ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5944】中華そば みたか(東京・三鷹)油そば 細葱 半熟玉子 + 竹の子皿 + サッポロ赤星2本 〜細葱が形作る鮮やかな新緑!具材の素朴さ!立ち上る濃ゆいタレの香り!食欲が覚醒!

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新緑の季節!三鷹駅南口の喧騒を抜け地下へと続く階段の先に待つのは...時が止まったかのような郷愁と情熱!?

 

 

 爽やかな皐月の風が吹き抜ける週末。新緑が目に眩しいこの季節、私はいつものようにJR中央線の快速電車に揺られ、三鷹駅南口へ。再開発が進んだ現代的な街並みが広がっていますが、どこか懐かしい、落ち着いた空気感はこの街ならではの魅力です 。ペデストリアンデッキからロータリーを見下ろすと、行き交うバスの列が、今日という日が穏やかな休日であることを教えてくれます。
 

 
 へへへ・・・今回の目的は、三鷹のソウルフードとしてあまりにも有名な「中華そば みたか」 。三鷹の民には、常識なのですがこの店は、かつて多くのファンに惜しまれながら閉店した名店「江ぐち」の跡地に、その志を継ぐべく誕生した聖地 。駅前の最初の信号交差点、歴史を感じさせるビルの地下へと続く暗い階段。そこには、初めて訪れる者を一瞬たじろがせるような、しかし常連にとっては心地よい「結界」のようなオーラが漂っています 。
 

 
 地下1階の真正面に位置するその店構えは、まさに「大衆食文化財」と呼ぶにふさわしい趣を湛えています 。少し並んだあと、店内に誘導され入店すると、そこにはコの字型のカウンターを囲む、満面の笑顔のスタッフと、幸せそうに麺を啜る客たちの姿がありました 。この瞬間、私は自分が「帰ってきた」ことを確信します 。
 

 
 
 

<サッポロ赤星> 日本の麦酒史を体現する"赤星"。重厚な苦味とキレ!ノスタルジックな空間に溶け込む!

 
 席に着くなり、店主はボクの顔を確認すると、迷わずスタフに「赤星ぃ〜」と告げます 。サッポロラガービール、通称「赤星」。現存する日本最古のビールブランドであり、その赤い星のラベルは、昭和レトロを愛する者にとってのアイコンです 。みたかの空気感において、この赤星ほど相応しい飲み物は他にありません 。
 

 
 適度に冷えたグラスに、琥珀色の液体が注がれます。注ぎたての泡は細かく、麦の香りがふわりと鼻腔をくすぐります。一口含むと、どっしりとしたボディ感と、ホップの力強い苦味が喉を刺激し、その後には驚くほど軽やかな後味が追いかけてきます 。この「図太い苦味と柔らかい後味」のバランスこそが、赤星が時代を超えて愛される所以なのでしょう 。
 
 
 うへへ・・・今回も2本の赤星をいただくことにします。1本目は喉を潤すためのプロローグ!2本目はこれから供される拉麺をしっかり受け止めるための伴奏者です 。地下の薄暗い空間、ビル地下に響く音、そして隣の客との距離感。それらすべてが最高の肴となり、赤星の旨みを何倍にも膨らませてくれます 。
 

 
 
 

<メンマ皿> みたか流の呼び名"竹の子"、そのポリポリとした絶妙な歯応えに自家製味変アイテムが絶妙!

 

 

 赤星の最高の相棒として、まずは「竹の子皿」を注文します 。この店では、メンマではなく「竹の子」と呼ぶのが流儀です 。供された皿には、短冊状に美しく切り揃えられた竹の子が山のように盛られ、その上からたっぷりの薬味葱が降り注いでいます 。
 

 
 まずはそのまま一口。クニャッとしすぎず、かといって固すぎることもない、絶妙なポリポリ感が歯を喜ばせます 。味付けはいたってシンプルで、出汁の旨みがじわじわと染み出してくる、滋味深い味わいです 。しかし、ここからが「みたか」の真骨頂。卓上に置かれた自家製のにんにく醤油と、黒胡麻のコクが効いた自家製辣油をたっぷりと回し掛けます 。
 

 
 にんにくの強烈な香りと、辣油のピリッとした刺激が、竹の子の淡い甘みと合体し、口の中で爆発的な旨みへと進化します 。そこへすかさず赤星を流し込む。このループは、もはや抗うことのできない快楽です 。葱のザクザク感と竹の子のコリコリ感、そして魔法の醤油ダレが滲む旨さ……これぞ、三鷹の地下に眠る秘宝と言っても過言ではありません 。
 

 
 
 

<全体> 細葱が形作る鮮やかな新緑!具材の素朴さ!立ち上る濃ゆいタレの香り!食欲が覚醒!

