
のどかな春の日差しの中、油そば発祥の店への期待に胸を弾ませる!

春の陽気が体を優しく包む三連休の中日、東京・武蔵野市の武蔵境駅界隈を歩いていると、どこか懐かしい佇まいの「珍々亭」の暖簾が目に飛び込んできました。駅から少し入った住宅街にあるその店先には、想像以上の長い行列ができています。

知る人ぞ知る「油そば発祥の店」。その文言も歴史の重みを感じさせます。まるで名所に並んでいるかのような高揚感で胸が高鳴り、待っている間に並びのお客さんとの世間話も楽しみになりました。偶然、隣に並んだ常連風のお兄さんと油そばについて軽く話したところで、期待感はさらに膨らみます。厨房からは賑やかな声と焦がし醤油の香りが漂い、店に入る前から既に食欲がそそられていました。

<キリンラガー大瓶> 満たされていく喉と高まる期待感!ビール大瓶がもたらす幸せなスタート!



店内に通され、まずお願いしたのがキリンラガービールの大瓶。特製の冷えたグラスに注がれたビールの泡立ちはとてもきめ細かく、ひと口含むと爽やかな香りと後から続くしっかりしたコクが広がりました。乾いた喉元にビールが流れ落ちていくと、これまでの疲れが一瞬で吹き飛び、満たされる幸福感に包まれます。







カウンターにはほぼ満席の客が並び、隣席の常連さんも「大瓶ビールは飲みごたえある」と顔に書いてあるような笑顔が見受けられます。ビールを飲むごとに心がほぐれ、期待はさらに高まっていきます。座った瞬間から湧いていたワクワク感が、冷えたビールでますますパワーアップしたようです。



<全体> ノスタルジックなオーラ!丼に華やぐ彩り!どっしりと構えた油そば発祥原点の魅力!


ビールを飲み干す頃合いに運ばれてきた油そばは、まずその「威風堂々たる素朴さ」に目を奪われました。使い込まれた青磁色の深い丼には麺が山盛りに盛られ、その表面からは濃口醤油の香ばしい湯気が立ち昇っています。麺の頂上には桜色のなると巻が満開の花のように円形に飾られ、その鮮やかな色彩が一瞬にして丼全体を春めかせていました。

中央には絹のように艶やかな生卵の黄身が鎮座し、厚切りの豚ロースチャーシューがどっしりと添えられています。昔ながらの短冊形メンマも彩りを添え、全体の色合いは古典的ながら、なるとのピンクと卵の金色が遊び心を加えています。丼の縁まで麺が盛られた迫力あるビジュアルは圧巻で、この瞬間だけで既に胃袋をわしづかみにされそうでした。インスタ映えする華やかさとともに、古風な「王道中華スタイル」の安心感が見事に両立した、素敵な麺顔でした。

<タレ・麺> 懐かしさを感じる濃口醤油ダレ!ツルツルもちもち中太麺の絶妙な絡み!食べ応えあり!

さっそく箸で麺を下からぐっと持ち上げ、濃厚な醤油ダレをしっかり絡めて口に運びます。麺は薄い黄色がかったツルツル・もちもちの中太ストレートで、多加水特有の弾力が印象的です。噛むと強いコシがじわりと広がり、小麦の甘みとともにほおばる楽しさがあります。タレは見た目通り香ばしい濃口醤油味で、一口目から甘辛い旨味が押し寄せました。ただししょっぱさは程よく抑えられており、まろやかな味わいです。じんわりと後を追う深い旨味に加え、ふんわりした脂のコクを感じながらも重くなく、つい箸が進みます。

麺一本一本にタレが絡んでおり、持ち上げるとぽたりとタレが垂れるほど。麺の地肌にタレが染みわたり、口に含むと甘じょっぱい風味が口中に広がる絶妙さです。噛み締めるとしっかりした弾力とともにタレの味が溶け出し、まるでお袋の味のような懐かしさすら感じました。途中で生卵を崩して絡めると、黄身のまろやかさが加わって味わいが一気に丸くなり、さらにリッチな旨味に変貌しました。麺とタレの絶妙なハーモニーで、最後の一口まで飽きることなく食べ進められました。


<チャーシュー> 厚切りの豚ロースチャーシュー!見た目とは裏腹に噛むほどに肉汁が滲み出す柔らかさ!

チャーシューは厚切りの豚ロースがどっしりと一本。見るからにしっかりしたボリュームがありますが、外側の余分な脂はきれいに落とされています。箸で持ち上げて一口噛むと、外側の甘辛い醤油ダレがジュワッと滲み出し、赤身はサクッとホロリと崩れます。分厚い肉なのに驚くほどサクサクと歯切れがよく、噛むほどに豚肉本来の旨味と優しい甘みがじわじわと広がっていきました。


脂っぽさは皆無で、タレの香ばしさが肉のうま味を引き立てる絶妙なバランスです。麺と一緒に頬張ると、麺についたタレとチャーシューの肉汁が絡み合い、一口ごとに食べ応えと満足感がぐっと増します。一枚で十分な満腹感が得られるほどの量と厚みがあり、それでいて最後まで重くならない抜群の完成度。厚切りなのに驚くほどソフトで、チャーシューならではの喜びを存分に味わえました。

<なると> 周囲に並び花冠を演出!春らしさを添えるなるとの華やかな彩りと控えめな甘味!


