
春真っ盛りとは思えない強い日差し!今年都内初の夏日!陽気に誘われ冷やし中華!

荻窪駅南口を出て線路沿いの商店街を歩く。今は本当に4月なのか?と思うほどの陽射しが降り注ぐ。じりじりと肌が熱される中、「冷たい麺で喉の渇きを癒したい」と思わず足が「らーめん高尾」に向かいます。

ほどなく鮮やかな緑色の暖簾が見え、その昭和レトロな佇まいに胸が躍ります。知る人ぞ知る、三鷹「みたか」で修業を積んだ店主が独立開業。味の系譜は伝説の「中華そば江ぐち」をネオクラシカル風に感じます。店に入ると温かな木のカウンターに照明が灯り、落ち着いた雰囲気に包まれます。

<サッポロ赤星> まず喉を潤す! 席に着くとキンキンに冷えたフロストグラス!黄金色のサッポロ赤星!



グラスに注ぎ落とされるビールはきめ細かい泡を立てて静かに満ちていき、注ぎ終えると泡がキラキラと縁に残って涼しさを演出。一口含むと、赤星特有のしっかりした苦味と奥に広がる麦芽の甘みが体中に染み渡り、灼熱の渇きをたちまち癒してくれます。















店内には先客のグループもおり、皆それぞれビールとおつまみを楽しんでいました。私の横にいた常連風の方は、メンマをつまみに赤星を傾け、〆にワンタンを注文していて、よく通っいる三鷹「みたか」で見た風景そのものです。グラスを重ねて乾杯しながら周囲を見ると、この時期の店ならではの賑わいと昭和の趣が絶妙に調和していることを感じました。

<メンマ皿> 赤星が進む箸休めの一皿!小皿に刻み葱を載せて盛られた細切スタイル!ほんのり温か!

口に入れると繊維に沿って『フニャコリ』とした柔らかい食感があり、噛むと発酵のほのかな香りと優しい甘みがじわりと広がりました。

一切れつまむたびにビールがもう一口欲しくなり、箸が止まらなくなります。卓上の黒胡椒を軽く振りかけると、スパイシーな辛みが全体を引き締め、メンマの味わいがまた違った表情を見せました。味付けは濃すぎず、ビールにぴったりのちょうどいい塩梅です。


<ワンタン皿> 冷たいワンタンの艶に見惚れる!氷水で締められたワンタン!透明感を増した光沢がさす!

美しく光っています。鼻先に近づけると酢醤油の爽やかな香りがふわりと立ち上り、見た目の涼しさと相まって期待が高まります。



箸でひとつ取り上げると、冷たくキュッと締まった皮が滑らかな口当たり。かじるとぷるんとした弾力があり、心地よい歯ごたえです。中の餡はシンプルですが、皮と酢醤油が織りなす涼味が格別で、まさに氷の芸術品のような美しさと風味でした。



<青菜皿> 山盛りほうれん草のお浸しで箸休め!見た目にも春の深緑が鮮やか!

茎のシャキッとした瑞々しさと、葉のしっとりした柔らかさが程よい茹で加減で、噛むとほうれん草本来の甘みと優しい香りがふわりと口に広がりました。


味付けは極力薄めで、醤油ダレがほうれん草の味を引き立てる程度。冷えたビールでほてった口を、この青菜がすーっとリセットしてくれます。これだけたっぷりあっても軽やかにいただける、爽やかな名脇役でした。

<全体> 昭和ノスタルジーを感じる丼顔!深い琥珀色に光る酢醤油ダレの中にストレート麺が整う!

中央にはピンクなるとと厚切りの豚バラチャーシューが一枚ずつ置かれ、なるとの渦巻模様が食欲をそそります。丼の脇には千切りきゅうりと白髪ネギ、山盛りメンマから掬った細切りメンマが彩りを添えています。

冷し中華といえば定番の「錦糸卵」や「紅生姜」はありませんが、それがかえって潔い味わいを予感させる伝統の風格を醸し出しています。どこか懐かしい昭和の空気をまといつつ、見た目からして涼やかで心地よい一杯です。

<タレ&麺> 昔ながらの酢醤油ダレと香り高い細麺!酢醤油ベースのタレは昔ながらの素朴なレシピ!

まず酸味がキリッと立ち上がり、あとからまろやかな甘みが追いかけます。隠し味にほんの少量の生姜が添えられていて、最後まで飲み込んだときにやさしく香りました。麺は自家製の茶褐色細麺で、まさに蕎麦を連想させる独特の風味があります。

冷水でしっかり締めてあるのでコシが強く、噛むと「クシクシッ」と心地よい歯切れが楽しめます。麺肌のザラつきがタレをよく絡め、口に運ぶごとに酢醤油の酸味と小麦の香りが渾然一体となって広がりました。

なるほど、ただでさえ美味しい麺が冷水で締められることでさらに味わい深くなったようです。最後までしっかりとした麺の存在感とタレの爽快感を堪能できる仕上がり。

<なると&チャーシュー> 愛嬌のなると!ノスタルジックなチャーシュー! 麺顔の中央で愛嬌を振りまく!

丸いピンクのなるとは、この一枚だけでラーメンの顔を正統派にしてくれる存在感です。なるとの渦巻模様にはどこか懐かしさがあり、思わずくすりと微笑んでしまいます。その横に鎮座する豚バラの煮豚チャーシューは、脂身と赤身が見事に層を作り、箸で持つとほどけそうな柔らかさです。

口に含めば脂身は甘く溶け、赤身はしっかりとした旨味を放ちます。濃すぎない醤油ダレが染み込んで香ばしく、スープの輪郭を邪魔しない名脇役でした。なるととチャーシュー、どちらも昭和の定番具材ですが、新店らしい丁寧な味わいで安心して食べられる組み合わせです。

<わかめ> 肉厚フレッシュな磯旨味!見た目にも厚みがあり食欲をそそる!歯ごたえに磯香り広がる!


「海を食べている」ような気分になりました。味付けは最小限で素材の味が生きており、ほんのり感じる塩気がわかめの甘みを引き立てます。噛みしめるほどにじゅわっと出る海の旨味は、冷たいビールとの相性も抜群です。ボリュームたっぷりに盛られていても軽快に箸が進む、心地よい海の恵みの皿でした。

<メンマ> メンマ皿のものとは別物??冷し中華に重ねたメンマも味のアクセント!

こちらのメンマ皿のものとは別に、丼の麺の上にも適量がトッピングされています。冷たいタレを吸ってしっとりしたメンマは、噛むと適度なコリコリ感があり、麺と一緒に『コリッ、プツッ』という食感のリズムを生み出します。その素朴な旨味が口中にじんわりと広がり、食べ進むほどに食感の変化が楽しい一工夫でした。タレの風味を損なわない優しい味付けで、冷し中華全体を調和させる名脇役です。

総じまして・・・「酸味の効いたタレと香り高い細麺!具材一つひとつのコンビネーション!どれも期待以上」

まるで、家族と過ごす団欒の夕食のような幸福感に包まれ、最後の一滴まで味わい尽くすことができました。店を出る頃にはすっかり暑さと疲れを忘れ、贅沢な時間に満たされた心地です。正直、これほど完成度の高い冷し中華に出会えるとは思いませんでした。自分へのご褒美として、いつか家族を連れてぜひ再訪したいと思います。こんなに暑さを吹き飛ばしてくれる贅沢な一杯は滅多にないでしょう。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと詠って、いつものように締めたいと思います!。

お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!




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