ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3096】 鶏そば なんきち 東京店 (東京・西早稲田) 濃厚煮干そば + 和え玉 〜苦味の美しき後味とサラサラ感極まれりの煮干そば!

<激しくラーメンで発散したい夜!濃厚煮干に対峙するのが一番なのだ>
 
 「無茶振り」と言うは、多かれ少なかれ経験はあると思う。もちろん受ける方の話。これがまだ責任が軽い若いうちなら、意気に感じることもあろうが、管理職となるとガッツリと逃げられなくなること多くある。社風にもよると思うけど、振られても、また更に振る相手がいない。我々の次の世代は・・・採用氷河期があったからねー・・・人材リソースの谷間がここに来てイタい。嗚呼、「責任者出てこい!」と人生幸朗のように世間全般に向かって叫びたい夜・・・・。

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人生幸朗 生恵幸子

 
 まあこんな夜は、どうしても憂さ晴らしをしたいわけです。いつものように「鳥貴族」や「せんべろ」では悪酔して翌日に影響しそう。なのでここは好きな晩飯で憂さ晴らしをしようではありませんか。本音としては、直系二郎が一番イメージなのだけど、しかしねぇ・・・こうも寒いと並ぶ気がしねぇ。そこでうだうだ考えた結果、出先からほど近い西早稲田に移動して、ちょっと気になってた店に、思い切って突撃訪問してみた流れです。それが今回のターゲット「なんきち」さん。なぜここかと言うと「濃厚煮干」が評判だからです!。

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憂さ晴らし

憂さ晴らし

 

 

 
 いざ訪問して見ると、この日は券売機が故障で、しかもご店主ワンオペ状態。私は都合よく店内待ちができましたが、後は外待ち状態です。こりゃ結構待たされるな・・・と思いきや、割と回転が良い。ご店主も忙しそうだけど、必ず客には全員に挨拶をきっちりとされてるし、混んでいる状態の客あしらいもなかなか流れるようです。まだお若いようですが、こう言う方々を見ていると日本の未来も捨てたもんじゃないと思えてなりません。

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タミヤセメント 角びん 模型用接着剤

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ブルーダー MAN セメントミキサー BR02744

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<セメントカラーの凶暴さなれど、全体的には上品なまとまりアリな濃厚煮干!>
 
 正式には「鶏そば なんきち」と言うことで、鶏そばがイチオシなんでしょうが、客の多くは濃厚煮干しを選ばれてました。券売機のボタン位置からすると、それは3番手メニューなんですが、3番手が一番人気メニューらしく、東京人の煮干し好きがとてもうかがえるようです。しばらくすると配膳を受けましたが、なんとお盆に載って恭しさすら感じます。その麺顔はこんな感じ。

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 なんと!雅やかさと凶暴さがバランスしていることか!。お盆、器、盛り付け飾りつけは、かなりセンス良く纏まってる一方で、ベースに潜む濃厚煮干の色合いが・・・・まさしく濃厚煮干のセメントカラーそのものです。煮干エキスでやや緑がかっているところが、灰色緑と言う感じでして、「色彩辞典JIS」で調べて見たものの、それに相当する色合いが見つかりません。「darkolivegreen1#556b2f」が強いて言えば近い感じですが、もっと深く!少しクリーミィ?な色合い。私は市井の一般人ですが、JISに「darkniboshigreen」もしくは「niboshisementgreen」と言う色彩を定義登録していただきたいと、強く願う次第です。

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日本の269色―JIS規格「物体色の色名」 (小学館文庫)

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JISハンドブック〈61〉色彩

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 色合いはいったん脇に置いといて、味わい出します。レンゲでひと匙持ち上げると、意外と粘度は低く、さらっとした印象。口に運ぶとスーッと綺麗に広がるのは、煮干のビター感です。いわゆる「エグ味」と言われる煮干の内臓感の凝縮はそれほど感じられない。むしろ腸に旨味があると言うか、腸以外の旨味の凝縮されているような感じで、ビター感覚の奥には甘みすら覚える上質な仕上げです。これは正直唸ってしまった・・・もちろん旨さでね。

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 ニボニボ感とバランスとる?抑え込む?ような余計な塩気も少ないように思えるところが、こちらのスープの秀逸なるところと感じてますが、実際のところどうなんでしょうかねー。鶏そばを謳う店が、関東のニボラーを唸らせると言う構図も楽しからずやです。
 

 

 
 
