ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5933】らーめん 高尾(東京・荻窪)らーめん わかめ + メンマ皿 + 青菜皿 + サッポロ赤星2本 〜五臓六腑に染み渡る優しくも深いコク!野菜の甘みと豚の旨味!そして後味に忍ぶ生姜!

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世間は大型連休の足音に浮き足立つ4月下旬!喧騒を離れ荻窪南口の路地で手にした自由という名の代休日!

 
 春の陽光が、荻窪南口の「仲通り商店街」を優しく照らす。カレンダーを眺めれば、これまで体験したことない、5月の大型連休には仕事の予定がびっしり。世間がバケーションに胸を躍らせる中、私は一足早く、そして少しばかり贅沢に「代休」という果実を味わうことに決めます。
 

 
 重いノートパソコンを自宅に置き去りにして、心身ともに軽やかになった私が向かったのは、荻窪の路地裏に静かに佇む「らーめん 高尾」。あの名店「江ぐち」や「みたか」の流れを汲むという、ノスタルジックな風情を纏った一軒です。
 

 
 ミントグリーンの庇(ひさし)が、青空に溶け込むように見えたのは、きっと私の心が解放されていたからでしょう。今日は誰に急かされることもありません。ただ、旨い酒と、旨い麺に向き合う。そんな叙情的な午後が始まろうとしていました。
 

 

 
 

<サッポロ赤星> 冷えたグラスに注がれる琥珀色の液体!赤星が喉を通り抜ける瞬間に仕事の澱が消る!

 
 暖簾を潜り、カウンターに腰を下ろして、まず注文したのは「サッポロラガー」。通称「赤星」です。しかも今日は一本では終わりません。心ゆくまで楽しもうと、最初から二本を視野に入れた「飲み食い三昧」の構えです。
 

 

 目の前に差し出された瓶は、氷水でしっかりと冷やされており、表面には微かな結露が。それを、これまたキンキンに冷えたグラスにトクトクと注ぎます。きめ細やかな白い泡が立ち上がり、琥珀色の液体が躍動する。
 

 

 一口、一気に喉へ。「クゥッ……!」思わず声が漏れました。熱処理ビールならではのドッシリとした厚みのある苦味、そして潔いまでのキレ。これが、これから始まる「高尾劇場」の最高の幕開けです。代休の昼下がり、この一口のために一週間頑張ってきたのだと、自分を盛大に甘やかす瞬間。赤星の赤い星が、勝利の勲章のように見えてきます。
 

 
 
 

<メンマ皿> 辣油をひと回ししたメンマの歯ごたえ!これぞらーめんを待つ間の最高儀式!

 
 赤星の相棒として指名したのは、まずは「メンマ皿」。運ばれてきたそれには、刻みネギがこんもりと盛られています。まずはそのまま一口。あっさりとした味付けながら、噛み締めるほどに醤油の風味とメンマ本来の香りが鼻を抜けます。適度な反発を残したコリコリとした食感が、咀嚼する喜びを教えてくれます。
 

 
 ここに卓上の辣油を回しかければ、一気に表情が変わり、おつまみとしてのポテンシャルが最高潮に達します。
 

 
 

<青菜皿> こちらは打って変わって瑞々しい鮮やかな緑!シャキシャキとした食感を残すお浸し!

 
 出汁をしっかりと吸い込んだおひたしのような上品さがあります。赤星の重厚な苦味を、この青菜が優しくリセットしてくれる。この「茶(メンマ)」と「緑(青菜)」の往復運動こそ、高尾における酒飲みの作法と言えるでしょう。
 

 
 
 

<全体> 昭和の記憶を呼び覚ますが如しの正しい麺顔!わかめの深い緑が醤油出汁の海に根ざす!

 
 さあ、いよいよ主役の登場です。「お待たせしました」の声とともに置かれた一杯は、まさに「質実剛健」という言葉が相応しい佇まいでした。透明感のある琥珀色の醤油スープの中に、泳ぐように鎮座する中細の麺。その上を彩るのは、鮮やかなピンクの渦を巻くナルト、艶やかなメンマ、控えめに添えられたチャーシュー。そして、何より目を引くのが、丼の左側を大胆に占拠する「わかめ」です。
 

 
 瑞々しい深緑色のわかめが、スープの熱を帯びてキラキラと輝いています。派手さはありません。しかし、ここには流行に流されない「らーめん」としての矜持があります。器から立ち昇る、醤油と出汁の香ばしい湯気が、私の顔を優しく包み込みます。この瞬間、視覚と嗅覚は完全にノックアウトされました。
 

 
 
 

<出汁> 五臓六腑に染み渡る優しくも深いコク!野菜の甘みと豚の旨味!そして後味に忍ぶ生姜!