彩りの主役ともいえるなるとは鮮やかな桜色で、丼の周囲をぐるりと華やかに飾っていました。魚肉を多く使ったなるとは味自体は淡白ですが、タレや麺と絡めるとしっとりとした甘みが引き立ちます。なるとが麺とともに口に入ると、ふんわりした食感に魚のコクがふわりと香り、タレの甘辛さと合わさって優しい味わいに。

麺にもタレにもよくなじんでいるので、味の一体感がまるで増したようです。見た目は花輪のように華やかで、箸休めとして食べると味に変化を与えてくれる大事な存在でした。噛むたびにやさしい甘さが口に広がり、油そば全体に飽きのこないアクセントを加えてくれます。春らしい彩りは目にも楽しく、なると一枚で気分がパッと華やいでしまうほどでした。

<メンマ> 昔ながらの短冊形メンマは柔らかでコリコリ優しい出汁の香り

メンマは幅広で昔ながらの短冊形。色は淡い琥珀色で、噛むとふにゃりと歯がほどけるような独特の食感です。しっかり煮込まれているためコリッというよりふわりとした柔らかさがあり、口に入れると筍の土っぽい香りと醤油の甘さがじんわり広がります。味付けは優しく出汁感がよく効いており、咀嚼するたびに素朴な旨味が口の中に残りました。

全体的にはあまり強い主張はありませんが、この素朴なメンマがあるからこそ濃厚な油そばが最後までバランスよく食べられると感じます。ビールのお供にもぴったりで、濃い味の合間に食べると舌がリフレッシュされます。昔ながらの安心感ある味わいは、丁寧に作り込まれているのが伝わる逸品です。

<生玉子> とろける黄身が麺に絡む瞬間、濃厚さとまろやかさが口いっぱいに広がる!

脇に添えられた生卵は、まるで麺の花を彩る金色の宝石のようです。箸先でそっと殻を破ると、ぶわっと濃厚な黄身が麺に流れ出してきました。その瞬間から麺はまるでクリームソースに包まれたようになり、醤油ダレの鋭い味わいが一転してまろやかに変化します。

一本一本の麺に黄身が絡み、滑らかで深いコクが口中に広がる幸福感がたまりません。卵白も混ざることで舌触りがより滑らかになり、黄身と醤油が一体となってまるで味のベールを纏ったような口当たりに。油そばの全体感が一気にリッチになり、これまでとは別物の料理を食べているかのような驚きを感じました。

最後まで飽きることなく、濃厚でありながらも後味は意外とマイルドで、麺の旨味を最後まで引き立てる素晴らしい味変です。こんなに卵で味わいが変わるなら、最初から入れてほしい!と思わず頷いてしまうおいしさでした。

<味変> 定番のラー油とお酢!更に胡椒で自分好みに変化を楽しむ!

油そばの醍醐味とも言える味変タイムです。まず卓上のお酢を数滴たらすと、甘辛い醤油ダレに爽やかな酸味が加わり、一気に味がシャープに引き締まりました。麺がさらに滑らかに滑り、お酢のさっぱりとした香りが鼻を抜けて、食べるたびにフレッシュ感が感じられます。

続いてラー油を一回し。真っ赤な辛味が加わって、一気にピリリと刺激的になりました。むせ返る辛さではなく、じわっと舌を刺激する心地よい辛さが後を引き、食べ進むペースが自然と加速します。

最後に黒胡椒を振りかけると、スパイシーな香りが大人の風味を演出しました。これら三種を加えると味はまさに別物。まるで違う料理を食べているかのような新鮮さで、最後の一口まで飽きることはありませんでした。食べ進むごとに表情を変える味わいに思わず笑みがこぼれ、完璧な〆を飾る三段変化に大満足です。


<スープ> 別売りの醤油スープの熱々さとさっぱりとした味わい!最後は丼に流し込み汁系へ変化!

油そばと合わせて注文した別売りの醤油スープもこの店の名物です。澄んだ琥珀色のスープは熱々で湯気が立ち、レンゲでひと口すすると豚と鶏の出汁に生姜のほのかな辛みと野菜の甘みがバランスよく溶け込んでいることが分かります。


キリリと効いた醤油カエシと生姜の風味が後味を引き締め、身体の芯からじんわり温まる優しい味わいでした。当初は箸休め程度に考えていたものの、やはり〆にスープを麺に回しかけない手はありません。残った麺にスープを注ぐと一瞬で「汁そば」に早変わり。

温かいスープが麺に絡んで濃厚さが抑えられ、別の料理を食べているような心地になりました。豚の深い旨味と生姜の爽快感が、油そばの濃厚さをまろやかに洗い流してくれます。このスープがあるおかげで最後まで飽きることなく楽しめ、お腹も心も温まって大満足で箸を置きました。


総じまして・・・「珍々亭の油そばは、飾り気なくも確かな旨みが詰まった一杯!さすが元祖!」

麺・タレ・具材のそれぞれが素朴な中にも完成度高く調和し、一口ごとに「これぞ王道油そば」と思える安心感があります。なるとの春らしい彩りや厚切りチャーシューの食べ応え、やさしいメンマ、そしてキンキンに冷えたビール……どれも期待を裏切らない安定感で、老舗の風格を存分に感じました。特に「油そば発祥の店」というだけあり、まさに歴史と伝統の味。この春の休日に味わえた油そばは、どこか心がほっこりするノスタルジックな魅力があり、また食べたくなる魔力に満ちていました。行列に並ぶ価値を十分に実感できる満足度で、また家族を連れて再訪したいと確信しました。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと詠って、いつものように締めたいと思います!。

お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!

![[冷蔵]マルちゃん まぜラボ 珍々亭 油そば 2人前×6袋 |濃厚醤油だれ ラー油酢で味変可能 [冷蔵]マルちゃん まぜラボ 珍々亭 油そば 2人前×6袋 |濃厚醤油だれ ラー油酢で味変可能](https://m.media-amazon.com/images/I/41mmazfls5L._SL500_.jpg)