<煮干の定理!濃厚ニボニボには、パツパツストレート麺が導き出される>
 
 もう「濃厚煮干」には「パツパツ麺」しかありえませんね。このパツパツとした低加水麺って、実は個人的には大好きな一方で、それぞれを区別できるようなコメントがしずらいんです(苦笑)。だから、博多麺なんて、印象がどの店に行ってもほとんど同じような印象でカブってしまう(笑)。なのでそこを踏まえてコメントすると・・・・。

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 汁系で標準的な直径の麺ですが、茹で上げ後の膨張が少ないタイプで、外カタな印象があります。表面にはヌメリはほとんどない感じですが、きめ細かい地肌のように見えて、煮干スープの目に見えない粒子が貼り付いて、微妙に緑がかった色合いにも見えてしまいます。一旦口に運ぶと滑りは良好ですすりやすい。ただ物腰がややハードなので、うち頬や喉越しには、多少際立ったシルエットを残すようです。
 
 低加水のパツパツ麺の楽しいところは、まず前歯の千切ですよね。ファーストインプレッションって何事も大切でして、意識を高めてまずは一口。クツクツっとしたハードな感覚がまず嬉しい。すするタイミングで煮干味一色の香りが鼻腔に充満している。その直後に麺を千切ると新しく香るのが、麺のグルテンから発する風味の鮮やかさです。ここで粉の良さとか質感とかが発揮されていることでしょう。
 
 次に奥歯へと運びます。セラミック化した臼歯でグニグニとプレスをかけて、横ヅレなどさせながら数回程度すりつぶすのです。ここでは残ったグルテンの香りよりも、煮干スープと混じり合った旨味が深く感じ取れます。本当に麺の旨味がここから感じ取れるわけで、風味の味わいから、甘みの味わいへと変化してゆくところですね。塩気が低いところに麺の甘みが加わるのですが、どちらも妙な添加物感が一切なく、ナチュラルに「嗚呼・・・旨し!」を膝を打つ瞬間ですよ。こうなったら、もう次に思うことはこれしかない!・・・・【和え玉】を追加することに決定。
 
 
 
<どうしてこんなに、何にでも似合うのか!レアチャーシューの存在感>
 
 低温調理方法が、巷に流布し出したのは10年少し前からでしょうかねー。本当にいまでは普通に見かけるようになりました。その昔、「麺屋一燈」さんでレアチャーシューを体験した時は震えました。いまでは、「松戸 とみ田」さんまで出すようになりましたんで、なんだか定番お墨付きってな感じですかね。

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 そんな感じであちこちでこのタイプを食ってきた次第ですが、それにつけてもココのチャーシューは美味い部類ですよ。肩ロース部位の赤身と脂身のバランスもよく、脂の甘みと赤身の淡い塩気のバランスがとてもナイス。これは正直言って煮干出汁に付けるより、脇に寄せてそのままを酒で流し込みたいです。大きさと厚さ、そして2枚投入ってところも心憎いです。850円が少し高いと思っていた迷いを、この肉にたどり着いた時点でようやく払拭できた気分で、大変満足できました。
 
 
 
<まるでの濃密な溶かしバターのような芳醇鶏油に煮干の甘み!和え玉嬉し!>
 
 前々から思っていたんですが、もしも・・・和え玉だけ食える店があったら、どうなんでしょう。どこの店でも200円。原価率低いだろうとは言え、粗利実額が小さいでしょうからねー。なんてことはさておいて、和え玉に集中すると、これも実にうまいです。

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 すでに混ざっておりますのですが、トッピング的に煮干粉がかかってるため、もう一度自らが混ぜ合わせます。これが一口目からかなりうまい。濃厚な溶かしバターにも匹敵するほどの旨味オイルの浸透がすごいことになってる。当然後追いで魚粉の香りと甘みが加わるのですが、香味の鶏油の色気がいい感じです。もうこれだけで、焼酎飲んで、晩酌晩飯が完成するのではと、思えてならない。無人島に持っていくとしたら、和え玉かもしれません。

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 総じてまして、「苦味の美しき後味とサラサラ感極まれりの煮干そば!」と言う思いついたままの感想まとめでゴメンちゃい!。正直言って、これだからラヲタをやめられないのだわ。憂さ晴らしで酒を仲間とあおるのもいいですが、いつもそう言うわけには行かない時は、好きなもの!うまいもの!で発散するしかないからねー。そんな感じで今回は非常に救ってくれてありがたかったですー。そんな感じで感謝を忘れないうちに、とっとと最後に詠ってまとめたいと思います。
 
 
   クヨクヨと
   憂さを抱える
   帰り道
 
 
   ニボニボ旨味で
   憂さを消し去り
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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