 
 赤星と竹の子で十分に下地が整ったところで、本日のメインイベント、「油そば 細葱 半熟卵」の登場です。カウンター越しに手渡されたその丼を見て、私は思わず息を呑みます。
 

 
 そこには、皐月の新緑を映したかのような、鮮やかな細葱の山が築かれています。通常よりも細かく刻まれた葱が丼を覆い尽くし、その隙間から、ナルト、チャーシュー、そして竹の子という「トッピング三兄弟」が、誇らしげに顔を覗かせています 。さらに、店主の妙技によって仕上げられた半熟玉子が、中央で静かに、しかし確かな存在感を放っています 。
 

 
 丼の底に沈むのは、いつもの醤油タレに魔法の香味油を増量した、濃ゆい琥珀色のタレ。それは一般的な「油そば」のようなドロリとした重さはなく、どちらかと言えば「汁少なめのラーメン」といった風情を漂わせています 。湯気と共に立ち上る醤油の香ばしさと、ラードの甘やかな香りが鼻をくすぐり、食欲は瞬時に最高潮へと達します 。
 

 
 
 

<細葱> ほのぼのと山盛りに溢れる展開!野原に咲く花々のような華やかさ!

 

 

 細葱とは、葱の微塵切りに他ならないのですが、極々細かく切り刻まれた微塵状態の代物。葱微塵が溢れると多少ワイルドな雰囲気が生まれるところですが、とても細かいので、素朴さの中に上品さが生まれるよう。またフレッシュさ!瑞々しさ!の迫力が生まれるようでこれ好き!
 

 
 

<タレ> みたか命の醤油ダレ!香味油が魔法をかける!キレのある塩気と野菜のエキスが混ざり合う!



 

 さあ、いよいよ実食。まずは丼の底から麺を掬い上げ、タレを全体に馴染ませる「天地返し」を敢行します 。みたかの命とも言えるこの醤油ダレは、大衆的ながらも抜群のキレを誇ります 。野菜系ベーススープの旨みが凝縮されており、そこにサラサラとしたラードがコクを添えています 。
 

 
一口啜れば、濃口醤油の輪郭がくっきりと浮かび上がり、その後に追いかけてくる旨味オイルの余韻が心地よく残ります 。一般的な油そばのような「油っこさ」は微塵も感じさせず、むしろ素材の持ち味を最大限に引き出すためのブースターとしての役割を完璧に果たしています 。このタレこそが、どんな具材を合わせても「みたかの味」にしてしまうマジック・ストックなのです 。塩気がやや強めながら、尖ったところがなく、後を引くアミノ酸の波が、次の一口を強烈に誘います 。
 

 

 
 

<麺> 江ぐちの伝統を受け継ぐ和蕎麦を思わす独特の茶褐色ストレート麺!粉の香りと淡い甘み!

 
 そして、みたかの真骨頂である麺。灰褐色を帯びた、独特のストレート中細麺です 。見た目からして和蕎麦を彷彿とさせますが、その食感は唯一無二。低加水でパツパツとした歯切れの良さがありながら、噛みしめると「ぬつぬつ」とした力強い風味と、素朴な地粉の甘みが広がります 。
 

 
 油そばとして供されることで、麺は汁系よりもカッツリとした存在感を放ち、その風味がよりダイレクトに伝わってきます 。茹で釜から揚げられた熱々の麺がタレを吸い込むと、茶褐色の輝きを増し、より官能的な表情を見せます 。
 

 
 この麺は、三鷹という土地の記憶を刻んだ歴史の集積体でもあります 。地元の小麦を使用し、丹精込めて打たれた麺は、時間が経っても伸びにくく、最後までその風味を失うことがありません 。まさに、麺そのものが主役であることを証明する、みたかの誇りなのです 。
 

 

 
 

<ナルト・チャーシュー・竹の子>  馴染み具材の三兄弟!油そばの宇宙で新たな調和!名脇役たちが織りなす昭和の風情!

 
 具材たちも、いつも通りの安定したパフォーマンスを見せてくれます。まずは「ナルト」。その渦巻き模様は、昭和の中華そばには欠かせない視覚的アクセントであり、モチッとした食感がリズムを刻みます。
 

 
 そして「チャーシュー」。みたかのチャーシューは、脂身の少ない煮豚の切り落としスタイルで、一旦出汁で脂を抜くことで、さっぱりとした肉感を実現しています 。しかし、ひとたび濃厚なタレを吸い込むと、肉の旨みが一気に活性化し、噛むたびにジューシーな喜びが広がります 。
 

 
 さらに、ここでも「竹の子」が活躍します。ラーメンよりも多めに投入された竹の子は、麺の柔らかさと好対照をなし、ポリポリとした食感が飽きさせません 。これらの具材が、大量の細葱と混ざり合い、麺と一緒に口の中に飛び込んでくる様は、まさに大衆芸術の極致と言えるでしょう 。
 

 
 
 

<もやし> 空炒めの妙技で引き出された本来の淡い甘み!クタっても迸る野菜汁!優しく包み込む!

