く様な刺激が堪りません。軽い口内炎があったのですが、痛みよりも食欲が勝る。口に中を切った様な血の塩気に、ニンニクと豚骨醤油が、なぜか同じ味に思えてきたりして・・・。
【固さ調整可能で万人ウケするビューティーな太麺】
ここイイなーて思ったのは、食券を渡した際に、気さくにちゃんと麺の固さを確認してくれること。調整可能なのも知らずに、常連客だけで調整システムをシェアしてる閉鎖感がないからイイね。もちろん、固めでお願いをしました。
ゴワゴワしてくるのかなと思いきや、これが絶妙の太麺独自の淡いアルデンテ感覚でして、前歯を差し込むとクッサリとした感覚でちぎれて行く。束になったところを多少強引に口に中に押し込み、食み出すと、ミチミチっと言うより、ヌチヌチとした反発感がイイ感じ。二郎ではすすり上げの良さなんて期待してない。このヌチヌチ、ワシワシとした感覚を求めてきている感じがします。まさにそのフィーリングにはぴったり。
でもワイルドな見栄えでもないかも。意外にストレートな感じも全体的にあって、太麺の割には上品な感覚。いろんな表情を見せてくれるのは、嬉しいですね。
【醤油ダレのやや効いた感あるしっかり味の豚!】
ここでは、ヤサイマシが基本かも。デフォルトでは、結構おとなしいです。小滝橋でもそうだったが、思い切った呪文でも食いきれそうな気がしてきた。でも、単に少なめな野菜ではなく、嬉しいのはキャベツ率が高いところかな。まだ初訪問で偉そうに語れないけど。
豚肉は、関節部分方剥ぎ取った様な、筋と肉繊維が一体となった感じ。これが全体的によくタレが染み込んでいる様でして、塩気の中に醤油ダレのニュアンスを嗅ぎ取ったりできます。決して少なくともないけど、豚ダブルでもこれならいけそうな気がしないでもないね。柔らかさもあって好きなタイプかもしれません。
総じまして、「しっかり乳化とくっしりハードの完食向け二郎」と言う感じでしょうか。私などは、ちょうど良いボリューム感ですし、勿体無くて残せない世代にはピッタリな二郎です。食い終わっても、まだ隣の外国人客は格闘してるけど、どこか楽しそう。コレガニホンノジロウダゼ・・・などと、語り合ってるのでしょうかね。良い思い出になるとイイね。食い終わって・・・、ごちそうさまでしたと、完食した丼とコップを高台にのせて、布巾でカウンターを吹いてから、店を後にしました。こうやってから店を出るのが、二郎の作法なんだよと、外国の方にアピールする様に。しかし、店を出ると自分のニンニク臭さと、風に舞う花粉の濃ゆさにたまらずマスクを取り出します。マスクの表裏では、花粉とニンニク臭の攻防。これから満員電車で揺られるならマスクも必要だしこれでよかったよかった・・・・。なので歌います。
鼻づまり
鼻水垂らし
二郎行く
マスクブロック
花粉ニンニク
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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