 
 レンゲを差し入れ、まずはスープを一口。……あぁ、これです。求めていたのは。一口目は、非常にあっさりとした口当たりです。尖った塩気はなく、丸みのある醤油の香りが広がります。ベースにあるのは、野菜や昆布の穏やかな甘み、そして豚のエキスが支える確かな厚み。しかし、重たさは微塵もありません。後味に、微かに、本当に微かに感じる生姜のニュアンス。これが全体をキリリと引き締め、飽きさせることなく次の一口を誘います。
 

 
現代の濃厚なスープも魅力的ですが、こうした「毎日食べられる、そして毎日食べたくなる」出汁の凄みには、脱帽するしかありません。体中の細胞が、この清らかなスープを歓迎しているのが分かります。まさに「癒やし」のしずく。飲み干してしまいたい欲求を抑えるのが大変です。
 

 
 
 

<麺> 独特の茶褐色を帯びたクッシリする力強い食感!出汁を吸い込み蕎麦にも似た自家製麺!

 
 続いて、麺を引き上げます。高尾の麺は、一目でそれと分かる独特の表情を持っています。少し茶褐色がかった、蕎麦を彷彿とさせる色合い。ズズッと啜り上げれば、その食感に驚かされます。見た目の繊細さとは裏腹に、驚くほど「クッシリ」とした歯ごたえがあるのです。
 

 
 熱いスープの中にありながら、最後まで熱ダレせず、奥歯で潰すと「グニッ」と弾け、その瞬間に小麦の素朴な甘みが口いっぱいに広がります。この麺、スープを吸い込む力が非常に高い。啜るたびに、麺の風味と醤油のコクが一体となって喉を駆け抜けていきます。自家製麺ならではの、不揃いなウェーブが唇を心地よく刺激する。噛むほどに味わい深く、まるで良質な全粒粉蕎麦を食べているかのような、知的な喜びさえ感じさせてくれます。
 

 
 
 

<ナルト・チャーシュー・メンマ> ナルトが添える彩り!ホロリと解ける幸せ煮豚!脇役たちが演じる完璧なハーモニー!

 
 丼の中の「役者」たちも、実に良い仕事をしています。中心に据えられたナルト。このピンクの渦巻きがあるだけで、どうしてこれほどまでに安心するのでしょうか。モチモチとした食感が、醤油スープの塩気と対比を成し、箸休めとして最高です。
 

 
 そしてチャーシュー。煮豚タイプの豚バラ肉ですが、これがまた絶妙です。厚すぎず薄すぎず、口に運べばホロリと繊維が解けていきます。脂身の甘みが、あっさりとしたスープに一時的なパンチを加え、満足度を底上げしてくれる。
 

 
 一方、メンマも、スープに浸ることでお皿の時とはまた違う表情を見せます。出汁をたっぷりと含んだメンマは、よりジューシーになり、麺と一緒に啜ることで食感のアクセントとして輝きを放ちます。
 

 
 
 

<わかめ> 磯の香りが醤油の海に新たな奥行き!肉厚な食感と喉越しがこの一杯を完成へ導く!

 
 特筆すべきは、やはり「わかめ」です。らーめんのトッピングとしてのわかめは、時に軽視されがちですが、高尾のわかめは主役を張れる存在感があります。非常に肉厚で、ピンと角が立っているかのような瑞々しさ。スープの熱でクタクタになることはなく、最後までそのコリッとした小気味よい食感を保ちます。
 

 
 わかめから溶け出す仄かな磯の香りが、スープに奥行きを与え、動物系の出汁に海の恵みが加わります。麺と一緒に頬張れば、麺の「クッシリ」とわかめの「コリコリ」が混ざり合い、口の中が賑やかになります。このトッピングを選択した自分を褒めてやりたい。醤油、麺、そしてわかめ。この三位一体が、高尾の真骨頂なのかもしれません。
 

 
 
 

総じまして・・・「まさに心洗われる一杯!忘れかけていた食の原風景!明日への活力を与えてくれる優しさ!」

 
 最後の一滴までスープを飲み干したい衝動と戦いながら、最後の一口を名残惜しく飲み込みます。気がつけば、あれほど賑やかだった私の心の中の「仕事の雑念」は、綺麗さっぱり消え去っていました。
 
「らーめん 高尾」が提供するのは、単なる空腹を満たす食事ではありません。それは、忙しない日常の中で摩耗した心を修復し、再び地面を力強く踏みしめるための「儀式」のようなものです。派手な演出も、奇をてらった味付けもいらない。ただ、真っ当な素材と真摯な手仕事があれば、人はこれほどまでに満たされるのです。荻窪の路地裏、代休の午後。二本の赤星と、最高の一杯。これ以上の贅沢が、果たしてこの世にあるでしょうか。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと詠って、いつものように締めたいと思います!
 
 

 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!

らーめん 高尾

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