 
 特筆すべきは「もやし」の存在です。今日の盛りは、心なしかいつもより多めな 気がします。みたかの厨房では、もやしを丁寧に空炒めする作業が行われますが、これがもやしに魔法をかけます 。クタッとした絶妙な茹で加減ながら、噛めばもやし特有の淡い甘みがじゅわっと溢れ出します 。この「もやし汁」が、濃いめのタレと合わさることで、全体の角を丸め、円やかな味わいへと昇華させてくれるのです 。
 

 
 辣油やにんにく醤油を絡めたもやしは、それ自体が最高のおつまみにもなり、麺と一緒に食べることで、シャキッ、ザクッ、ぬつぬつといった、重層的なテクスチャーを楽しむことができます 。地味ながらも、みたかの油そばを支える、なくてはならない功労者です 。
 

 
 
 

<半熟玉子> ポーチドエッグの様な仕上りの卓越した技!とろりと溢れ出す黄金の黄身!麺に絡む!

 

 

 さて、いよいよ「半熟玉子」を崩す時が来ました。みたかの半熟玉子は、麺を茹でている大釜の中に生卵を直接落とし、ポーチドエッグのように即興で仕上げるという、非常に難易度の高い職人技で作られています 。その動作の見極めは、何度見ても惚れ惚れするほど鮮やかです 。
 

 
 箸でそっと割ると、中からとろりと黄金色の黄身が流れ出します。これを蕎麦ライクな麺にねっとりと絡め、さらににんにく醤油をひと垂らしして一気に啜ります 。卵黄の濃厚なコクが、醤油ダレの塩気を包み込み、驚くほどまろやかでリッチな味わいへと変貌します 。
 

 
 白身のぷるぷる感と、麺のざらついた肌、そして黄身の滑らかさ……これらが口の中で一体となる瞬間は、まさに法悦の極みです 。この玉子の仕上がり具合こそ、店主の客に対する深い愛情の証しと言えるでしょう 。
 

 

 
 

<味変> 自家製にんにく醤油・自家製辣油・酢が織りなす油そば後半戦の小さな革命!

 
 そして、この油そばの楽しいところは、途中から自分好みに表情を変えられるところです。まずは自家製にんにく醤油を少し垂らします。すると、濃ゆめの醤油ダレに、にんにくの香ばしいパンチが重なり、ぐっと男前な味わいへ変化します。続いて自家製辣油をひと回し。赤く艶めく油が細葱と麺に絡むと、じわりと辛味が立ち上がり、赤星をもう一口呼び戻すような刺激が生まれます。
 

 
 さらに油そばらしく、酢を少しだけ投入してみます。これがまた実に良いのです。濃いめのタレと香味油の重さがすっと整い、後味に軽やかな酸味が広がります。どこか武蔵野の油そば文化を思わせるような、少し懐かしく、少し学生街的で、でも「みたか」らしい昭和の渋みも残した味変です。にんにく醤油で押し、辣油で跳ね、酢で締める。この三段活用によって、最後まで箸が止まらない一杯へと仕上がってゆきます。
 

 
 
 

<スープ割り> 昆布と野菜のエキスが凝縮された黄金の出汁!残るタレと邂逅し至高のフィナーレを演出!

 
 麺をほとんど食べ終えた頃、残ったタレと具材を慈しみながら「スープ割りを」とお願いします 。みたかのスープ割りは、店主が大きな柄杓で、客が「ストップ」と言うまで熱々のスープを注いでくれるという、驚きのシステムです 。
 

 
「あ、そこで……」と言う直前に、こちらの心を見透かしたかのようにピタッと手が止まる阿吽の呼吸 。注がれたスープは、野菜と昆布の旨みが凝縮された、透き通った黄金色をしています 。これを一口啜ると、これまでの濃厚な油そばの世界から、一気に滋味深いラーメンの世界へとリセットされます 。
 

 
 割った後のスープを飲むと、改めてこの店のベーススープがいかに芳醇であるかに気付かされます 。野菜のエキス、特に葉野菜の優しい甘みが全身に染み渡り、五臓六腑が歓喜の声を上げます 。油そばからのスープ割り。この「一石二鳥」ならぬ「二度美味しい」体験こそ、みたかを愛してやまない理由の一つなのです 。
 

 
 
 

総じまして...「みたか」という場所は、単なる飲食店を超え三鷹の街に根ざした「心の居場所」!

 
 今日という日を振り返れば、それは単なるラーメン探訪ではなく、三鷹の歴史と文化に触れる巡礼のような時間でした 。2026年の今も変わらず、地下1階で温かく客を迎え入れる「中華そば みたか」。そこには、先代から受け継いだ味だけでなく、人を思いやる「ホスピタリティの固まり」がありました 。
 
 赤星に酔い、竹の子に歓喜し、油そばという芸術を堪能する。そして最後は優しいスープで締める。この一連の儀式を終えた時、心の中には何とも言えない安堵感と幸福感が満ち溢れています 。まさに「いつもここに帰ってくる麺」……みたかは、私の人生において欠かすことのできない、大切なピースなのです 。店を出て、再び階段を上り、五月の明るい日差しの中へ。三鷹の街並みはいつも通り賑やかですが、お腹も心も満たされた今の私には、世界が少しだけ輝いて見えます。素晴らしい一杯を、そしてかけがえのない時間を、本当にありがとうございました。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと詠って、いつものように締めたいと思います!
 
 

 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!

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